政治・経済

一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!

1994年に大前研一を創設者として開塾したネクストリーダー養成のNPO法人一新塾。社会起業家、政治家を目指す方、仕事をしながら市民プロジェクトを立ち上げたい方へ最先端の市民の知恵をお届けします。「あなたの市民力で社会を一新」しませんか?

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【大前研一の一新塾ニュース】第60号

2002/06/05

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        大前研一の一新塾ニュース  第60号 
       
             発行日:2002年6月5日
     ★HPリニューアル!  http://www.isshinjuku.com ★

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  『アメリカ研修を通して感じた「生きる上で最も必要なもの二つ」』

                       9期ビジョン 小野公督

■はじめに

 私たちメンタルケアチームでは「現在、日本の一番大きな問題はメンタリ
ティーの崩壊である」という視点から心のケアに焦点を絞って活動しており
ます。今回、カウンセリングなどの心のケア(=メンタルケア)の先進国で
あるアメリカNYへ視察旅行にチームメンバーと行ってきました。その中で
も衝撃的だったワールドトレードセンター(以下WTC)跡地への訪問に焦点を
絞ってお伝えします。

■ 判断基準を持つこと。「愛情・勇気・正義」

「自分の目指すものを手に入れるためには、遠回りに思えても愛情・勇気・
正義を貫かなければだめだ。焦ってそれらを怠れば、結局、道は遠回りにな
る。」という言葉があります。これはある恩師から頂いた言葉です。

「愛情・勇気・正義」と聞いて皆さんはどう感じるでしょうか?
私の人生そのものである、と感じるでしょうか?
それとも、クサくて非現実的なものと感じるでしょうか?

  私の場合は後者でした。正義を貫けるほど現実の生活は甘くはないと思っ
て来ました。しかし、WTC跡地へ訪れた瞬間、この言葉は私の「信念の言
葉」へと変わっていきました。
  
 ちょうどその当時、日本では宗男vs真紀子問題が沸騰していた頃。そして
アメリカではラディンによるテロ、ブッシュによる報復攻撃…という状況に
ありました。その状況でテロ跡地にいた私は、この「愛情・勇気・正義」と
いう言葉が大切なものであり、むしろ現実的なものであると強く感じました。

 そして、現実の諸事件の当事者に重ねあわせてみても、この三つのうちで
一つでも欠けていると悪い方向に展開してしまっていると実感しました。
(外務省の腐敗、利権派閥、構造改革の躊躇、食品業務への不信感、幼児虐
待に少年犯罪など)
  
  そして日本に帰ってきた途端、高い志で純粋にチャレンジしてきたはずの辻
本清美元議員の政策秘書疑惑が報道されているのを見て、「焦ってそれらを怠
れば、結局、道は遠回りになる。」という言葉の意味をかみ締めました。

  そして遠回りだとしても、この三つを判断基準として突き進んで行ければ、
いつか道も開ける、ということも信じることができました。この三つの言葉が
私の信念です。


■ 根本的におかしい・・・「自分で考える、感じること」

  衝撃的で、悲劇的な光景です。
  テロ跡地近くの教会には遺品や手紙が並んでおいてあり、日本人で亡くなっ
た方々へのメッセージや日の丸国旗もおいてありました。
しかし、悲劇的な光景とはその遺品自体だけではなかったのです。欧米やアジ
アからの観光客が下をうつむきながら、遺品の前で祈ったり、悲しい顔をして
いたのに対し、日本人のある観光客グループ(おそらく皆20代)は笑顔で肩
を組んだり、遺品を手に持ってパシパシと写真を撮っていました。果てには遺
品の前でピースサインをする始末。
  
  その姿を見た後、私は過去に日本で起こった事件やニュースを振りかえり、
ある種の違和感を感じました。「今の日本人は何かが根本的におかしい。何か
を忘れてきているのでは?」という奇妙な違和感だったのです。
  そしてその欠如点は「物事を自分自身で感じ取り、考えること」という最も
シンプルで当たり前のことではないかと感じました。
  
  確かに、メディアでテロのニュースを取り上げないとその事実すらも忘れ、
いつしか「テロ跡の残骸も片付き、元通りのNYに戻っているのでは。」と一
方的に思い込んでいた私自身や、宗男・外務省問題の本質を探ろうとせず、メ
ディアの報道に一喜一憂する視聴者を見るたびに、そのシンプルなものが欠如
していると実感するようになりました。

「皆が怒っているから自分も怒り、皆が悲しんでいるから自分も悲しむ。そし
て、メディアが報道しているものだけに興味を持ち、報道されなくなると問題
が解決しなくとも忘れる。」という繰り返しの現実を見ると、その欠如点は悲
劇的な問題であると感じました。
  
  その「自分で考えること」を日本人が忘れてしまった理由を、GHQ政策や教育
にあると考える方々もおられますが、私はそこまで大袈裟なものではなく、単
に「日本人はPlan&Do&Seeの『See』をサボりがち」だから、と考えます。

 起こった出来事を報道の通りに信じ込むことは、良い方向にとらえると「日
本人は素直だから」とも取れます。しかし問題は、後々にその出来事を振り返
り、事実を確認し、自分の判断が正しかったのかを振りかえることをサボって
しまう事にあるのではないかと思うのです。つまり自分の考えを持ち、自分で
感じる事を身につけるためには、「やりっぱなし」にせず、その度に振り返り
(=See)をすることが「考える」訓練になると感じました。

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■編集室より

一新塾のビジョンコースでは、自分たちで関心のあるテーマについてチームを
作り、政策提言活動を行います。小野さんのメンタルケアチームは、これまで
にアメリカへ現地視察に出かけたり、保坂展人議員に直接提言をぶつけるなど
活動を進めてきました。                   (近藤)

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                        第10期 いよいよ開講
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第10期がいよいよ開講いたしました。
今期も年代も職業も様々な意欲溢れる方々に多数ご参加いただいています。

【第10期生の入塾式での声】
・緊張感のある雰囲気の中、熱のこもった講義で時間があっという間にすぎました。
・「未来である今」を見る眼、「Inquisitive Mind 」等々、只々眼からウロコ!
・これからの1年間への想いが強くなりました。
・参加されている方々が真剣だったことが印象的でした。
・今、自分がどういう状況におかれているかということを見る良いきっかけになった。
・塾長の話ははじめて聞きましたが、いつかはギャフンといわせるようになりたいです!

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●入塾式についてはビデオでのフォローがございます
●詳しい説明をご希望の方は一新塾事務局iss@attackers.ne.jp までご連絡ください。

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<編集・発行は>  大前研一の政策学校「一新塾」事務局    森嶋 伸夫
●ご意見・ご感想はこちらへ  >>>  iss@attackers.ne.jp
●一新塾ホームページはこちら >>>  http://www.isshinjuku.com/
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創刊日:2001-01-16  
最終発行日:  
発行周期:月2回  
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