政治・経済

一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!

1994年に大前研一を創設者として開塾したネクストリーダー養成のNPO法人一新塾。社会起業家、政治家を目指す方、仕事をしながら市民プロジェクトを立ち上げたい方へ最先端の市民の知恵をお届けします。「あなたの市民力で社会を一新」しませんか?

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【大前研一の一新塾ニュース】第61号

2002/06/25

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        大前研一の一新塾ニュース  第61号 
       
             発行日:2002年6月25日
     ★HPリニューアル!  http://www.isshinjuku.com ★

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 「政策提言のノウハウお伝えします!〜大前賞をゲットしたチームの軌跡」

                        第8期ビジョンコース
                           奈良百合子

1.はじめに

 私は、第8期のビジョンコースの経済産業政策Aチームのメンバーとして、
1年間、政策提言「知的資産立国宣言」作りに携わってきました。そのチーム
の提言が、第8期の卒塾式で、13チームの中から、大前賞をいただく栄誉に
輝きました。

 内容は、「特許の審査は10ケ月、裁判は6ケ月で完結させる、賠償金は損
害の5倍とするなど、数値目標を導入することにより世界一権利を取得しやす
く、かつ保護される法制度改革によって、知的資産環境を整え、優秀な人材を
我が国に結集する」というものです。

 我々の1年間、充実しつつも奮闘して得たノウハウをご紹介することにより、
少しでも、現在、一新塾で政策提言作りに取り組まれている方々の参考になれ
ば幸いです。

2.テーマの決定経緯

 我々のチームメンバーは学生から40代半ばと幅広い11人でしたが、皆、
「日本を変えたい!いい国にしたい!!」と驚くばかりの熱いハートを持って
います。こんなにやる気のある若い人がいるなら、日本も安心だと思えるほど
意欲満々でした。そんなチーム内で、産業空洞化が進む中、日本が豊かになる
ためには、どうすべきかを議論するうち、一人一人が豊かになろう、知的資産
で金持ちになろうと盛り上がりました。

 リーダーがコンセプトを上手にまとめて一気に知的所有権がテーマとなりま
した。メンバーは、未知の世界に新鮮な刺激を覚えたようです。しかし、知的
所有権の知識が少々あるのは2人だけで、実際の政策提言作りは素人には容易
ではありませんでした。

3.体験的政策提言作りの10ヶ条!

 (1)役割分担をしよう
   知的所有権の現状と課題については、見当もつかない状態でした。この
   ため、メンバーで、(1)特許審査(2)特許の流通 (3)特許裁判 (4)目
      指すき将来の目標数値に分担して、それぞれ十分に情報を収集・分析し
   ました。
 (2)グループメールで情報交換を
   メンバーが新聞の記事やセミナー情報、自分の意見をグループメールに
   1週間に2通くらい流しました。
 (3)ヒアリングをしよう
   ジャーナリストの馬場錬成さんや(社)テクノマート、知的財産研究所
   のヒアリングで勉強した後、メンバーの知り合いのつてを頼んで、特許
   庁の課長や審査官と意見交換し、現状と課題を探り、解決策の仮説を立
   てました。他に、ビジネスIPR、民間企業のIRやセミナーなど、一
   通りの情報源に、都合のつく人がアクセスしました。
 (4)テーマを絞って十分に議論しよう
   チームでは、土日や塾後に集まって20回くらいディスカッションを行い
   ました。5時間くらい行うこともたびたびあり、体力のない私には、正直
   言ってとても苦痛でしたが、メンバー、スタッフともに最後まで激論を戦
   わせていました。あの、長丁場をクリアしてきたからこそ、ここまで来れ
   たと思います。ボランティアで参加されたお二人のスタッフにも頭が下が
   ります。
 (5)現行施策を把握しよう
   担当省庁で、課題に対し、すでに施策を措置していることが多いものです。
   現行制度も把握していない提言は、勉強不足と思われ信用がなくなります
   が、あまり知りすぎると新しいアイデアが出て来なくなるので、問題解決
   の仮説を立ててから特許庁や経済産業省のホームページをくまなく閲覧す
   るとともに「電子政府の窓口」で法律を検索するとともにプレゼン資料が
   事実と異なることのないよう十分にチェックしました。
  (6)スタッフを活用しよう
   プレゼン前には、昨年のやり方やボードや塾長へ臆せず質問することを教
   えていただきました。
 (7)データを図示しよう
   プレゼンは、見た目が勝負です。ポイントがわかりやすいよう、パワーポ
   イントでグラフや図表を用いて資料を作成しました。
 (8)プレゼンはリハーサルをしよう
   せっかくのプレゼンも現状と課題の説明で時間を使ってしまい、せっかく
   の提言部分を説明できないチームも多く、残念でした。
   我チームは、プレゼンの前に集まって、リハーサルを3回ほど重ねること
   により、提言中心のプレゼンを行いました。
 (9)記録をつけよう
   ミーティングやヒアリング、ボードメンバーや塾長のアドバイスを記録し
   てメーリングリストに流しました。
   プレゼン前に、前回いただいたアドバイスをクリアしているか検証したこ
   とで、自信を持ってプレゼンに臨めました。
 (10)そして、楽しいイベントも
   我チームは、ディスカッションの後、飲みに行ったり、カラオケに行った
   り、よく学び、よく遊んだことが最後までメンバーをひきつけました。メ
   ンバーのお宅に新年会で招かれたのもうれしい思い出です。

4.チームの絆

 我チーム以外にも、思いもつかないようなすばらしい政策提言がたくさんあり
ました。大賞を頂けたほんの少しの差は、我チームメンバー個々の得意な能力を
活かした、つまりチームの和ではないかと思います。

 せっかく、やる気のある有志が集っている一新塾ですし、一人で提言作りをす
るのは容易ではありません。是非、最後までみんなで作り上げようというチーム
の和を大事にしてほしいと思います。
 折りしも、知的財産の推進は、国策となり、毎日新聞で話題になっており、そ
の流れに一石を投じることができたと自負しております。

 今、メンバーはふだん接することのない、全く異業種のそれぞれの道に散りま
したが、何かあれば、いつでも集まる絆が私の財産です。

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■編集室より

尾身大臣や大前塾長へも臆することなく自分の意見をぶつけていた奈良さん。
「ディベート教室に通ったり、論理力を養う勉強をするきっかけとなりまし
 た。」と近況を語ってくださいました。          (近藤)
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<編集・発行は>  大前研一の政策学校「一新塾」事務局    森嶋 伸夫
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創刊日:2001-01-16  
最終発行日:  
発行周期:月2回  
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