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週刊スポーツ思考

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スポーツ界の現象からスポーツの本質について考えるメールマガジン。スポーツ界の裏方に徹してきた明日香羊が主筆。五輪問題、サッカー界、ベースボール界あらゆるスポーツ事象に迫る。



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最終発行日:
2016-10-12
発行部数:
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創刊日:
1999-03-18
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週刊(毎週水曜日)
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━━━━━━ Weekly Column Sport Philosophy ━━━━━━━
  週 刊 ス ポ ー ツ 思 考 vol.227
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━Genki-na-Atelier━ 

発行2006年3月8日(水)
 
━━━━━━━━━━━  
Sport Philosophy 
———————————--------------------------__(、。)┓
━━━━━━━━━━━
○○○○○●●●●●○○○○○●●●●●○○○○○●●●●●
────────────────────────── ☆☆☆ 

 ---------------------------------------------------------- 

  ボンズの薬物 〜アンフェアなるもの〜
 
 ---------------------------------------------------------- 

 スポーツにおける薬物使用は明らかにアンフェアである。しかし、
フェアプレーを機軸とするオリンピックがドーピングコントロール
に厳粛であろうとしても必ず禁止薬物を使用する選手が絶えない。
トリノ冬季五輪に参加したオーストリアのスキー距離、バイアスロ
ン選手10名がドーピング薬物検査の結果、全員陰性だったとのI
OCの発表(2006年2月18日)は記憶に新しいが、遡れば、冷戦時
代の東独では、粛々と勝つためのドーピング研究が組織的に行われ
ていた。 

 アンチ・ドーピングの戦いを宣言し、「撲滅」に躍起になるIO
Cとそれでも何とか勝利を手にしたい者たちの戦いは果てることが
ない。確かに薬物使用はアンフェアなのだが。
 
 本日早朝、首都高を走る車のラジオからジョン・カビラの美声が
耳をついた。「なんと!バリー・ボンズ外野手が様々な薬物を使用
していたというショッキングなニュースが・・・」確かに疑惑は囁か
れ続けていたが、その衝撃的な出来事を克明に綴った書物が近く米
国で発売されるという。 

 MLBはドーピングには穏やかだったが、2002年から薬物禁止を厳密
にルール化した。ボンズは前年に年間73本塁打というMLB記録を打ち
立てた。ボンズの薬物使用は1998年から2001年までの間で、ステロ
イドやヒト成長ホルモン、タンパク質ホルモンのインスリンなどを
「常用」していたということで、彼の活躍はドーピングに支えられ
ていたことになる。 

 これから様々なメディアでこの問題が取上げられるだろうが、そ
れでも、ボンズの本塁打に興奮した人々は、その時の彼のプレーに
陶酔した時を後悔しきれるだろうか?極論すれば、薬を使ってもい
いから、ボンズのホームランを見たかった気持ちを否定できないの
ではないか? 

 ある五輪大会の時に訪れたIOC医事委員会。暗い一室に「容疑者」
とされる選手と付き添いのコーチ、ドーピングコントロールを担当
する医事委員たちの尋問が続く。ドーピングの裁きだけは、五輪の
明るさと対極にある。非公開の「密室」が想起される。 

 ボンズが薬物の使用に踏み切った決断には「密室」がある。誰も
入れない一人だけの部屋。このままでは、自らの選手生活は平凡に
終わる。しかし、薬を上手に利用すれば・・・ 

 奇麗事では語れないスポーツの本質がボンズの戦いの背景として
浮かんでくる。他人事としてボンズの薬物使用を批判することはで
きても、そこまで行き着いたボンズの密室を誰が裁くことができる
のだろうか? 

 フェアプレーを求めるスポーツ。しかし一方でより上を求めるス
ポーツ。この狭間で闘う選手にとって、「フェア」であることとは
何なのだろう? Fairの原意は「偏りからの自由」。本来、それは
善でも悪でもなく、スポーツならばルールに対しての位置にすぎな
い。相対的だ。 

 よく走れる靴を持つランナーは、裸足のアベベには「アンフェア」
なはず。ボンズの薬は、果たしてイチローにとって「アンフェア」
と言えるのだろうか? 沈思黙考。 

                        (敬称略)
                  
2006.3.1             

                                         明日香 羊
                       
  −−−−−−−
   ────────<・・


△▼△▼△
  編集好奇
▲▽▲▽▲ 

    アンフェアと言えば、高視聴率を続ける火10のドラマ。
   連続殺人事件の犯人は「アンフェアなのは誰か?」と突きつ
   ける。それは主人公の女刑事への挑戦なのか?保身のために
   事実を隠蔽した管理官への警鐘なのか?
    正義のためには、ルール破りも辞さず、現行犯を射殺した
   主人公。フェアであることは、正義とは違うことであると偶
   然にも仄めかしています。
   
    http://www.ktv.co.jp/unfair/ 

 ━━━━━━━
  考?ご期待
 ━━━━━━━
      次号はvol.228         3月15日(水)の発行予定です。
   
                       ——————— 

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