文学

彼の声

この世界について、この社会について、この時代について、未来について、過去について、人々について、自分が日頃感じていることを率直に語る。

全て表示する >

彼の声 2008.2.19

2008/02/21

たぶんまた違っているのだろう。
瞬く間に何が起こっているのだろうか。
浅はかきわまりない。
不意に頭をよぎるのは何なのか。
それは何かの繰り返しのように思えてくる。
君は誰の都合で文章の中に生じているのだろうか。
無駄に言葉を弄しているうちに過ちの予感がしてくる。
いつものことだろう。
何も述べられないままに、
無為の時が過ぎ去っているようだ。
誰かの妄想の中では
いくらでも言葉を並べることができるらしいが、
現実はそうでない。
そしてさらにおかしな文字列の出現に感動するわけもなく、
どこかに閉じこもろうとする。
いつもの風景の他に何が見えているわけでもない。
手元には何もありはしない。
誰かは今から何を物語るつもりなのか。
架空の存在でしかない君には何が見えているのか。
とりあえず君も誰かも私ではないようだ。
私であることを拒否しているらしい。
そんな嘘がどこで通用するのか。
そういう君だけの決まり文句にも否定的な気分になる。
どこでも通用していないのではないか。
実際にそうなのだろう。
述べていることはすべて冗談でしかないようだ。
場合によっては冗談でさえない。
誰かはそんなことの繰り返しに嫌気が差してくる。
自らがそれを招いているわけだ。
馬鹿げていると思うなら、
やめてしまえば済むことではないのか。
やめられないのにやめてしまえはないだろう。
誰から命令が下されているのか。
そんな予定調和の自問自答にも嫌気が差してくるか。
君に何を期待しているわけもない。
理由など何もなく、
ただ言葉を記しているにすぎない。
その内容が問題なのだ。
だが一方では問題でさえない。
しかし何が一方なのか。
いつまでもそういう無内容ではおかしいと思わないのか。
おかしいから行き詰まっているのではないか。
そんな風に述べていること自体が
自問自答の繰り返しとなっている。
予定調和なのだろう。
いつまで経ってもそこから抜け出ることができないらしい。
君はそこで何に困っているのか。
まともなことが述べられない。
そして他に誰が困っているわけでもない。
それの何を否定したいのか。
たぶんやめてしまえばいいのだろう。
本当にやめてしまえばいい。
だがやめられない。
それの何が逡巡なのか。
誰が誰に反発しているのだろうか。
わざとらしく自らに問いかけないでほしい。
影が薄ら笑いの最中だ。
それ以降に言葉が出てこない。
そして誰からともなく笑っている。
おかしな表現だ。
これではだめだと思うが、
これとは何なのか。
だからもう遅いだろう。
もうそんなことしか述べられない。
すでにいっぱいいっぱいだ。
それが嘘だと思うなら、
何か他のことでも述べてみたらどうか。
そうではないと思う。
誰がそこで批判されているのか。
人は簡単に死ぬし簡単に生まれる。
結果から見ればそうだが、
その過程でどうでもいいような紆余曲折がある。
君はまだその過程にあるらしい。
生きているのではなく、
生かされているのだろう。
虚構の意識として、
間接的に文字で示されている。
それが文章なのだろうか。
そうではないと思うが、
他に都合のいい答えを導き出せない。
そして何について語っているのかわからなくなる。
現状について何をどう判断すればいいのか。
何か将来の展望でも述べてみるべきなのか。
これからこの世界はどうなっていくのだろうか。
どうなっていってもかまわないような気がするのだが、
そう述べてしまえばそれでお終いになってしまい、
他に何を述べたらいいのかわからなくなる。
それはそういうことでしかないのだろうか。
何か利害関係の渦中にでも巻き込まれない限り、
何を述べても現実感が薄くなる。
述べていることに切実さが感じられない。
たぶんそれだけのことなのだ。
他には何もない。
感覚の目新しさを求めていた時代は過ぎ去った。
本当にそうなのだろうか。
地上では何が行われているのか。
誰がどこを駆け抜けているわけでもなく、
世の中では何が話題となっているわけでもない。
それはどこかの世捨て人の台詞なのかも知れない。
君が何を思いついたわけでもないが、
誰が何を思いつけるとも限らない。
発明や発見から驚きがもたらされ、
そこから富が生じてしまう時代でもない。
それも何かも間違いだ。
君はそれらの間違った意見をわざと表明したいらしいが、
理由がわからない。
自分が自分の発言に責任を持てない。
自分の意見を述べる前に、
そこで延々と立ち止まり、
何をためらっているのでもなく、
すべての前に躊躇が立ちふさがっているようだ。
それはどういうことなのか。
ただ何も述べられない状態が長引いている。
何を述べようとしても、
空疎な自問自答の繰り返しとなってしまい、
そこから外へ出られなくなっている。
外部がなかなか見えてこない。
君がこの世界の何について語りたいというのか。
間違ってもそういう話ではないはずだ。
ただひたすら言葉を並べようと、
それが誰の言説とも意見ともならない現状において、
君が何を述べているつもりになっても、
それで何がどうなるわけもなく、
ただ漠然と余白に言葉が並んでいるだけで、
それを誰がどうしようというのでもない。
 

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-03-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。