音楽

歌お!かねひろマガジン

みんなのうた「象だゾウ」の作者、かねこひろゆきの音楽エッセイ。

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歌お!かねひろマガジン176[Fの壁]

2006/04/03

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歌お!かねひろマガジン176[Fの壁]

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なんと!もう4月ですよ。
桜も満開(東京地方)の春であります。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
かねひろです。

またまた配信の間隔が…いやよしましょう。
言い訳は見苦しいというもの。

かねひろ日記をご愛読の皆さんは
「あれえ?結構ヒマそうだったけど?」と思っている事でしょう。
あれはあれで真実なのですが…

さて、では始めますか。(誰に聞いているのやら)

◆Fの壁

私はよく公園で練習をする。
スタジオ代を節約するためである。

私がギターを弾きつつ童謡を歌っていると、
大抵子供がわらわらとやってきて
「カブトやってー!」などと言うのである。
すると私は「よっしゃー!」と受けて立つのだ。

ちなみにここで子供が言う「カブト」とは「仮面ライダーカブト」の事。
カブトムシで無ければ、カブトガニの事でもない。
ましてや鎧兜のカブトあろうはずもなく、
重ねて言えば、マジンガーZの主人公の名前でもないのである。

だが、立ち止まるのは子供ばかりではない。
時には美しい女性が現れ
「ギターが弾けていいですね」などと話しかけて来ることもあるのだ。
滅多にないが、確かにある。あるったらある!

私のギター演奏はかなり怪しげである。
そこで、
「こんなの弾けているうちに入りませんよ〜」とちょっぴり謙遜ぽく述べるのだ。
すると美しい人は
「でもちゃんとFが押さえられるじゃないですか」と言う。

Fが押さえられる…確かに。

ギターに挫折する人の8割8分はFでひっかかる。
これがいみじくも私が「Fの壁」と名付けたギター攻略の第一関門なのである!
Fの何が難しいのか?
人差し指で1フレットを全部バシッと押さえる。
これが非常に握力を要するために困難なのである。

かく言う私もFの壁に阻まれてジタバタした。
数ヶ月練習しても押さえられなかったため、「これはもう無理だ!」と判断した。
ではどうしたか?
別の押さえ方を採用したのである。

以降、ギターをお持ちの方はギターを手にして読んでもらいたい。

人差し指は1弦と2弦の1フレット。
中指は3弦の2フレット。
薬指は5弦の3フレット。
小指は4弦の3フレット。
6弦は弾かない。

この押さえ方でも最初はきつい。
そんな時はもう開き直って、2,3,4弦だけを押さえる。
そして1、5、6弦はミュートしてしまうのである。
ええっ!3本しか弾かないの?
弾かないのである!

これで一応Fの壁は突破はできていないが「回避」できた。

一方別の解決策もある。
音楽的にとにかくFの和音が欲しいのである!というのならば
3フレットにカポを付けてDで弾けばよい。
言うまでもなく、Dはとっても押さえやすいコードである。

あるいはこんな方法もある。
すべての弦のチューニングを1音下げてしまうのである。
そしてGを弾くと、その実音はFである。
ちょっとややこしいかな?
この変則チューニングこそ、ビートルズが(と言うかポールが)
「Yesterday」で使用した方法なのである。

この一音下げギターは別の使い方もできる。
2フレットにカポタストを付けるのである。
すると音程は普通のギターに戻る。
だが、通常よりも弦の張りは弱くなっているため
弱い力でも弦を押さえられるのである。

あるいは、細い弦を張ると若干押さえるのが楽になる。
通常はライトゲージのところをエクストラライトゲージにするのだ。
かつてはさらに弱い、コンパウンドというゲージが存在した。
今でもあるかも知れない。
この弦はあきれるほど軟らかい。そのためギターらしい音はまったく出ない。
到底お勧めできるものではない。

私の場合は誤魔化しながら、それでもギターを毎日弾いていた。
すると、いつの間にかFが押さえられるようになっていたのである!
多分、10年はかかっている。(よく諦めなかったものである)

今、あなたが「Fの壁」に悩んでいるとしたら、
今回のメルマガは参考になると思う。
そして、かつて「Fの壁」に屈してしまった人は、かねひろ式回避策など
を活用して再チャレンジしてほしい。

それにしてもギターとはやっかいな楽器である。
ピアノにはこのような壁は存在しない。
誰でも鍵盤を押せば音が出る。
ギターの左手が内臓されているようなものだ。

私は「Fの壁」を第一関門と述べた。
すると第二、第三の関門があるのですか?と思った読者も多かろう。
実はあるのだ。

第二は「ハイポジションの壁」
第三は「ソロ(独奏)の壁」
第四は「消音(ミュート)の壁」

それぞれ高く険しい壁である。
だが、才能ある人はすべての壁を1年くらいでクリアしてしまう。

才能の有無はどこで判断するか?
友人知人でギターのうまい人に聞いたところ、才能のある人は
ギターを始めると毎日8時間くらい練習する模様である。
もう止まらなくなってしまうらしい。
文字通り「ギターが恋人」になってしまうのだ。

当然学生ならば成績は急降下する。
社会人なら失業する。
既婚者なら離婚の危機に見舞われる。

それゆえ、ギタリストは大抵学生時代にギターをマスターしている。
そしてそのままプロの道へ進むのである。

さて、ちょいと話題がずれた。
Fの話であった。
まったくギターに興味のない人はどうでもいい話であった。

さて、次回は「歌の覚え方」である。お楽しみに。
ご意見、感想、質問、なんでも募集中!

◆編集後記 ------------------------------------------------------

さて、私は今やサンストでのリクエストに対応するために膨大なアニソンを
コピーしている。これはとんでもない作業量である。
ここまでやる必要があるのだろうか?

アニソンレパートリーはメシの種にならないしなあ。

感想、大歓迎! kanehiro3@hotmail.com  へ送ってね。

◆かねひろのWeb Site [かねこランド]はこちら
http://www.os.rim.or.jp/~kanehiro/

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発行者:かねこひろゆき
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創刊日:2001-02-18  
最終発行日:  
発行周期:週刊  
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