政治・経済

一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!

1994年に大前研一を創設者として開塾したネクストリーダー養成のNPO法人一新塾。社会起業家、政治家を目指す方、仕事をしながら市民プロジェクトを立ち上げたい方へ最先端の市民の知恵をお届けします。「あなたの市民力で社会を一新」しませんか?

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【一新塾ニュース】第184号:日本における外国人就労者の子弟の教育問題

2005/05/02

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        一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!
        【第184号】 発行日:2005年5月2日
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▼目次

 ■『日本における外国人就労者の子弟の教育問題
            教育は子どもの基本的人権』井口正富氏(第14期生)

 ■ 第16期説明会〜新しい時代を拓く知恵をお伝えします!
   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
   ┃ 東 京: 5月3日(火・祝) 15:00〜17:00                 ┃
   ┃      5月 8日(日)  15:00〜17:00  ほか           ┃
   ┃  名古屋: 5月 6日(金)  19:00〜21:00                 ┃
     ┃  大 阪: 5月 7日(土)  15:00〜17:00                 ┃
   ┃  → http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html     ┃
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 ■ 一般公開イベント
   5月13日(金) 映画『日本国憲法』上映会
   5月17日(火) ビデオ上映会『一新塾10周年記念大前研一講演』
   5月19日(木)「今が転機!ライフワーク発見ワークショップ」


  ◎お気軽にお問い合わせ下さい!【 特定非営利活動法人一新塾 】 
    E−mail iss@isshinjuku.com     電話:03-5765-2223 
   URL http://www.isshinjuku.com/
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皆さま、こんにちは。事務局の森嶋です。
ゴールデン・ウィークいかがお過ごしでしょうか?

今回は、第14期の井口正富さんに『日本における外国人就労者子弟の教育問題』
をテーマにご投稿いただきました。
井口さんは「多文化共生チーム」のリーダーとして、在住外国人が抱える諸問題
の解決に向け、以下の活動を展開しています。

(1)外国人問題に関するPRを行う活動
(2)全国の外国人集住自治体について、その実態調査ならびに報告

また、一新塾講義にて、上田埼玉県知事や松沢神奈川県知事に対して提言したり、
外国人が急増する自治体の市民活動団体に招かれ共に活動をしたりしています。

ご投稿いただいた原稿は、井口さんが取材を受けた日系外国人向け雑誌社より、
近々ポルトガル語、スペイン語に翻訳されて掲載されるそうです。


        ______________________

        日本における外国人就労者の子弟の教育問題
           「教育は子どもの基本的人権」
        ______________________


                        第14期政策提言コース
                               井口 正富 


  現在、日本には約200万人の外国人が居住しています。そして、その数は
 将来さらに増える見通しです。一方、これら居住外国人、とくにいわゆる
 単純労働の分野で働く人やその家族は、日常生活において様々な問題を抱
 えています。そして、それらは入国管理、労働、教育、医療その他多岐の
 分野にわたっています。そんななか、私は今すぐ真剣に取組まなければな
 らないのは、外国人の子どもたちの教育問題だと考えています。では、
  外国人の子どもたちは教育面でどのような問題を抱え、その解決に向けて
 私たちはいかなる取組みをしなければならないのでしょうか。3つの視点
 に立って私の意見を述べたいと思います。


  第一に強調したいことは、子ども、とくに6歳から14歳(日本では
 小中学校)の子どもは、いずれの国籍を持っていても、どのような境遇に
 あっても、教育を受けるべきだということです。世界的には子どもの人権と
 いう観点からも、その重要性が認識されています。日本のように高度に経済
 発展した高学歴社会で生きていく可能性のある子どもたちにとっては、なお
 さらです。しかし、現実的には日本に住む外国人の子どもたちのなかには、
 様々な理由から不就学の状況にあるケースが多いと言われています。このよ
 うな事態は早急に改善されるべきです。

  現在、外国人の子どもの教育について、日本政府の考え方は、日本の学校
 で学びたいとの申し出があれば断らないが、それを強制出来ないというもの
 です。したがって、各地方の教育委員会や学校は「待ち」の姿勢で、積極的
 には外国人子弟の受入を働きかけません。その結果、外国人側が子どもの就
 学について十分な情報を持ち、熱意をもって教育機関と接しなければ子ども
 は日本の学校に就学する機会を失いかねません。私は、日本政府の立場を
 ある程度理解しますが、同時に教育機関は、外国人の親がわが子の教育に
 ついて最適な判断が出来るよう、必要な情報の提供と相談の受付をきちんと
 行うべきだと考えます。
 
  一方、外国人の親の側はどうでしょう。わが子の教育について、人任せ、
 国任せにしていないでしょうか? 子どもに教育を受けさせることは、親の
 義務であるということを十分認識しているでしょうか? とくに、わが子が
 将来日本に定住する可能性があるなら、日本語をきちんと理解させる教育を
 受けさせる必要があることを認識すべきです。非正規滞在だから表に出られ
 ない、仕事が忙しい、経済的余裕がない等子どもの教育実現に様々な事情、
 困難を抱える人も多いと思いますが、他の何をさて置いても子どもの教育を
 最優先に考えて欲しいものです。


  第二に、子どもが教育を受けるとして、どのような教育が適切か真剣に
 検討することが重要です。子どもの母語と日本語の能力、定住/永住か短期
 滞在かといった将来の見通し等を勘案の上、個別に判断する必要があります。
 例えば、小中学校の段階では、日本の学校に通うべきか、それともエスニッ
 クスクール(ブラジル系、ペルー系など)に通うべきかが重要な選択事項に
 なります。

  私は、これまでに外国の子どもが多数学ぶ日本の学校や、外国の子ども
 たちが通う外国人学校を訪ねました。その際、いつも2つの点に関心を持っ
 て生徒と接しました。ひとつは、子どもたちの日本語能力がどの程度かと
 いう点、もう一つは子どもたちが将来にわたって日本に定住する予定かと
 いう点でした。

  その結果、日本語の能力については滞在年数、年齢その他によって個人
 差がとても大きいということ、そして定住か否かについては「分からない。
 親次第。」という状況の子どもがほとんどだということが判りました。
 子どもの頃から2カ国言語に接していれば、放っておいてもバイリンガルの
 能力が得られると考えている親がいるかも知れません。

  しかし、私は読み書きも含めた語学修得という意味では、母語、日本語の
 いずれかを確立させなければ、バイリンガルの能力の取得は困難ではないか
 と思います。従って、子どもの個別事情を踏まえてきちんと教育をしないと、
 母語も日本語も中途半端ないわゆるセミリンガルになってしまう危険性が
 あります。さらに、子どもが日本の学校、外国人学校のいずれで学ぶのかを
 決めるに当たって、日本に定住するのかいずれ母国に帰るのかという将来
 設計を持つことが重要です。仕事の見通しがつくまで定住か短期滞在か決め
 られないという親の事情も理解できます。しかし、子どもの将来を考える
 ならば、進学先を日本の学校にするか、エスニックスクールにするか決める
 ためにも早く決断して欲しいと思います。


  最後に、外国人子弟の教育に関する日本人社会と外国人社会の協働につい
 て触れたいと思います。最近、日本人の中にこの問題に関心を持ち、親身に
 なって外国人の子どもたちを支援する人たちが増えてきています。日本中の
 あちこちで、教育関係者のみならず、民間非営利組織はじめボランティア
 組織のメンバーが、何が外国人の子どもにとってベストな教育方法か真剣に
 議論しています。

  でも、この人たちも時に空しさを感じるようです。
  なぜなら、外国人側からの反応が感じられない場合があるからです。自分
 たちが行っている支援が、本当に彼らの役に立っているのだろうかと不安に
 感ずることがあると聞きます。そのような支援者の不安を取り除き、さらな
 る協力を得るために、外国人の個人、社会がもっとこの問題を真剣に考え、
 どう取組みたいのかについて意見を述べなければならないと思います。そし
 て、外国人子弟の教育について、日本人、外国人双方がコミュニケーション
 を深めていけば、結果として国民レベルの議論に広がり、政府、地方自治体
 の政策決定にも影響力を与えるようになると思います。外国人側からも、
 大いに情報を発信してほしいものです。


  以上、外国人子弟の教育について、日本政府は最善の策を講じるべきです。
 そして、多くの日本人がそれを訴え、サポートするようになることが理想的
 です。しかし、外国人も努力をしなければならないのです。なぜならこれは、
 「自分の子ども」の問題です。自らが、自らのコミュニティと共に考え、
 改善に向けた取り組みをして欲しいと思います。それが、まずは第一歩です。




           【東京・名古屋・大阪で開催!】
     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                      一新塾第16期説明会開催中!
              〜新しい時代を拓く知恵をお伝えします!〜
     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 一新塾で取り組んでいる「カリキュラム」や「プログラムの詳細」や
「OB・OGの方の活躍」「 講師の方との関わり」など映像を交えて事務局長から
紹介させていただきます。また、現役生、卒塾生の方にもお越しいただき、
多様な視点から一新塾の教育プログラムをご紹介させていただきます。
ぜひお気軽にご参加ください。

 【説明会の主な内容】
   ●主体的市民になる方法?!(自律→切磋琢磨→協働)
   ●座学&チーム活動2本立ての行動実践型教育 
   ●主体的市民への5段階とは?
   ●ファシリテーター型リーダーシップとは?
   ●一新塾オリジナル問題解決フレームワーク
   ●OB/OGと語ろう!

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  東京会場
 ━━━━━
   日 時:(1)5月3日(火・祝)15:00〜17:00
      (2)5月 8日(日) 15:00〜17:00 
      (3)5月11日(水) 19:30〜21:30
      (4)5月14日(土) 15:00〜17:00 

   会 場:一新塾セミナールーム
         [住所]東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F
         [地図]http://www.isshinjuku.com/01issin/i_chizu-1.html

 ━━━━━━
  名古屋会場
 ━━━━━━
  日 時:5月 6日(金)19:00〜21:00 
  会 場:名古屋国際センター4階 第3研修室
      [住所] 名古屋市中村区那古野一丁目47番1号
      [地図] http://www.nic-nagoya.or.jp/access.htm
  交 通:地下鉄桜通線「国際センター」駅下車すぐ 

 ━━━━━━
   大阪会場 
 ━━━━━━
  日 時:5月 7日(土) 15:00〜17:00
  会 場:エール学園1号館109号室
      [住所] 大阪市浪速区難波中3-9-3
      [地図]http://www.ehle.ac.jp/so.html 
  交 通:JRなんば駅・四ツ橋なんば・御堂筋なんば・
      南海なんば・近鉄なんばより徒歩で約3分

  ※以下は共通

   申 込:末尾フォーマットにてiss@isshinjuku.com 宛にお申込下さい。




         世界でも稀有なる憲法を持つ日本人に
  「チョムスキー9・11」のジャン・ユンカーマン監督が送る世界の声。
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             『 映画 日本国憲法 』
                 上 映 会 
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憲法議論は国の行く末を決める重要なものですが、与党も野党も活発な議論が
されながら、主権者である“国民”の声が聞こえてきません。
今だからこそ、皆さんと一緒に憲法を考えてみたいと思います。

劇場公開に先駆けて、
いち早く、一新塾からお届けさせていただきます!
ぜひご参加下さい。


  日 時 :5月13日(金) 19:30〜21:30

  会 場 :一新塾セミナールーム
       [住所] 東京都港区芝3―28―2カスターニ芝ビル2F
       [地図]http://www.isshinjuku.com/01issin/i_chizu-1.html

  内 容 :【映画上映】「日本国憲法」
              監督 ジャン・ユンカーマン
          音楽 ソウル・フラワー・ユニオン
              2005年シグロ作品

  参加費 :1000円(会場にて承ります)

  申 込 :下記のフォーマットよりお申込ください

 【作品紹介】
  戦後60年を迎えた2005年、自衛隊のイラク派兵をきっかけに憲法につい
  ての踏み込んだ議論がはじまりました。国内のあまりに性急な改憲への
  動きを、世界に視野を広げて見つめ直す、それがこの映画の出発点です。
  憲法とは誰のためのものか、戦争放棄を誓った前文や第9条をどう考える
  のか。本作品は、憲法制定の経緯や平和憲法の意義について、世界的な
  知の巨人たちが語った貴重なインタビュー集です。(HPより)



            ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                               ビデオ上映会
              『 一新塾10周年記念 創設者大前研一講演』
            ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 昨年10月、一新塾の10周年を記念して開催された創設者大前研一講演会。
 「これからの10年!世界は、そして日本は?」をテーマに、大きく転換して
  いる時代の潮流と市民パワーの可能性を存分にお話いただきました。

 主体的市民として先駆的に挑戦を続ける大前さんの言葉から、一人でも多くの
 方に、私たちのフロントに広がる新しい時代の風をぜひ感じていただきたいと
 思い、この度、ビデオ上映会を企画いたしました。
 ぜひ、皆さまご参加下さい。

  日 時 :5月17日(火) 19:00〜21:30

  会 場 :一新塾セミナールーム
       [住所] 東京都港区芝3―28―2カスターニ芝ビル2F
       [地図]http://www.isshinjuku.com/01issin/i_chizu-1.html

  内 容 :●オープニング
       ●大前研一氏講演
       ●青山貞一氏講演
       ●主体的市民憲章
       ●エンディング
       ※時間の都合上、一部編集させていただきます。

  参加費 :1000円(会場にて承ります)

  申 込 :下記のフォーマットよりお申込ください




        ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
               時代を創造するために、あなたはどう生きる?
            〜『今が転機!ライフワーク発見ワークショップ』〜
        ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   
「自分軸」は見つかっていますか?
 あなたが本当にやりたいことは何ですか?
   
自分が心からワクワクする、そして、人生を賭けて挑戦したい仕事。
こうした仕事に出会えることで、私たちの生活は全く違う質のものに
転換するでしょう。
   
今回のワークショップでは、一新塾生が日々取り組んでいるどんな問題の解決
にも使える「プランニングシート」を通して、自分のミッションを明確にして
いくことで、ライフワークを探求していきます。「仕事をする、就職をする」
ことの本当の意味をじっくり考える機会になると思います。

  
   日 時 : 5月19日(木) 19:00〜21:30

    会 場 : 一新塾セミナールーム
               [住所] 東京都港区芝3―28―2カスターニ芝ビル2F
              [地図]http://www.isshinjuku.com/01issin/i_chizu-1.html

   内 容 : 定員20名(対象年齢19歳〜34歳、先着順)

   コーディネーター:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)

   参加費 : 1000円(会場にて承ります)

   申  込 : 下記のフォーマットよりお申込ください


 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ ●全てのイベントの詳細・お問い合わせはこちらへお願いします!  ┃
  ┃                【特定非営利法人 一新塾】                     ┃
 ┃            URL http://www.isshinjuku.com/                   ┃
 ┃          Tel 03-5765-2223   Fax 03-5476-2722               ┃
 ┃               E-Mail iss@isshinjuku.com                     ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


----------------<申込フォーマット宛先:iss@isshinjuku.com>-----------------

■一新塾第16期説明会
  ◎東京会場
  ( )5月3日(火・祝)15:00〜17:00
  ( )5月 8日(日) 15:00〜17:00 
  ( )5月11日(水) 19:30〜21:30
  ( )5月14日(土) 15:00〜17:00

 ◎名古屋会場
  ( )5月 6日(金) 19:00〜21:00 

 ◎大阪会場
  ( )5月 7日(土) 15:00〜17:00


■映画『日本国憲法』上映会
  ( )5月13日(金)   19:30〜21:30


■ビデオ上映会『一新塾10周年記念大前研一講演』
  ( )5月17日(火)  19:00〜21:30


■時代を創造するために、あなたはどう生きる?
  〜『今が転機!ライフワーク発見ワークショップ』〜
  ( )5月19日(木)  19:00〜21:30


氏 名:                     
ご住所:                       (〒    )
TEL:                          FAX:
E-mail:

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<編集・発行は>  特定非営利活動法人 一新塾 事務局    森嶋伸夫
●ご意見・ご感想はこちらへ  >>>  iss@isshinjuku.com
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