政治・経済

一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!

1994年に大前研一を創設者として開塾したネクストリーダー養成のNPO法人一新塾。社会起業家、政治家を目指す方、仕事をしながら市民プロジェクトを立ち上げたい方へ最先端の市民の知恵をお届けします。「あなたの市民力で社会を一新」しませんか?

全て表示する >

【一新塾ニュース】第151号:小布施町・伊那食品現場視察レポート

2004/09/09

☆〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓☆
         一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!
           【第151号】 発行日:2004年9月9日
☆〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓☆

【目次】

 ●「小布施町・伊那食品現場視察レポート」
                     神山真子氏(第14期生)


            ≪ 第15期開講情報! ≫

  ●東京・大阪・名古屋・福岡にて開催!! 第15期説明会

 ●間もなくです!「米国ファンドレイズ先端事例報告」(9/11)


            ≪ 10周年記念情報! ≫

 【一新塾10周年記念 創設者大前研一講演会】(10/30)
  テーマ:『これからの10年!世界は、そして日本は?』
  講 演:大前研一(一新塾創設者)

 【10周年特別講演 田中康夫知事講演会】(10/9)
  テーマ:『地域主権の先端モデルづくり〜コモンズから始まる信州ルネッサンス』
  講 演:田中康夫長野県知事

   ◎最新パンフレット完成! → http://www.isshinjuku.com/ ◎

======================================================================

 皆さん、こんにちは。事務局の森嶋です。
 一新塾では“現場主義”をモットーにしています。塾生はプロジェクトの
 テーマを決めたら、まず、現場に赴き五感で感じてから当事者意識を持って、
 そのテーマに取り組みます。
 今回は、私も参加させていただいた「小布施町・伊那食品」の現場視察の
 模様をご紹介いたします。レポートは14期生の神山真子さんがまとめて
 くださいました。

       ______________________

         小布施町・伊那食品現場視察レポート
       ______________________

                                                 神山 真子(第14期生)

 14期政策提言コースの神山真子です。8月22日、23日に行われた
 長野県小布施町の町づくり、及び伊那食品工業(株)の現場視察について
 ご報告します。
 今回の視察は7月28日の講義「小布施流まちづくり奮闘記〜『美日常』
 の提起」で講師をされた一新塾6期の木下豊さんが企画され22名が参加
 しました。以下、視察報告です。

【8月22日】
 13時現地集合に合わせ、長野駅で長野電鉄に乗換えて小布施に向かう。
 長野電鉄の線路脇には林檎や葡萄の果樹園が広がり、曇ってはっきり見えな
 かったが、線路北西には飯綱、戸隠、黒姫、妙高、斑尾の北信五岳が峰を連
 ねている。
   
 ■ア・ラ・小布施
 小布施の歩道は、どこも焼いた栗の木片で舗装され、柔らかくて足が疲れな
 い(ヒールの踵は挟まるけど)。人が十分すれ違える道幅があるし、方々に
 花が植えられていて、ゆったりした楽しい気分で散策できる。所々にベンチ
 もあったので高齢者は助かると思う。途中、和風の落ち着いた建物に入ると、
 そこがア・ラ・小布施のガイドセンターだった。センターは喫茶店と売店か
 らなり、通り抜けて中庭に出ると、隣に古い土蔵を改修したゲストハウスが
 ある。
 
 ここのア・ラ・小布施は1993年に小布施町商工会議所のメンバーを中心に設
 立された第三セクター(と言っても町の出資比率は4%だけ)の株式会社で、
 小布施の町づくりの中心的存在。株主は一口50万円の出資をするが、経営哲
 学に「ア・ラ・小布施の出資者は、賃金、労力、アイディアなど、持てる資
 源を提供するが、直接の見返りは求めない。 事業活動の成果として、小布施
 町全体が向上することの恩恵を、活動に携わった住民として楽しみあう事と
 する。」とある通り、配当はない。

 ゲストハウスは宿泊施設のほとんどない小布施町では貴重な存在だ。ちなみ
 になぜ宿泊施設が少ないかというと、小布施町はあくまで 農業の町で観光
 地ではないから宿泊施設は増やさないのだそうだ。その代わり平成15年に
 特区認定を受け、農家に泊まる民泊事業を進めている。
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kouzou2/kouhyou/030908/021.pdf
 
 ■花のまちづくり
 食後、先ほどのゲストハウスに行き、説明を受ける。ゲストハウスの隣は
 オープンガーデンのお宅で、早速お庭を拝見する。普段他所の家に無断で入る
 事がないので少しおっかなびっくりだったが、洗濯物が見えたり、ワンちゃん
 がいたり、普通のご家庭の様子が見えて親近感がわいた(もちろん中をじろじ
 ろ見ていたわけではない)。お庭もしっとりと水路が流れて、手入れが行き届
 いていた。後から気づいたが、小布施は町中に湧くように水が流れていて、歩
 いているだけで気持ちが潤った。
 
 オープンガーデンについて補足すると、イギリス発祥のこの行事を行政と民間
 が共同で行っているのは日本でも小布施町だけで、1980年に自治会が始めた
 「町を美しくする運動」が官民一体の「花のまちづくり」へとつながり、その
 一環が、町に登録した家庭やお店が庭を観光客に公開するというオープンガー
 デンの形になった。

 花のまちづくりは、「外はみんなのもの、うちは自分のもの」という概念を町
 民が共有し、「自分の家庭のみならず町内街路沿いや空き地にも花を植え、
 自主的に管理(オープンガーデンブックより)」される事で進められている。
 街路脇で目にした花も、町の人達が自発的に管理しているものだ。他にも花に
 ついて勉強できる「フローラルガーデンおぶせ」や、花苗生産施設「おぶせ
 フラワーセンター」も建設され、地元の花苗生産農家の育成につながっている。

 ■町並み修景事業
 小布施堂の敷地一帯は、小布施町の町並み修景事業が行われた場所だ。1982年
 に小布施町が高井鴻山の隠宅「悠然楼」を記念館にする計画を立てたのを機に、
 隠宅隣の民家2軒と、近接する金融機関、小布施堂、小布施町の5者で組合が
 作られ、以後8年、「観光地化しない」をモットーに、居住者が快適に生活
 できる町を目指し、観光客が増えてもやたらと新しい建物を増やさず、昔の物
 を大切にしながら町並みを整えて来た。

 現場で強く感じたのは、地元の人が気持ちよく生活できる場所は、訪れた方も
 同じように気持ちよく感じると言うこと。単純だけれど、忘れがちな事だ。
 観光客の利便性ばかり追及して地元の人の居住性は悪くなり、結局観光客も味
 気ない思いをする土地は多いと思う。

【8月23日】
 ■伊那食品工業(株)訪問
 早朝に起きて、バスで伊那へ向かう。伊那食品工業は業務用寒天業界シェア
 80%で、46年増収増益の超優良企業。こちらの塚越社長は2004年、日刊
 工業新聞社の最優秀経営者賞を受賞された。その経営理念を木下さんが本に
 まとめられたご縁で、今回社長のお話を伺う事ができた。

 10時頃に会社に到着し、まずかんてんぱぱガーデンを見学。このガーデン
 は、社長が社員のために職場環境を快適にしようと、デザインも社員の声を
 取り入れながら作ったものだ。周囲には東屋やレストランがあり、一般の人
 も自由に利用できる。お弁当を持ってきている人もいた。この庭園は、毎朝
 社員さん達が掃除しているそうだ。

 塚越社長の経営理念を少しご紹介すると、まず、会社は社員やその家族を
 幸せにする事で社会貢献しているという事。そして、会社の目的は永続する
 事で、利益追求は手段に過ぎない。だから急成長は戒め、末広がりの成長を
 目指すべきだという事。また、会社は公器であり社員は公徳心をもって社会
 貢献するべきだという事など。お話では、企業経営にも哲学を持つことの
 大切さ、成果だけで評価せず、個人個人の努力を認める事などが印象に残った。
 お話の後はレストランで寒天づくしのお料理を頂いたが、バラエティに富ん
 だお味でおいしかった。

 最後に
 書いてみると、小布施の町並みに色々な人の信念が込められていたのを改め
 て感じました。また是非訪れてみたいと思います。お世話になった皆様
 ありがとうございました。

 ■HPに視察体験記UP!!
  視察ツアーに参加した14期生の新木さん、相川さんが中心となって
  詳細な視察レポートをまとめてくださいました。
  雰囲気がとてもよく伝わる力作です!ぜひ、ご覧下さい。
  → http://www.isshinjuku.com/04i_hassin/ev_hokoku.html
   

      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                   一新塾第15期説明会
        〜新しい時代を拓く知恵をお伝えします〜
         ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 11月9日に第15期が開講いたします。
 一新塾で取り組んでいる主体的市民教育について、映像をまじえて、
 詳しく紹介させていただく機会を設けています。OB、OGの方にも
 お越しいただき、交流する機会もあります。
 ぜひご参加ください!
 ※申込は末尾フォーマットまたはHPよりしていただけます。
  http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html

 【説明会の主な内容】
  ●主体的市民になる方法?!(自律→切磋琢磨→協働)
  ●座学&チーム活動2本立ての行動実践型教育  
  ●主体的市民への9段階とは?
  ●ファシリテーター型リーダーシップとは?
  ●一新塾オリジナル問題解決フレームワーク
  ●OB/OGと語ろう!

 【東京説明会】

  日 時:9月11日(土)16:30〜18:30
      9月15日(水)19:30〜21:30
            9月21日(火)19:30〜21:30
           9月26日(日)15:00〜17:00
           9月28日(火)19:30〜21:30 ほか

  会 場:一新塾セミナールーム
     [住所]東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F
      [地図]http://www.isshinjuku.com/01issin/i_chizu-1.html

 【名古屋説明会】
    日 時:9月17日(金)19:00〜21:00
  会 場:なごやボランティア・NPOセンター
     [住所]名古屋市中区栄1-23-13 伏見ライフプラザ12階
      [地図]http://www.n-vnpo.city.nagoya.jp/center1.html


 【大阪説明会】★ミニワークショップもあります!★
    日 時:9月 18日(土)14:00〜17:00
   会 場:豊中インキュベーションセンターMOMO
     [住所]豊中市蛍池中町3−9−20
      [地図]http://www.lets.gr.jp/momo/info.htm


 【福岡説明会】★ミニワークショップもあります!★
     日 時:9月19日(日)14:00〜17:00
   会 場:福岡建設会館
      [住所]福岡市博多区博多駅東3-14-18
       [地図]http://www.fukukenkyo.or.jp/profile/main05.html



  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                    NPO法人一新塾 一般公開講座
         『米国ファンドレイズ先端事例報告』
   〜アカウンタビリティからプロフェッショナル・サービスまで〜
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 このたび、全米公共テレビ放送でファンドレイザーとして活躍中の
 大西たまきさんをお招きいたします。

 アメリカでは、NPOが個人寄付をどのように開拓しているか、
 実際のファンドレイズにおける成功の秘訣をうかがうとともに、
 皆さんと一緒に考えていけたらと思っています。

 また、「ドナー センタード ファンドレイズ」から「コーポレート
 ギビングの再台頭」、「ドナーアドバイズド ファンド」等、
 アメリカの最新寄付事情や、最近の流れを多岐にわたってご紹介
 いただく予定です。

    テーマ:『米国ファンドレイズ先端事例報告』
        〜アカウンタビリティからプロフェッショナル・サービスまで

    日 時:9月11日(土)13:30〜15:30

    会 場:一新塾セミナールーム
         [住所]東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F
         [地図]http://www.isshinjuku.com/01issin/i_chizu-1.html

    講 師:大西 たまき氏(PBS全米公共テレビ放送NY局資金調達部 )
       定 員:30名

       参加費:1000円(当日受付にて承ります)

    申 込:末尾フォーマットにて iss@isshinjuku.com 宛にお送り下さい。



      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

               一新塾10周年記念 創設者大前研一講演会

      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 10周年の節目に創設者の大前研一が新しい時代の到来に向けてメッセージ
 を送ります。大きく転換している時代の潮流と市民パワーの可能性を存分に
 感じてください。後半は青山貞一 一新塾代表理事より主体的市民が向かう
 べき新たな10年に向けてのビジョンを語っていただく予定です。

    ■テーマ:『これからの10年!世界は、そして日本は?』
     講 演:大前研一(一新塾創設者)
     日 時:10月30日(土)13:30 開場
                  14:00 開演 〜 17:00 終了
     場 所:ニッショーホール
         東京都港区虎ノ門2丁目9番16号
         http://www.nissho.or.jp/kyoukai.html
     参加費:3,000円
     申 込:末尾フォーマットにてiss@isshinjuku.com 宛にお送り下さい。



      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

         10周年特別講演 田中康夫知事講演会

      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 長野県を舞台に、新しい地域主権の先端モデルづくりに果敢に挑戦し続ける
 田中康夫知事に新しい地方自治の潮流を語っていただきます。
  後半は、長野県環境保全研究所所長を務め知事をサポートする青山貞一 
  一新塾代表理事と田中知事との対談も企画中です。

    ■テーマ:『地域主権の先端モデルづくり
           〜コモンズから始まる信州ルネッサンス』
     講 演:田中康夫長野県知事
     日 時:10月 9日(土)13:30 開場
                  14:00 開演 〜 17:00 終了
     場 所:大田区産業プラザ 4F コンベンションホール「鶯」
         大田区南蒲田1−20−20(京急蒲田駅東口より徒歩4分)
         http://www.pio.or.jp/map/map.html
     参加費:2,000円
     申 込:末尾フォーマットにてiss@isshinjuku.com 宛にお送り下さい。


-------------<申込フォーマット宛先:iss@isshinjuku.com>-----------------

※参加希望の日時の前のカッコにチェックを入れてください。

■第15期説明会
 【東京 会場】( )9月11日(土)16:30〜18:30
         ( )9月15日(水)19:30〜21:30
              ( )9月21日(火) 19:30〜21:30
              ( )9月26日(日) 15:00〜17:00
              ( )9月28日(火) 19:30〜21:30

 【名古屋会場】( )9月17日(金)19:00〜21:00

 【大阪 会場】( )9月18日(土)14:00〜17:00

 【福岡 会場】( )9月19日(日)14:00〜17:00


■一般公開講座『米国ファンドレイズ先端事例報告』
        ( )9月11日(土)13:30〜15:30

■一新塾10周年記念 創設者大前研一講演会
        ( )10月30日(土)14:00〜17:00

■一新塾10周年特別講演会 田中康夫長野県知事講演会
        (  )10月 9日(土)14:00〜17:00


氏 名:                       
ご住所:                         (〒    )
TEL:                          FAX:
E-mail:


---------------------------------------------------------------------------

---------------------------------------------------------------------
<編集・発行は>  特定非営利活動法人 一新塾 事務局    森嶋伸夫
●ご意見・ご感想はこちらへ  >>>  iss@isshinjuku.com
●一新塾ホームページはこちら >>>  http://www.isshinjuku.com/
●メールマガジン退会はこちら >>>  http://www.melma.com/taikai/
---------------------------------------------------------------------

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-01-16  
最終発行日:  
発行周期:月2回  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。