文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2008.9.28

2008/09/30

昨日とは違ってまだ気力が残っている。
それがいつまで続くかわからないが、
とりあえずやらなければならない。
探せば言葉が頭のどこかに詰まっているはずだ。
そういうわけで誰かの気力が
何かをもたらそうとしている。
何かをつかんでいるような感覚で考えている。
君に何を語らせようとしているのではなく、
言葉を記している誰かが
自ら記しつつある文章に語らせる。
何でもかまわないから
とりあえず中身のあることを語ってほしい。
わけがわからないではつまらない。
しかしなりふり構わないのも考えものだ。
神は何を救うつもりもなかったらしい。
結果的に何が合意されることもなかった。
それは二日後のことだろう。
誰かは出来事に遅れて言葉を記している。
先取りしているわけではない。
それでも誰かの利益が守られているのだろう。
損得勘定だけで物事を理解しようとするのは
虚しいことだが、
利益がないよりはあった方がマシだろうから、
それはそれで避けられないことだ。
君はその結果を真摯に受け止めなければならない。
勘だけではまともな結果を得られないことを
思い知らされる。
だがそれが本当だとは思えない。
ならば何の理由もなく、
またいつもの嘘に逆戻りだ。
何かが性急すぎる。
話になっていない。
話にならない方がマシだ。
言葉によって状況を否定してみせるのは
わざとらしい。
それは何かの結果に沿った結論だ。
聴いている音楽が邪魔になる。
気に障るらしい。
冗談の続きがどこかで演じられている。
君のことではない。
テレビ画面の向こう側で何かが演じられている。
そういう付け足しは蛇足だ。
邪魔な言葉がどこまでも連なっているようだ。
気に入らないのはそういうことだ。
だから何とかそこから抜け出ようとしている。
面倒くさがってばかりいてはだめなのだろう。
本当にその通りのことを語っている。
鼻が曲がりそうだ。
意味不明な嘘をついている。
この世界からはじき出されようとしているのは君だ。
他に何を断言しているわけでもない。
勝手な妄想に取り込まれている。
まだそこから引き返すことはできる。
それがその時点での選択肢のひとつだ。
疑念を抱いている暇があったら
言葉の連なりを前進させてほしいが、
なかなかそこから先へ進めない。
君はつまらない現状に飽き飽きしている。
前からそうなのだろうから、
今さらそんなことを述べるには及ばない。
だが他に何を述べたらいいのかわからない。
しかしそれで精神が高揚するはずがない。
では何か事件が起こる兆しでも感じているのだろうか。
そういう話の運びは不自然だ。
何か苦し紛れのような印象がする。
誰かがこの世界で現実に起こっている
現象や事件について述べようとするが、
それが文章を構成する上で悩ましいところだ。
興味を抱けない。
興味のないことについて語るのは苦痛だ。
たぶんそういうことではないのだろう。
そう思いたい。
今はそれでもかまわないとも思いたい。
どうでもいいことだ。
驚くような出来事に巡り会えない。
些細なことに無理して驚くことはない。
何も感じないふりをしているだけだ。
本当は内心動揺していて、
それを悟られないように、
必死に平静を装っている。
そんな嘘をついても虚しいだけだ。
君はどこから生還を果たしたとも思えない。
気づいていないだけかもしれない。
努力の甲斐があって
そういう成り行きに巻き込まれていることに気づかない。
気づかなくてもかまわないのだ。
無理に気づいたふりをする必要はない。
気づかないまま死んでいってもかまわない。
そこまでいかないにしても、
何となく無意識のうちに
気づかぬように振る舞っているのかもしれない。
実際何に気づけばいいのかわからない。
話の内容が見当たらないことには気づいているはずだ。
当てのない旅路に何を想うわけもない。
過去は振り返らない主義なら楽しそうだ。
君が恐れている事態がそこで起こるはずがない。
そう思っていれば驚く機会に巡り会えるだろう。
思いもしなかったところに窮地に陥る。
四面楚歌を聴いてみたくなった。
不意に何かを思いついたらしい。
君に求められているのは
画期的な発明をもたらすことではない。
物語の登場人物として振る舞うこともできずに、
自暴自棄になることでもなく、
この世界から遠ざかることでもない。
だが何もできないわけではない。
言葉を連ねることに飽きている。
わかっているのはそういうことだ。
それ以外は何もない。
誰かがそこで自滅しているわけだ。
どこまでも自滅し続ける。
だが何をもって自滅と見なすのかわからない。
衰えていることは確かなようだが、
それでもまだ何か述べているはずだ。
何も述べられずに沈黙してしまった時が、
真の意味でくたばってしまったことになるだろう。
それまでは
まだかろうじて息をしていることになるらしい。
まだ完全には死んでいないのだ。
しかしそんな状況に陥ってしまったことを
後悔しているわけではない。
すでに目的を果たしてしまったはずだ。
君が知らないうちに
何かを達成してしまったわけだ。
達成されないことをしているわけではない。
やることがなくなってしまっただけかもしれない。
なぜかそう思われてしまう今日この頃だ。
そんな嘘をついてみても
虚しいだけかもしれないが、
何となく今はそんな気分でいられるらしい。
この世界では君に課せられた使命など何もない。
フィクションの中にも
行動すべき内容が書き込まれていないようだ。
だからこれからどうしたらいいわけでもない。

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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