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歌お!かねひろマガジン

みんなのうた「象だゾウ」の作者、かねこひろゆきの音楽エッセイ。

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歌お!かねひろマガジン175[ビートルデイズ]

2006/03/18

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歌お!かねひろマガジン175[ビートルデイズ]

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おひさしぶりです。お元気でしたか?
なんだかとっても時間があいてしまった、それはなぜ?
多分、
「ビートルズに出会った時代のことを書こう」と思ってしまったせい。
書くことが多すぎて収拾がつかなくなってしまったのであります。
思いが深すぎるせいもある。
そこで今回はせめてものアウトラインだけを書いておこうと思う。
メモみたいなもの。
期待していた方はどうもすみません。ではではよろしく。
かねひろです。

◆ビートルデイズ

1973年。私は中学年だった。
当時もうビートルズは解散していた。
だが解散からわずか3年後である。
まだまだビートルズ熱は社会に充満していたのだ。

これがどういうことかおわかりだろうか。
今に換算すると、2003年までビートルズが存在したのと
同じなのである!

友人にキンタイと呼ばれる男がいた。
背がひょろりと高く、頭脳明晰な男であった。
セサミストリートのバートに似ていた。(そういうキャラがいるのよ)

彼の家へ遊びに行った時だった。
「これ聞いてみる?」と言って彼がかけたレコードがあった。
ビートルズの「ヘルプ」である。
彼はヴォリュームを最大にしてかけた。
いきなり「HELP!」のシャウトが飛び出して来た。
私はびっくりして「うわ!」と飛び上がった。
「急に来るからびっくりするだろ」とキンタイは笑った。

これが多分ビートルズの曲をそれと意識して聞いた
はじめての出来事だったと思う。
その時の印象は「変な歌だなあ。声も変だし」というものであった。

しかしその後、ビートルズには何かひっかかるものを感じたため
ラジオのビートルズ特集をみつけてカセットテープに録音。
このテープを聞く日々が始まった。
朝、目がさめるとすぐカセットのスイッチをいれる。
そして家を出るぎりぎりまで聞く。
帰宅後はやはりそのカセットを聞く。
ずーっと聞く。何度も何度も聞く。

ふと気がつくと私は完全なビートルズマニア(ビートルマニア)に
なっていたのであった。
そしてそれは私1人に起こった変化ではなく、
友人一同が全員熱にうかされたようになってしまったのである。

そしてLPの購入に目が向いてゆく。
当時のLPは中学生にとって高価な商品だった。
一枚2200円であった。
一方、アメリカからの輸入盤だと1880円で購入できた。
どちらが得であろうか。
我々は議論したものである。

まず友人グループの1人、ハシケンが先陣を切って購入に踏み切った。
「マジカルミステリーツアー」(アメリカ編集日本盤)であった。
それっ!と我々は彼の家に走った。
「やっぱりLPは音が違う!」
「これ初めて聞く曲だ!」
皆でわいわい言いながら聞いた。

当時のビートルズのアルバムは沢山のタイトルが存在した。
特に初期のアルバムは混乱していた。
なぜならば、日本が編集した盤に加えて、同じジャケットの
アメリカ編集盤が存在し、さらに後からオリジナル盤がオリジナル
とは違うジャケットで発売されたりもしたのである。
そのため、うっかりすると同じ曲がダブったアルバムを買ってしまう
恐れが多分にあった。

「そんなのイギリスのオリジナル盤を買えばいいだけの話じゃん!」
と思った方がいるかも知れない。
甘い!その考えは甘すぎるのである。

なんとなれば、アルバムに含まれない曲がビートルズの初期には大量
に存在するのだ。
それは当時の主力商品がシングル盤だったからだろう。

私の出した結論は
「プリーズ・プリーズ・ミー」(イギリスオリジナル盤)
「ミート・ザ・ビートルズ」(アメリカ編集盤)
「ビートルズ・セカンドアルバム」(アメリカ編集盤)
の3枚を購入し、後はイギリスオリジナル盤を買ってゆくというもの。
それでもアルバムだけで全曲は網羅できなかった。

さて、ビートルズには何本かの主演映画がある。
その3本が一挙に名画座で上映されたのもやはり同じ頃であったと思う。
母に「見に行きたい」と告げたところ、
「お父さんと一緒なら行ってよし」との事であった。

父に連れられ、と言うか父を引っ張って私は渋谷の映画館へ向かった。
時間はあらかじめ調べてあった。
ところが映画館についてみるとすでに映画は始まっているではないか!
なんと、あまりに沢山の客が列を作ってしまったため時間を繰り上げた
のだと言う。
この事ひとつ取ってみても当時のビートルズ人気がわかろうと言うもの
だ。

ちなみにその時上映された映画は次の3本。
「ビートルズがやってくる!ヤアヤアヤア」
「ヘルプ!」
「イエローサブマリン」(これはアニメ)

入場料金は150円だった。
名画座の料金はその後すぐ200円になり、
2年後には400円となり、
さらに2年後に600円となった。

その後、私達はギターを手にし、
あの曲はこう弾いているのではないか?
いやいやこうに違いない!
などとコピー談義で盛り上がってゆくのであった。

あるいは英語の歌詞をまるで早口言葉ででもあるかのように意味も
わからないまま暗誦して悦に入ったり…

大雑把に言ってしまえばその延長線上に今の私があるわけで。
いやービートルズって本当に素晴らしいものですねっ!

次回は「Fの壁」をお届けします。

◆編集後記 ------------------------------------------------------

餅をよく買う。一キロ188円だった。
その横で見た目は変わらない餅が625円で売られていた。
どう違うのだろうか?賞味期限の差であろうか。

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発行者:かねこひろゆき
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創刊日:2001-02-18  
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