政治・経済

小西俊博の「希望と安心を求めて」新たなる挑戦

民主党の一般公募に応募し、代々にわたり何十年も政治家として君臨してきた現職に挑み、残念ながら次点という結果に終わりました。政治的関心が極めて高い皆様へこれからも先の総選挙に挑戦した小西俊博の声をお届けします。

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小西俊博の黙っちゃおれんぞ 008

2004/10/28

新潟中越地震と新幹線の安全性について         No.008
2004年10月28日

震源地から遠く離れた東京でも、いまだに激しく揺れる地面は被災地近辺の
被害の大きさと住民の方の不安を容易に想像させます。また新潟中越地震の
余震の大きさと頻度にも驚いています。

阪神大震災の時も大阪でその激しい揺れを経験しただけに、地震国日本を肌
で感じています。

天災に対する人類の戦いと挑戦は太古の昔から続いてきましたが、いつも小
手先でしかなかったような気がします。

知識や技術が伴わない時代はそれでも良かったでしょうが、現在の我々にも
同じ事が許されるでしょうか?

私はそうは思いません。地震の発生メカニズムや予知さえ出来るのだと自信
を持って話す学者の言葉を信じるなら、最先端の技術を使って、対処すべき
対策を早急にとるべきではないでしょうか!

何事もバランスが必要です。どんなに頑丈に作った建物でも、たった一箇所
の手抜きや見落としで破壊にいたることがあります。

最も高度で安全性が求められるスペースシャトルや原発でも事故がおきてい
ます。最先端の技術を使って作り上げても、何重もの安全対策をとらなけれ
ば大事故になってしまいます。

現在の構造物に対する耐震基準は地震の発生メカニズムとバランスしている
と言えるでしょうか?

少なくとも地震の性質に合った耐震設計をしなければ文明は停止してしまい
ます。自然の力は偉大です。今の基準では、作っても作っても地震や台風等
の自然災害はいとも簡単に破壊してしまいます。

地震国日本の地震に対する対策は万全だと言えるでしょうか?
阪神大震災後、私は私のメルマガで「免震、耐震に対する私の考え方」を何
度も発表しました。

建造物が容易に破壊する原因と都市再開発についての安全性を解説してきま
した。その中で特に力点を置いたのは地震がもたらす「ガル」と呼ばれる加
速度と振動数の関係です。

従来はガルを主に耐震設計がなされてきたので、振動数すなわち周波数とも
呼ばれていますが、これが大きく影響するのだと警告しました。

構造物に対してはガルと振動数の両方が負荷エネルギーとして加わります。
このような主旨で書いたメルマガでしたが、それ以後新聞やテレビは盛んに
地震の振動数を問題にし始めました。

周期と言い換えて使っている場合もありますが、同じ事です。
さて今回は地震予知に関するものです。

上越新幹線「とき325号」が脱線事故を起こしました。幸い死傷者はいませ
んでしたが、毎回幸運に恵まれるとは限りません。

地震は日本列島至る所を震源地として起こります。次は東海道新幹線かある
いは東北新幹線かそれは分かりません。

高速で走っている新幹線が「新潟中越地震」と同じような直下型地震であれ
ばP波を検知する早期検知システムでは無用の長物です。初期微動のP波と
主要動S波がほぼ同時に来るのですから予知にはなりません。

緊急停止する暇がないので高速のまま地震に遭遇するのです。現在の耐震構
造の橋脚や高架橋はたとえ破壊を免れたとしても揺れそのものを新幹線に伝
えて大きく車体を揺らします。また場合によっては地震そのものの振動数と
橋脚や高架橋の振動数が共振し、揺れを増幅しかねないのです。

その結果、ますます新幹線の揺れを大きくし、列車は横転し大事故になりか
ねないのです。

こんな事を考慮しない構造物の耐震設計は何の解決策にもならないのです。
肝心なことは地震国日本に走らせる新幹線は地震の真っ只中を安全に走行で
きるものでなければならないという事です。

技術の革新と地震のメカニズムが新幹線の安全走行に一役買って貰いたいも
のです。

新幹線がレールの上を走る限り脱線はありません。そのためには構造物を懸
架式あるいは免震ゴムのような土台に乗せかつ衝撃を吸収するためのショッ
クアブソーバを取り付ける工夫が必要かと思われます。

少なくとも活断層地域だけでもこのような構造が望まれます。
また現在開発中のリニアモーターは代替新幹線としては最適でしょう。

現在の対面通行の新幹線に比べ、車体の両側面を駆動用エネルギーの供給源
とする隔壁は対抗車両との正面衝突を防ぐことができます。また車両浮揚を
原理とするリニアモーターは直接地震の振動を受けることはないので揺れも
側壁からの二次的なものとなり、結果として事故の可能性も低くなると予想
されます。

私達は「喉元過ぎれば」の例えのように、すぐに不幸な出来事も忘れがちで
す。
今度こそ安全を主眼にした設計基準を作って貰いたいものです。

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創刊日:2001-01-26  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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