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歌お!かねひろマガジン

みんなのうた「象だゾウ」の作者、かねこひろゆきの音楽エッセイ。

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歌お!かねひろマガジン 280[ももクロ讃歌(3)]

2011/12/07

こんにちは。
とうとう12月に突入!寒さも一気に本格化してきた。
今のところ、暖房を入れずに頑張っております。
どこまで頑張れるでせうか。

では、ももクロ編のつづき。

6.CDで聞く「行くぜっ!怪盗少女」

通常盤のジャケットは6人全員が並んで写っている、
オーソドックスなスタイル。
ここしばらく、ももクロのPVばかり見ていたので
もはや、全員の顔と名前は間違えようがない。

左から、早見あかり、佐々木彩夏、有安杏果、
百田夏菜子、玉井詩織、高城れに、の順番。

表は衣装らしい、キラキラした服。裏は学校の制服風。
これは彼女らのコンセプト「週末ヒロイン」を表現している。
月〜金は学生、土日の週末はアイドル、という設定なのだ。

曲を聞いてみると、全体の印象はパソコンで聞いた時とほとんど
変わらない。驚く程同じバランスに聞こえる。
最大の理由は、全体にコンプレッサーがかなり深めにかけてある事。
コンプレッサーとは音を整えるためにかけるエフェクターで、
小さい音を大きく、大きい音は歪まないように抑える働きをする。
これはほとんどすべての音楽ソースにかけられている。
ももクロに限った処理ではないが、それにしてもここまで深く
コンプレスしてあるサウンドは初めて聞いた。

この曲にはイントロがない。
わーっと歓声のような音が出て、すぐにリズム。
そこにラップが乗る。
聞き手を一気に曲の中に引き込む仕掛けだ。
「Yes yes we are the ももいろクローバー〜」の後
メンバー名がまるでひとつながりの言葉のように告げられる。
「れに、かなこ、あかり、しおり、あやか、ももか」と。
聞いているだけだと、語呂が良いと錯覚してしまうが、
口に出してみると、かなり言いにくい。これをあのテンポで
サラッと言ってのけるとは、さすがももクロだ。見事である。

「行くぜっ!怪盗少女」にはカラオケ音源がついている。
なんと、至る所に音が完全に途切れる瞬間がある。
これに合わせて歌って踊っている、というのは超絶的にすごい。
動きを合わせるだけではなく、実際に歌っている訳で。
ライブの映像をいくつか見たが、完全な口パクはなかった。
必ず、メインパートは実際に歌っているようだ。
今更ながら、恐るべき少女達である。

カップリングは「走れ!」
この曲は、ミディアムテンポのちょっと落ち着いた曲調。
アニメのエンディングによく聞かれるタイプだ。アクロバティック
な仕掛けはないが、素直なヴォーカルが心をじんわり暖めてくれる。

7.「Chai Maxx」CD&DVD

タイトル曲は「ミライボウル」で、この曲もかなり面白いのだが
ここではやっぱり「Chai Maxx」について。
CDとは別にDVDがついていて、そこに「Chai Maxx」のPVが入って
いる。DVDがあれば、CDはなくてもいいような気がした。
音質も変わらないし、フルサイズで出来ているし。

この曲もイントロがない。
グワーンという音の後にいきなり曲が始まるのだった。
リングに6人が並んでいて、一応ボクサーという設定。
観客席には、風船の山があり、下からライトアップされている。
コントラストが強調されていて、ギラギラした照明の下っぽい
感じを出している。

セコンドもレフェリーもいない。リングは舞台装置にすぎない。
途中で、自分で自分を殴って「うへ〜」とダウンするカットが
ある。なぜ自分で殴るのか、謎だ。
リングサイドには、丹下段平がいて声援を送っている。
段平の扮装は完璧に近いのだが、おっちゃんのキャラまでは
コピーできていない。段平のおっちゃんは両腕を振り上げて
声援を送ったりしないのである。
あまりに凝った扮装に最初は「誰なんだよお」と思ったが、
今は、断言できる。あれは高城れにである。

早見あかりはここでも最高のパフォーマンスを見せている。
特に間奏でセンターに来た時の格好良さは特筆モノである。

後半の畳み掛ける展開がいい。
ダウンしても再び立ち上がってゆく映像には、ももクロの
姿勢そのものを見る思いがする。

くじけそうな時は、このDVDを見よう!と心に決めた。

8.ももクロファンの声援

さて、次は当然ライブに行きたいところである。
しかしながら、ライブ映像を見るとあまりの熱狂ぶりに、
恐れをなしてしまうのだ。

外部から見ると、野球であれ、アイドルであれ、ファンの
熱気は一種異様に映るもの。

私はかつて、Jリーグが大いに盛り上がった頃、
「一度、Jリーグの試合を見てやろう」と思い立ち、出かけた
事がある。
サッカーにはさほど興味はなく、強いて言えば「後学のため」
見に行ったのだ。
ところが、Jリーグはそんな甘い世界ではなかった。
「見学」など許されないのだ。
試合が始まるや、全員が立ち上がり、応援が始まる。
その勢いに圧倒されつつ、1人座っていた私は、いきなり
頭を殴られた。加えて「何をしている!」と怒鳴られた。
仕方なく立ち上がって、ぼーっと見ていたら、
「なに、ぼやぼやしてる!」と別の人に怒鳴られ、
頭から水をぶっかけられた。問答無用なのである。

ももクロファンはどうなのだろう。
ライブ映像を見ていると、その応援は実に真剣で、若さに裏打ち
されたパワーに満ちている。とても、ついていけそうにない。

特に「Chai Maxx」のサビは、メンバーと同じ振りで踊るのだ。
ビリーズブートキャンプ並みのハードな動きを全員が嬉々として
やっている。信じられない。

メンバー名を呼ぶ、オーソドックスな声援もあるが、
百田夏菜子だけ、ちょっと変わっている。
「か」の次の「な」はちょい音程を落として、
その次の「こ」は1オクターブくらいどーんと低く出てから
音程がずり上がってゆく。
「か な こ〜〜〜〜」の「〜〜〜〜」のところが
上に上に上がってゆく。その上げ幅は1オクターブ超。
時には1.5オクターブにも達する。(推定)
これはいったい誰の考案によるものなのだろう。
「かーな こ〜〜〜〜〜」というシャッフル系の
パターンもある。

何はともあれ、ももクロ熱は高まるばかりなので、
来年はなんとしても、ももクロのライブを見ようと思う。
それが、当面の目標である。

とりあえず、これで「ももクロ讃歌」は終わる。

次回は、モーニング娘。のPV特集の続き。お楽しみに。
それと、本編とは別に毎回「ももクロ日誌」を書きます。

【おしらせ】
「ゆめのはこ」12月号の配布が開始されました。
今回は「ブーブーこぶたカズー」の作り方が載ってます。
くわしくは、以下のリンクを!
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■ブログ『手作り楽器でワオ!』
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