政治・経済

一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!

1994年に大前研一を創設者として開塾したネクストリーダー養成のNPO法人一新塾。社会起業家、政治家を目指す方、仕事をしながら市民プロジェクトを立ち上げたい方へ最先端の市民の知恵をお届けします。「あなたの市民力で社会を一新」しませんか?

全て表示する >

【大前研一の一新塾ニュース】第58号

2002/05/03

☆〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓☆
 
        大前研一の一新塾ニュース  第58号 
       
             発行日:2002年5月3日
     ★HPリニューアル!  http://www.isshinjuku.com ★

☆〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓☆

    「パーソン・スペシフィックの時代〜地方主権の扉が今開かれる」

  キャッチアップ時代の国家の掲げた「均質的社会志向」から地域毎の個性
や独自性を尊重する「地域差志向」へ。全ての自治体が中央政府に顔を向け
ていた「横並び型地域行政」から、自らの知恵と力で地域の個性を存分に発
揮させ活力を生み出す「地域経営型行政」へと『地方主権』の模索が始まった。

  長らく閉塞状況から脱皮できない日本の根源的な問題は何かと問われれば、
それは、中央集権というシステムである。とにかく、このシステムのお陰で、
個人も地域も企業も全て依存して生きることが染み付いてしまった。中央集
権から地方主権への意味することは、まさに、個人、地域、企業が自律への
道を歩み出すことに他ならない。

  さて、26年前『企業参謀』を世に出し、マイケル・E・ポーターらが洗練を
重ねる以前に、日本に「戦略論」を持ち込んだ大前研一塾長が以下の発言を
している。

「『戦略とは何か』と問われれば、もはやそれを定義しようと思わない。こ
うすれば企業は成功する、事業が上手く発展するという、経営学者の言うと
ころのフレームワークでは、何も見えなければ、答もでない。」

 その理由を、かたちをとらえることができず、方向すらつかめない「見えな
い大陸」に入り込んでしまったからだという。それは、「実体経済」「グロー
バル経済」「サイバー経済」「マルチプル経済」という4つの次元の経済空間
である。そして、この「見えない大陸」の時代に挑むためには、「パーソン・
スペシフィック」(どんな資質を持つ人材がやるのか)にかかっているという。
その人材がどんな構想を持ち、どの時代のどのタイミングに、一大奮起してやる
か、“人材”こそが鍵を握るというのだ。

 当然、このことは『地方主権』を進める上で当てはまる。自主自立の精神を
基盤とする「地方主権」実現の成否は、「権限」「財源」「人材」であるとよ
く議論されるが、そのうち、最も注目すべきなのが「人材」である。人材とは
自治体職員、地方議員だけでなく、住民、企業、NPOのメンバーでもある。

 では、『地方主権』の時代にはどんな人材が求められるのだろうか。

 キャッチアップ時代は、法律制度に精通し中央省庁が策定する計画の内容を
よく理解し、それを的確に運用できる力を備えた人材が求められた。80年代の
まちづくりや地域おこし競争の際は、先進的な事例や情報を素早く吸収し巧み
に応用出来る能力が注目された。

 『地方主権』の時代にはゼロベースでものを構想していく力、緻密な分析力、
PLAN→DO→SEEで行動しながら自ら方法論を生み出す力が求められる。

 さらに、地域が持つ人材を最も効果的に活用するためには、“個々の人材の
能力アップ”とともに、組織外の世界の異なる立場の人々の発想を柔軟に受け
止め、また自分自身の考えもスムーズに他の世界に伝えられるコーディネーター
としてのスキルも重要である。バックグラウンドの違う個性溢れる活力ある人
間同士が協働できる“地域協働型の自治システムの構築”こそが、『地方主権』
時代の扉を開く“鍵”だと考えている。

                       森嶋伸夫(一新塾事務局長)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
                         第10期 5月18日開講
                     大前研一の政策学校[一新塾]
               塾生募集! 
                       http://www.isshinjuku.com/
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

                    テーマ:『目覚めよ!主体的市民』

               ●日本を変革する人材養成学校!
               ●平日夜間・休日開催・通信コースあり

≪予定講師≫
 金美齢氏(台湾総統府国策顧問)、和田秀樹氏(精神科医)、
 松山大河氏(ビットバレーアソシエイション)、鈴木寛氏(参議院議員)
 杉山知之氏(デジタルハリウッド学校長)、枝野幸男氏(衆議院議員)
 小林慶一郎氏(経済産業研究所)、増田寛也氏(岩手県知事)
 片岡勝氏(市民バンク代表)              ほか全36名
 
■勝ち抜け!夏場所・冬場所〜政治の現場にもの申す〜

第10期では自治体の首長や国会議員の方に授業にお越しいただき、生活者の
立場から実際に提言をぶつけていきます。

≪第10期説明会開催中≫

 ■東京会場(一新塾セミナールーム)
  http://www.attackers.ne.jp/issin/map.html

  (1)5月 8日(水) 19時30分〜21時00分
  (2)5月11日(土) 16時00分〜17時30分
  (3)5月15日(水) 19時30分〜21時00分 

<申込方法>
   一新塾HP  http://www.attackers.ne.jp/issin/setsumei.html
   からお申込いただけます。

ご質問等ございましたら一新塾事務局iss@attackers.ne.jpまでお気軽に
ご連絡ください。

----------------------------------------------------------------------
<編集・発行は>  大前研一の政策学校「一新塾」事務局    森嶋 伸夫
●ご意見・ご感想はこちらへ  >>>  iss@attackers.ne.jp
●一新塾ホームページはこちら >>>  http://www.isshinjuku.com/
---------------------------------------------------------------------

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-01-16  
最終発行日:  
発行周期:月2回  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。