政治・経済

小西俊博の「希望と安心を求めて」新たなる挑戦

民主党の一般公募に応募し、代々にわたり何十年も政治家として君臨してきた現職に挑み、残念ながら次点という結果に終わりました。政治的関心が極めて高い皆様へこれからも先の総選挙に挑戦した小西俊博の声をお届けします。

全て表示する >

小西俊博の黙っちゃおれんぞ   No.015

2005/12/30

少子化っていけないこと?              No.015
2005年12月29日

今年も残りわずかになりました。一年があっという間に過ぎ去る感じです。
孫との生活が時間を忘れさせるのか、単に年を取っただけの事なのでしょう
か?

孫が成長した時に安心して住める世の中であってほしいと願うのは私だけで
はないはずです。

何も努力しないで、指をくわえて見ているだけでは何も変わりません。政治
が悪い、社会が悪いと文句を言っても変わりません。むしろ悪化する一方で
す。

日本の人口が初めて減少した。大変だ、少子化が加速し、急激な人口減少が
始まるとマスコミも政治家も大騒ぎをしています。
少子化は本当に悪いことなのでしょうか?

私はそうは思いません。世界人口の急増がエネルギー問題、食料問題を引き
起こし、地球温暖化にも拍車をかけています。

自然界には「単位面積当たりに生息する動物の数は限定されている」という
暗黙の掟があるようです。人間だけがこの掟を破っても良いのだと考えるの
は余りにも傲慢だと思います。

地球温暖化による様々な自然災害は人類に対する警告ととらえなければなり
ません。

地球上に存在できる人間の数は限られているのだと考えるべきです。
戦争や飢饉、あるいは堕胎と言う悲惨で非情な手段で人類の数合わせをする
愚かしさを知るべきです。

人類が与えられた英知は人類だけが享受するのではなく、自然界に生息する
あらゆるものにその恩恵を分け与えるべきです。
人類の中でもその英知を使うことが出来ない環境にある国では、戦争や飢餓
が国民には動物以下の生活を強いています。

幸い、私たちのこの日本は勤勉で才能豊かな国民の努力で素晴らしい国にな
りつつあります。

しかし、この才能も欲や打算と共存する時には間違った方向への理論武装を
も可能にします。

それが「人口減」を声高に訴える政治家や官僚です。それを煽るマスコミも
問題です。

今日までの経済発展は常に成長する経済、すなわちインフレ経済を基盤に成
り立ってきました。借金なんか怖くないと赤字国債を発行し続け、すでに国
家予算の十倍もの累積赤字、総額八百兆円を抱え込んでいます。

小泉首相が来年度の赤字国債を30兆円以下に抑えたと国民に自慢しても、
何の意味もありません。累積赤字をさらに増大させるだけで、将来には何の
貢献もしません。悪くなる一方です。

すでに年金問題が何度も取り上げられたので、このままでは年金制度そのも
のが破綻すると誰もが理解しています。なぜなら年金を支払うのは次世代の
若い働き手となっているからです。少子化を大問題とするのはここです。

働き手、すなわち働いて働いてお金を持ってくる国民の数が減ってもらって
は、またまた年金制度が破綻するのです。

累積赤字の抹消もインフレ効果と増税で解消するのだと馬鹿のひとつ覚えの
方策しか思いつかない政治家は「産めよ増やせよ」と騒ぎ立てるのです。

私は少子化に何の危惧も抱いていません。出生率が1以上(現在1.26)ある
のならまだまだは心配しません。

大事な「ひとりっこ」を手間暇かけて、育て上げる醍醐味は親でなければ味
わえません。そのための制度を充実させるのが政治家に課せられた命題です。

育児手当や子育てに関する諸手当は一切廃止すべきです。その代わりに育児
に関する費用はすべて公費にすることが子供本人にとっても子育てそのもの
にも有益な方策であると考えます。

手当てとして支給されるお金は目的外に使われることが多く本来の役に立た
ない事例をあげればきりがありません。
私は個人に対しては「性善説」を信じています。時には騙されたり、裏切ら
れたりすることもあります。それでも信じます。

しかし、組織に対しては常に「性悪説」で臨みます。個々の人間が倫理や道
徳と向き合う場面に直面した時に、組織と言う名の圧力にどこまで抗し得る
のか、いつも疑問に思っています。

家庭にあっても親が子を支配する関係になった時に悲惨な事件が起こってい
ます。過程も小さな組織と考えなければいけないのかも知れません。

私が自衛隊と言う巨大組織で航空機の開発に従事していた時の苦い経験を思
い出します。

私が提出した報告書に対して上司から「問題がある」と文句を言われ、改ざ
んを要求された事があります。それを拒否すると「お前のしていることは、
組織に盾をつくことだ。分かっているのか」と何度も圧力をかけられました。

それでも拒否すると懲戒免職や特別昇任、栄転と言う言葉を使った「飴と鞭」
の攻撃を受けました。そのうちに直属の上司だけでなく関連する部署からの
圧力も加わり、組織の力に震え上がった怖い思い出があります。

最後まで自説を変えなかった私は仕事半ばで転属させられ、その後も同期か
らは三年以上も昇任を見送られた経験があります。

それでも自衛隊を辞めない私に対して、あの手この手の嫌がらせを仕掛けて
きました。挙句の果てはでっち上げの事件を作り上げ「辞表を出さなければ
懲戒免職だ」と脅迫までしてきました。組織との十数年の戦いに疲れ果て、
働き先の決まらないまま、二人の子供を抱え自衛隊を辞めた苦い出来事が昨
日ように鮮明に思い浮かびます。

そんな厳しい選択をしたのは私が学者として技術者としての誇りがあったか
らです。学問を追求する過程において妥協や打算はまったく入る余地はあり
ません。真実のみが研究を深めるのです。

論文の捏造や偽装はまったく無縁のはずです。それが「士」を持つ人たちに
求められているのです。博士、建築士、弁護士、弁理士等々の人達には名前
に恥じない行動を節にお願いしたいと思います。

したがって、姉歯元建築士が「家族のために」と技術者としての誇りを忘れ、
強度計算の偽装に加担したことは、私には理解できません。

数人の家族の生命と何百人もの善良な市民の生命を比較し、天秤にかけ大い
に悩んだ結果の結論としても、私は非難します。

姉歯氏が何度も「圧力」と言う言葉を使ったようにマンションやホテルの建
設に関わる関係者はそれぞれの組織の圧力に屈したのでしょう。私はいずれ
の場合も非難します。

むしろ大悪事を役割分担することでそれぞれが小悪事に加担しただけだと、
誰もが責任の所在をうやむやにし、逆に制度そのものが悪いと開き直るのは
私の持論「組織は性悪説で対処せよ」と言う考えが間違っていない証明でも
あると変な自信を持ったのです。と言うのも、私は建設業そのものに不信感
をいだいていたものですから、何度もメルマガで訴えてきたことがあります。

建築基準法や斜線規制、容積率の改正を提案し、具体的な事例をも挙げて訴
えてきました。すなわち建物そのものは倒壊しても隣地境界線を越えてはな
らないと言う唯一点のみの規制を提案したのです。

耐震強度計算も予想される震度を基準に作られています。しかしもし予想外
の地震が起こったら、いまはやりの言葉で言うと想定外の地震が起こったら
東京はどうなるでしょうか?

臨海地帯の高層マンションや品川や六本木の超高層のオフィスビルが倒壊し
近隣までも壊滅状態にしてしまいます。

しかし、もし倒壊しても自分の敷地で起こるなら近隣には影響を及ぼしませ
ん。すなわち公園や空き地、さらには低層の堅牢な住宅には被害が出ないの
です。またベッセルハウスという私の造語で紹介した住宅を大都会に建設す
ることは想定外の地震に対しても都市機能を失わないのです。

今回の構造計算偽装事件に公的資金を導入することは国民の大半が不満に思
っているでしょう。

しかし、唯一理由があるとすれば、ペンシル型の細長いビルが強度不足によ
り倒壊したら、まったく関係のない善良な近隣の市民や道路を使用する人た
ちへの被害を食い止めることだけです。

私はこの事も想定していましたので先の提案をしたわけです。
組織は性悪説で対処せよという私の考え方からすれば、建築家も施工業者も
ディベロパーも必ず手抜きをするだろう、ごまかすだろうと思い、法律改正
を提案したのです。極論すれば例え、どこかで誰かが手抜き工事やずるい事
をしたとしても、そこに居住する人たちも利便性を享受するのですから、同
類と考え、共にリスクを負わなければならないと思います。少なくともまっ
たく関係のない近隣の人たちだけには被害を与えないで下さいと言うのが私
の思いです。

建築士の偽装だけでなく、韓国における論文捏造問題や弁護士が加担した非
弁活動など「士」の誇りを忘れた事件が余りにも多すぎます。

歳末恒例の「今年を表す漢字」は「愛」だそうですが、「暗」か「悪」の方が
相応しい気がします。

来年は「明」か「善」であってほしいものです。
それでは皆さん良いお年を!

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-01-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。