文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2008.7.7

2008/07/08

まだ昨日の日付のようだ。
時間的には今日なのに、
日付的には昨日だ。
だがそれがどうしたわけでもなく、
少し焦りながらも、
相変わらずこうして無駄に言葉を連ねている。
人は死ぬまで生きている。
何も語ることがなくても言葉を記しているのと同じだ。
語る理由がわからない。
自問自答の繰り返しにはうんざりさせられるが、
それしかできないのだからそうなってしまう。
他に何の理由が必要なのか。
この世界が存在することに理由が必要だろうか。
そういう話ではない。
この世界に君が存在する必要があるだろうか。
君の他に誰が存在しているのだろう。
誰もが暮らしている。
生きている人は皆この世界に住んでいる。
それがどうしたわけでもないが、
当たり前のことを当たり前のように述べることに
違和感でも感じるのか。
今はそうではないと述べておこう。
冗談でならそういうことになってしまうが、
いったい本音がどこに隠れているというのか。
この世界はあからさまに存在している。
そんなことに感動してどうするのか。
他に感動することなんて何もありはしない。
そういう決めつけによって
何がもたらされるというのか。
この世界があろうとなかろうと、
それは誰にとっても関係のないことだ。
ハエにつきまとわれている。
気に障るのはどういうことなのか。
君にとって関係のあることとは何か。
ハエを振り払ってどこへ行くつもりなのか。
何も思いつかないようだ。
行く当てがないというわけではないだろう。
帰る先ならあるにはある。
今はそこに向かっている途中なのだろう。
そしてひたすら言葉を連ねているつもりになっている。
他に何を語るつもりもない。
今語っているのがそれなのか。
それとは何だろう。
何でもなければそれではないか。
それでなければ何なのか。
人について語っているのではない。
誰について語っているのでもなく、
ただ言葉を循環させている。
それで何を語っているつもりになれるだろう。
そのつもりになれなくても語っている現状があるらしい。
自然現象には逆らえず、
偶然の巡り合わせを利用しながら
前進していかなければならない。
君の思惑が君から外れているようだ。
誰かがわざとそんな風に述べている。
音楽を聴いているようだが、
今さらジョニ・ミッチェルはないか。
何年か前に死んだギタリストの曲を聴いているようだ。
他に何を気にかけているのか。
君はそこで死にかけているのか。
そうだとしたらそれは作り話に違いない。
いったいどこから逃れ去ろうとしているのか。
誰の知ったことでない状況に直面しているのか。
そんなに話をはぐらかす理由を知りたくなるが、
そんなことはどうでもいいのだろう。
やはり誰の知ったことでもない内容を述べているのか。
冗談ではないらしい。
冗談であったらいくらか救いもあるだろうが、
本気で述べてそれなのだから、
やはり救いようがないか。
たぶん今は沈黙の時間なのだ。
誰に語りかけるべきではないのかもしれず、
ひたすら自らの内面に引きこもり、
何か思索に耽っているような振りをしなければならない。
考える対象がないのにそれはないか。
それでも何とかしているつもりなのだから救われない。
現実に何とかなっていると思い込んでいる。
君の願いはどこに置き忘れてきたのか。
そういうことではない。
何かを願わずにはいられない季節ではない。
まだ終末に至っていないわけか。
君が気づかないだけで、
すでに終末のまっただ中なのかもしれない。
便利なことは嫌いか。
簡単にどこへでもいけるような
幻想を抱いているのが間違っているわけか。
それの何が幻想なのだろう。
君が向かっている先には何があるというのか。
たぶんそこは目的地ではない。
さまよいさすらうのが作り話の中での行動パターンだ。
行く当てがないのにどこかへ向かっている。
しかし誰が旅をしているわけではない。
誰かはひたすら言葉を記し続け、
さかんに作り話があるかのように語りたいらしいが、
それがまったく思いつかないのだからどうしようもない。
何もないのに語ろうとするから破綻を来す。
それの何がおかしいのか。
いったい何が限界を超えて作用しているのか。
君はそれがそれらの文章の中にあると思っているようだが、
今のところは見つかっていない。
ならば何を語ってもどうしようもない。
たぶん仕事を完全に離れたところに幻想があるのだろう。
不可能な自由を満喫することもなく、
ただ現状にとらわれ、
そこから遊離できずに、
夢を抱き続け、
夢と現実が乖離している現状を呪うこともなく、
夜の闇にまぎれながら、
どこか遠くへ逃げ去るつもりもないようで、
今ある現状に染まり続け、
虚無的な思いを振り払うこともせず、
そこでそのまま生きているわけだ。
それだけのことでしかないが、
それだけのことがすべてなのだから、
それ以外があるわけがないだろう。
ならば君はそんな現状をぶち破る機会が
偶然に訪れることを願っているわけか。
今はそうではないと述べておこう。
嘘でもかまわないからそういうことにしておきたい。
現実は現実以外の何ものでもなく、
作り話でさえない。
だからそんな話はなかったことにして、
その先にさらなる言葉を加え続けなければならず、
そうすることで
何かの機会を呼び込もうとしているのだろうか。
そんな成り行きを狙っているとは思えない。
それはあくまでもそれだけのことだ。
そうでしかないからそんなことを平気で述べている。

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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