文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

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彼の声 2008.3.23

2008/03/24

なぜか何かが重くなる。
再起動したら解消してしまったようだが、
さっきまでの重さは何だったのだろうか。
何でもないことであってほしいが、
とりあえず忘れることにしよう。
すでにそれから半日が経っている。
翌日は雨が降っているようだ。
相変わらず君は仕事に追われている。
休日がないのだから仕方がない。
曇った空を鳥が横切り、
君をとりとめのない気分にさせる。
君が君でないとしたら、
この世界について何を思うだろう。
何も感じないなら、
自らが存在する意味がないか。
意味がないのは望むところか。
勘違いにもほどがある。
誰かが宗教を利用して覚醒しようとしているらしい。
彼によればこの世界は終わろうとしているそうだ。
君はその末法思想に踊らされ、
自暴自棄になったふりをしながら、
何でもできるような錯覚を抱き、
気晴らしのために人でも殺めてしまうわけか。
そういう理由ではない。
作り話的にはもっとわかりやすい理由が推奨される。
人を殺すための理由など何でもかまわないのだろう。
理由をあれこれ思案しているうちに、
そんなことはどうでもよくなってしまうだろう。
今の君は眠らなければならず、
気がつけば目の焦点が合っていない。
たぶん損得勘定だけで世界を説明しようとすれば、
わかりやすく単純な構図が
浮かび上がってくるのかもしれないが、
他に何を考慮すればいいのかわからないところが、
それらの説明を多用してしまう結果に
陥らせているようだ。
いったい君にはそれに代わる説明を
持ち合わせている雰囲気が感じられるだろうか。
何を回りくどいことを述べているのか。
そこに無意識の介在でも導入したいのか。
何となく説明できない何かに
操られている可能性があるのかもしれないが、
それが何なのかわかろうとしてかまわないのだろうか。
かまうもかまわないも、
それができると思うなら
やってみたらいいだけの話でしかないはずだ。
できなければ他の誰かが
君にわからせることでも期待すべきなのか。
他に何を望んでいるのだろう。
たぶんそれは
何もできないことのいいわけになりそうだ。
何も語れず、
次第に何も述べられなくなる。
やる気がそこで萎縮している。
ならばそこで終わってしまうわけか。
何が終わっているのだろうか。
楽しい思い出に囲まれて、
やがてどこか遠いところへ旅立ってしまうのか。
安易な解決法をとるべきではない。
誰が何を悩んでいるのかわからず、
それについて何を述べたらいいのか
わからないところが悩ましいか。
そういうやり方も好ましくないらしい。
今こそ真正面から問題に取り組み、
誰にも理解可能な回答を提示できるように努力すべきか。
冗談でそんなことを述べているだけではらちがあかない。
しかしある意味ではそれでかまわないのかもしれない。
誰もが気晴らしのための悪戦苦闘を期待しているはずだ。
目標に向かってひたむきに努力する姿を見ていると
気晴らしになるのかもしれず、
そんなテレビ番組が
今日もどこかで放送されているはずか。
たとえ紋切り型の内容であろうと、
そういう内容だからこそ逆に安心できるわけか。
しかし今さらそれを馬鹿にしても仕方がない。
今や誰もがこの荒んだ世の中を
真っ当なあるべき姿に向けて変えようと思っているはずか。
もしかしたらそれも冗談に含まれる言説か。
皮肉ばかりではうんざりしてしまう。
そんなことを述べているうちに
最終的な回答期限を過ぎてしまったらしく、
あらゆる方向からの
一斉攻撃にさらされてしまうわけでもあるまい。
何を馬鹿なことを妄想しているのか。
まったく自己嫌悪に陥るための自己さえ見当たらず、
何もなければ何も考えられないだろう。
何もない状況を如何ともし難く、
そんな嘘をどうすることもできないようで、
そうやって言葉を連ねている現状を
変えるわけにはいかないらしい。
理由など何もないとすかさず嘘をつく。
それ以上の何を求めたらいいのか。
求められないから現状があるようだ。
たぶん内容的には単純なことを述べているのだろう。
ぐだぐだいいわけに終始しているだけのように感じられ、
それに対する嫌悪感で不快な思いをしているのかもしれず、
何のことはない、
そんなことをひたすら連ねているに過ぎないように
思われてしまう。
まだそこから遠ざかれていないようだ。
他にどんな感覚を有しているわけでもないが、
そんなところで立ち止まって何をしようとしているのか。
もう述べるべきことはすべて述べてしまったのではないか。
他に何があるのだろう。
何がどうなっているわけでもなく、
それは自然な成り行きなのかもしれない。
ただ感情の赴くままに行動していると、
テレビに映っている容疑者の彼のようになってしまう。
たわいないことでしかないが、
それで人命が失われると大騒ぎになるわけだ。
メディアはそこで何を追求しようとしているのか。
犯罪を防げなかった警察の失態を責めているだけか。
それだけなら予定調和の範囲内だ。
たぶんそんなことの繰り返しが
誰かの感覚を麻痺させているのであり、
大方その手の殺人ゲームが
彼をそのような安易な行動に走らせた
という結論にでもたどり着いてしまうのかもしれず、
日頃からたまっていた不満が爆発して、
そういう行為に及んでしまうハードルを低くしているのが、
彼が以前から熱中していたゲームのたぐいにでもなるわけか。

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創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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