音楽

歌お!かねひろマガジン

みんなのうた「象だゾウ」の作者、かねこひろゆきの音楽エッセイ。

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歌お!かねひろマガジン 274[モー娘。のPV1]

2011/10/15

こんにちは。あるいはこんばんは。おはよう?

アイドルの人数調べは、まったく反響がなく
「これは、外したか?」と思った。
だからと言って、方向転換するのはしゃくなので、
また、アイドルの話だ。

それにしても、大人数アイドルは見る側からすると
効率的ではないような気がする。

たとえば、その中の気になるメンバーを応援するとしよう。
youtubeでプロモ−ションビデオを見たり、
テレビ出演があれば、チェックするであろう。
ところが、目当てのアイドルはほんの一瞬しか映らぬ。
映ったとしても、引きの絵だとどこにいるのかすらわからぬ。
がっかりする。

グッズを買うにしても、ガチャガチャで販売されているものだ
と、中々目当てのメンバーが当たらない。非常に悔しい。

そう考えると、応援しがいのあるアイドルグループの人数は
5人以下ではないだろうか。
5人ならば、全体を画面に収めるショットでも、全員が識別できる。
6人だとちょっと厳しい。やはり5人だ。

さて、先日の事である。
アイドルについての考察を巡らせつつ、ブックオフを徘徊していた
私は、VHSの棚を発見してしまった。
見ると、どのタイトルもすべて250円なのだ。
ハッと気がつくと私は「映像/ザ・モーニング娘。ベスト10」を手に
レジに並んでいたのであった。

なつかしい。発売されたのは2000年だ。
「ベスト10」と書いてあるが、これはビデオ発売時点での
全シングルのA面を収めたもの。それが丁度10曲なのだ。

曲毎に人数が違う。
どんどん増えてゆく。細かいカット割りでパッパッパとメンバーが
映るものの、どれが誰やら記憶が定かではない。いらいらする。

そこで、ウィキペディアのデータを元に、メンバー名を縦軸に、
横軸に時間を取り、一覧表を作成した。この表を見れば、どの時点
で誰が所属していたのかが一目瞭然!

その結果、今や私は誰がいつ加入し、いつ卒業したのかを
すべて把握している。(覚えた訳ではない。表を見るのだ)

今まで、「モーニング娘。」に所属したメンバーは33名。
全員合わせてもAKB48より少ないのだ。おニャン子クラブだって
50人以上いたのだから、意外に少ない事に驚く。

さて、メンバーの変遷に着目しつつ、ビデオを見てゆこう。

1.「愛の種」97年7月

この曲を歌っているのは次の5人だ。
福田明日香、石黒彩、中澤裕子、安倍なつみ、飯田圭織。
彼女らが1期生。伝説の主役となってゆく。
ビデオには、この後の怒濤の展開を知る由もない、
ちょっと緊張気味の表情が映し出されている。
意味もなく、花畑に立っていたり、草原(代々木公園?)
でくるくるしていたり、イメージビデオのような作り。
中澤裕子は今とほとんど印象が変わらない。
その事に驚く。
逆にもっともギャップを感じたのは、福田明日香だ。
素朴な子どもっぽい表情である。

2.「モーニングコーヒー」98年1月

メンバー変更なし。「愛の種」同様、シンプルでさわやかな曲調。
コーラスパートが掛け合いで、しっかり割り振られている。
この曲でメジャーデビューしたので、これがモー娘。真のスタート
と言える。
前作の半年後だが、ここで福田明日香が激変する。目に力が宿り
ぐんと表情に張りが出て、記憶に残っている彼女と完全に一致する。
そして、安倍なつみが輝きを放ち出す。カットによってあどけない
表情だったり、ドキッとするほど妖艶だったりもする。
なっち本格始動である。

3.「サマーナイトタウン」98年5月

2期生3名(市井沙耶香、保田圭、矢口真理)が加入し、8名に。
ところが新メンバーはソロパートがない。したがって、顔がアップ
になるカットが全くない。1期メンバーの後ろで所在なげに踊って
いるだけ。この格差はなんだろう。
さて、それはさておき
ここから曲調がガラッと変わる。ちょっといかがわしさの漂う、
マイナー調のダンスビートの曲だ。かっこいいとダサイの境目を
狙うキワドい曲。
彼女らは、薄暗いクラブハウスみたいな所で踊りながら歌っている。
そこに細かなアップショットが入る。
センターの安倍なつみが積極的にフューチャーされている。
キメフレーズは「大キライ、大キライ、大キライ、大好き!ア〜」

4.「抱いて HOLD ON ME!」98年9月

メンバー変更なしの8名。
前作の曲調を引き継ぎつつパワーアップした曲。ベースが倍くらい
重く、太くなった。
曲中にセリフ「ねえ、笑って」が入っていたと思ったのだが、
ビデオにはそのセリフがない。飯田圭織がアップで写り、
唇が動くのだが、声はない。
初めてセットが組まれ、CGっぽい光のシャワーの効果が入ったりと
凝った作りになっている。
カット割りがやたらと細かい。1秒以下のカットが大量に入る。
2期生のアップがやっと登場するも短すぎてよくわからない。
矢口真理に初めてソロパートが与えられるが、曲の終わりの方なので
テレビで歌う機会はなかっただろうと思う。
「も一度好きって言わせて(聞かせて)ほしい〜」から始まるフレーズ
が多すぎるくらいに繰り返される。

5. 「Memory青春の光」99年2月

メンバー変更なし、8名。しかし、この曲を最後に福田明日香は
脱退する。(当時は「卒業」ではなく「脱退」だったはず)
その背景を反映したのか、ミディアムテンポのバラード。
しんみりと落ち着いた曲調だ。
ソロパートのリレーはなく、安倍なつみが常にメインを歌う。
その代わり、コーラスが非常に繊細で高度な事をやっている。
これがちゃんとライブで再現できたのかどうか疑問なほど。
間奏に訳のわからん英語のラップが入るあたりは、小室チックで
いかにも「流行を取り入れました」感がありあり。
カット割りはなっちがダントツで、他のメンバーは均等に出るが
演出なのか、わざとピントをぼかすので、誰なのかわかりにくい。

6.「真夏の光線」99年5月

4月に福田明日香が抜けて、7名に。曲調はメジャー調のポップ。
屋外ロケで全編に太陽の光が溢れている。
メインは安倍なつみが1人で担当。他のメンバーはコーラスのみ。
海辺をオープンカー(運転は中澤裕子)で走ったり、
Tシャツのままプールに潜ったりする。が、水着シーンはない。
1期2期の差別はなくなり、全員のアップがある。
特筆すべきは、市井沙耶香。硬さが取れ、魅力が前面に出てきた。
サビは「エンドレス、エンドレス、サマー」なのに、
タイトルを「エンドレス・サマー」にしなかったのはなぜだろう。
同名曲が多いから?

7.「ふるさと」99年7月

メンバー変更なし。7名。
この曲はほとんどなっちのソロ曲。ビデオは蝉のアップから。
なにやらどえらい田舎の一本道でメンバーが歌っている。
都会に出て来た娘が、ふるさとの母を思い起こす、という内容の
曲で、モー娘。らしさがない。なぜこの曲を出したのか謎だ。
静かな曲調に合わせてか、物思いにふけるような表情が多い。
全員の浴衣姿が見られるので、その意味では貴重だ。

8.「LOVE マシーン」99年9月

後藤真希が入り、8名に。
説明の必要のない程、誰もが知っている大ヒット曲。
どこかで聞いたようなイントロは誰が聞いても「あれだ」と
わかるほど露骨にパクられているが、オリジナル某曲にはない
大サビを追加して丸かぶりを回避している。

背景や、セットのほとんどがCG。人もCGっぽくコントラスト
を強調しているので、細かい表情が飛んでしまっている。
全員が同じウエートで存在感を主張している。そのガチャガチャ
した感じが曲に合っていた。後藤真希が新人とは思えないほどの
弾けっぷりで天性のスターなのだと再認識する。
この曲のラストを「Love マシーン!」と締めるのは矢口真理。
黄金時代の幕開けである。

9.「恋のダンスサイト」00年1月

石黒彩が抜けて、再び7名になる。
曲調はまたもや、どこかで聞いた風な曲。
ウ!ハッ!というかけ声で無理矢理インパクトを与えようとして
いるが、曲としては平凡で印象に残るメロディがない。
そのかわり矢口真理の「セクシービーム!」に代表される、
コミカルな要素が随所に盛り込まれている。
勢いのある時はこんな曲でもヒットしてしまうのだ。
ビデオの作りは前作と同様、CGの背景を多用して、メンバーの
アップを挟んでゆくやり方。

10.「ハッピーサマーウエディング」00年5月

この曲の発売と同時期に、市井沙耶香が抜けるが、レコーディン
グには参加、ジャケットにも写っている。ビデオにもいるはずだが
人数が多くなったのと、同じ衣装、同じ化粧のせいでよくわからん。
一方、4人(辻希美、加護亜依、石川梨華、吉澤ひとみ)が加入。
モーニング娘。は11人の大所帯になる。

CGの背景はやめて、大規模なセットを組んで撮影。赤いアラブ風
の衣装で全員が踊っている。メイクが濃い。どんな衣装、メイクに
しても似合うのは安倍なつみ。超美形である。

歌詞は、結婚する娘が両親に感謝する、という内容で、テーマその
ものは「ふるさと」に近い。方法論が180度違うだけ。

途中に中澤裕子の結構長いセリフあり。釣り好きの杉本さんと
結婚するとの事であった。なんじゃそれは?と思う。

新メンバーの辻、加護はお子ちゃまがいるな!という感じで目立つ
が、石川、吉澤の両名はどこにいるのかよくわからない。

と、言う訳で今回入手したビデオはここまで。あーなつかしかった。
しかし、今調べてみたら全曲Youtubeで視聴できるのだった。
オフィシャルなチャンネルがアップしているので画質も良好。

つまりここから先はネットでチェックすれば良い訳だ。
続きは次回。せめて1期のメンバーが在籍した期間だけでも
追ってみよう。それはいつかと言うと、
最後の1期生、飯田圭織が卒業した2005年の1月まで。
あと2回くらいかかるかも知れない。

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