文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2008.9.15

2008/09/15

そして今日になる。
別に今日を目指していたわけではないが、
とりあえず昨日の時間帯から
抜け出ることができたような気がしている。
だが今日になってもいい加減なことを述べている。
たぶん明日になってもそのままであり、
中身のあることは何も語ることがない。
わざとそうしているのではなく、
そうなるしかないのだろう。
ひたすら怠惰な試みが持続しているようだ。
そういう成り行きになっている。
それについては何の幻想も抱けず、
ただ言葉を記しているだけのことに
どんな感慨も抱けない。
そしてそんな成り行きの中で何を思うこともない。
誰かはそれを惰性で続けたいらしい。
それではだめなことはわかっていて、
機会を捉えては
そこから遠ざかろうとしているわけだが、
気がつけば元の木阿弥のように戻ってきている。
できることならそれとは違うことを述べてみたいが、
心を包み込んでいる虚無がそうさせてくれない。
そんないいわけもでたらめである。
実質的には何も語れないだけだろう。
飽きもせずひたすら言葉を記しているつもりだが、
その内容は空疎そのものだ。
そしてそんなことはわかりきっていて、
それの何がかまわないとも思わないが、
実際はかまわないような成り行きの中にいるらしい。
そしてそこに誰がいるわけでもなく、
架空の君がいるようなつもりでいるが、
何のことやらわからなくなる。
要するにいくら思い悩んでも、
それらの状況は何でもないことなのだろう。
今のところはそれ以外にはあり得ない。
本当に何もありそうにない。
それらの文章はすべて空洞から構成されていて、
誰かはそれを何とも思わないように
自己を制御しているらしいが、
そんな自己催眠がいつまで続くかわからず、
何かのきっかけでそれに気づいたふりをして、
そこから一気に自己変革を敢行して、
自らの思い通りの文章を構成して、
そんな架空の成果に
感動している夢を見ているのかもしれない。
だがそれは浅はかな夢だ。
今までもそう思いつつも、
そういう成り行きにはならなかったことが、
誰かの思い過ごしであることを裏付けていて、
誰かがどうにもならない宿命に
とらわれてしまっている事実を、
くだらぬ幻想によって忘れようとしているだけで、
それが無理であることを無理して
認めようとしないことが、
どうしようもない焦燥感や煩悶を招いていることに
気づいていながら、
それをやめようとしない。
いったいいつまで
それらのやせ我慢が持続するのかわからないが、
いつしかそんな自己言及もどきの告白にも
マンネリ感が漂い、
架空の君をうんざりさせているようだ。
だがそれ以外に誰かが何を思いつくわけもなく、
何も思いつかないからこそ、
そんなことを述べている現状から
抜け出ることができないわけで、
それを続けようとすればするほど、
そんなつまらない語りにはまってゆくわけだ。
それらの語りは
もはや誰かには止められない行為と化していて、
そこから抜け出られない状況に嫌悪感を抱き、
自らが自らを精神的に追いつめているような
鬱状態となっているようで、
それでも何か記している事実に寄りかかりながらも、
それを押し進めようとしていることが、
取り返しのつかない過ちとなっているのかもしれない。
正しい行いを求めるならば、
直ちにそれをやめるべきなのだろうが、
現にやめられないのだから、
それらの誤った試みを
押し進める以外にはあり得ないのだろう。
とりあえず今のところはそういうことだ。
これから何らかの外部的な要因によって、
それらの継続を無理矢理断ち切られる時が来るまで、
それを惰性で続けてしまうのだろう。
むろんそういう認識も誤っているのかもしれないが、
今は何とも言えない。
とりあえずそんな精神的な位相に
誰かの言説があるらしく、
そこからさほど遠くないところに
架空の君が存在している。
今日はいつもにもまして回りくどいことを述べていて、
読み返していてかなり鬱陶しい。
下界はまだ蒸し暑いようだ。
そう思うのは誰かの気分次第だ。
たぶん何かをなかったことにしたいのだろう。
誰かはそれを省いてその先に進みたいらしいが、
それでは虫がよすぎるようで、
虚無が誰かの無謀な前進を阻んでいる。
そんなふうに思いたいだけなのだろう。
だいぶご都合主義に染まっているようだが、
現実はそうではない。
ではどういうことかというと、
よくわからないが、
また嘘をついているようだ。
誰かは君に誰かの影として
何かを期待していたらしいが、
今はそれを誰が思い出そうとしているのもなく、
誰の期待も忘却の彼方へと捨て去り、
やりかけの何もかもを放り出して、
物語の中へとダイブするつもりはないが、
誰かは自分だけの隠された物語を
後生大事に保持しているようだ。
それがふとした拍子に
脳裏を横切るような幻覚に襲われるが、
それはきっと気のせいだろう。
誰かは今日も冗談でそんなことを記しているようだ。
しかしまだ言葉が足りない。
肝心の物語はどこで誰が語っているのかわからず、
それを探すそぶりも見せず、
ただ延々と無駄な言葉を連ねながら、
時折本音ともとれる台詞を
でたらめの中に忍ばせているつもりらしいが、
君にとってはいつも何が何だかわからずじまいだ。
言葉は終始そんな調子で連なろうとする。
君はもう疲れてしまったのだろう。
誰かを無視して虚無の饒舌を断ち切り、
その場にうずくまり、
気がついたら眠っていて、
翌朝に目覚め、
また昨日と同じ一日を過ごして何とも思わない。

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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