文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2008.8.3

2008/08/07

困り果てて頭を抱えているわけではない。
ただそんな調子なのだ。
辺りが暗くなってから何かを考えている。
相変わらず何と戦っているわけでもない。
導入すべき言葉を思いつかずにいる。
それの何が悪戦苦闘だというのか。
何かを考えていたのは三日前のことか。
今はどうなのか。
それとは何だろう。
どうやら梃入れが失敗に終わったらしく、
それについて誰に何を尋問されているわけでもないが、
雑なことを述べている誰かの実体が
よりいっそう不鮮明になるような成り行きらしい。
確実に何かから遠ざかっている。
そんな誰かを遠くから見る限り、
挙動不審というわけでもなさそうだが、
それ以外に何かわけがわからないことを
つぶやいているというわけでもない。
たぶんまた何かを語り損ねているのだろう。
それほど的外れだとは思わないが、
記された文字がかすれているわけでもない。
文字がいくぶんにじんでいるようだが、
今は書道か何かの時間か。
ここは学校ではない。
そして時間帯では何かのついでに声が出なくなる。
それは君とはまったく関係のないことか。
それはいつもの嘘に違いない。
嘘以前のでたらめだ。
それを黙っているだけだ。
そしてそれが魅惑の現実なのではない。
やはりまたしても意味不明なことを述べている。
何かを語っている実態がどこにも反映されない。
それが文章の中の出来事であり、
現実ではないからそうなのか。
果たしてそれが何の理由になっているのか知らず、
誰かは考えられないことを
いつまでも考えようとしているのだろうか。
他に何をやる気になっているとも思えない。
だが本当に何もできないのだろうか。
誰の仕業なのか。
誰もが事の真相を知りたがっているが、
なぜか植木が枯れている。
いったい君は何をはぐらかしているのか。
作り話の中ではそうだ。
何をさらしているのでもなく、
さらされている現状の中には何もない。
何事にも興味がわいてこない。
君の目が動かない。
胸の鼓動がどうしたわけでもない。
架空の顔も心もそのままだ。
心臓がどこにあるのか。
何かの剥製が部屋の中にある。
君はわけがわからない。
何かの亡霊が誰かを手招きしているようだが、
これからどちらへ向かうつもりなのだろうか。
どこか行き先が複数あるとは思えない。
その辺がはっきりとはわからないが、
夢の中で誰かがどこかへ行こうとしているらしい。
それが疲れる原因なのか。
働いているから疲れるだけだ。
君はその意味がわからず、
何を語ればいいのかわからない。
誰が君の理解の手助けをしようとしているのでもなく、
そんな誰かの気遣いがおかしい。
回りくどいことをひたすら記しているようで、
そうやってその場に生じている虚無を
文章に反映させようとしているらしいが、
誰かはそういうやり方に限界を感じているはずだ。
やはりそれでは何も語っていないのと同じだろうか。
どうやらこのままでは
じり貧状態になってしまうらしい。
いつもながらの予定調和の言語的展開か。
誰かはそれが楽しくてたまらないようだ。
またしても嘘をついている。
君は自分に対して正直になるべきだ。
そのやり方の何が間違っているのか。
今は今であり、
少なくとも過去ではない。
今の自分を思い出してどうするのか。
今どころではなく、
未来の自分を思い出そうとしている。
あり得ない話だろう。
くだらぬ自己矛盾を演出しきれていないようだ。
言葉が君から遠ざかり、
何でもないことに呼応している。
またおかしくなっているらしい。
頭がおかしいのではなく、
他の何かがおかしいのだろうが、
何がおかしいのかわからないのに、
なぜおかしいと思われてしまうのか。
夢の中では電車に間に合わず、
乗り換えがはっきりせず、
どこを目指しているのかわからなくなっていたらしいが、
たぶんそれがどういうことでもないのだろう。
躊躇しているとそこで言葉が止まってしまい、
その先に進めなくなってしまう。
なぜ進もうとしているのか。
今は数日後の深夜だが、
そこから何を醸し出そうとしているのか。
立て続けに襲ってくる睡魔のおかげで、
目算が完全に狂ってしまったらしい。
それでもなお言葉を連ねようとしているのか。
わからない。
いくらでもわからなくなってしまうが、
いくらわからなくても、
なおわからなくなりそうだ。
顔がむくんでいるようだが、
冷房を必要としない。
何とか首の皮一枚つながっているような気がして、
その先に言葉をつなげようとしている。
産みの苦しみというのではなく、
惰性の続きなのだろうが、
何とか慣性の法則を利用しているみたいだ。
ただの説明なのだろう。
部屋の天井についている蛍光灯がまぶしくて
目覚めてしまったらしい。
それで何とかつながっているわけだ。
何がつながっているのか。
投げやりな雰囲気が漂ってくる。
眠らなければばててしまいそうで、
先を急がなければならないと思っている。
静寂が支配しているとは言い難い。
虫さされが化膿してできた傷が治りかけている。
深夜に水を飲みながら、
その先を模索し続けるが、
出てくるのはゲップのような文章か。
気に入らないのだろうか。
わかっていることは限られていて、
その範囲内でしか言葉を操作できない。
だから以前と同じような展開ばかりに遭遇してしまい、
まったく面白みに欠け、
気がつけばテレビを眺めている誰かを
見下しているようだ。
意味がわからないだろう。

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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