政治・経済

一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!

1994年に大前研一を創設者として開塾したネクストリーダー養成のNPO法人一新塾。社会起業家、政治家を目指す方、仕事をしながら市民プロジェクトを立ち上げたい方へ最先端の市民の知恵をお届けします。「あなたの市民力で社会を一新」しませんか?

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【一新塾ニュース】第49号

2002/01/25

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           一新塾ニュース  第49号
       http://www.isshinjuku.com 発行日:2002年1月25日

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           「JOBスタイル変革コースに期待するもの
            〜協働活動のための創造的スキル・能力」

                     平野 崇雄(一新塾第9期生)
1.いわゆる〈会議〉とは

 どのような組織・グループにおいても会議・交渉・意思決定は行われる。そ
のプロセスでは議論を重ねることでコラボレーションし、それをどうマネジメ
ントするかが最も重要である。
 にもかかわらず〈会して議せず、議して決せず、決して行わず〉といった風
土を感じる人が多い。〈米国の会議が問題解決の場であるのに対して日本の会
議は問題共有の場だ〉と喝破したのはドラッカーであった。日本の会議が非効
率・非生産的であることは今に始まったわけではないが、あきらかに〈日本的
工業社会型の仕事のやり方〉が時代の流れに乗り遅れている。慶應義塾大学の
妹尾堅一郎教授は〈知識・情報社会に求められる会議とは、課題を設定したり
吟味できる創造的な会議、あるいは知を新たに生み出す会議である〉と指摘す
る。加えて日本には特有の風土や歴史に根ざした独特のメンタリティがある。
弊害も多いが、暗黙の了解・あうんの呼吸といった日本的コミュニケーション
や恥をかかせないといった文化があり、人間関係を円滑にする場合もある。
 問題なのは、個々人の経験・アイディア・意見はバラエティに富んでいるの
に、それらをうまく引き出し全体としてコーディネートできないところにある。
なぜプロジェクトがうまくいかないかを考えると思いあたることが多い。

2.〈共生型社会〉に向かって

 評論家の立花隆氏は〈先端的創造的なモノはつねに異質同士のぶつかり合い
や混じり合いの中からしか生まれない〉という。社会に目を転じれば、20世
紀は二項対立や二分法思考といった〈分離のモデル〉が支配的であった。たと
えば〈経済〉が成長するほど〈環境〉が悪化するといった二律背反の悪循環を
生み、両者はつねに対立概念の関係にあったが、21世紀は環境経済といった
〈統合のモデル〉が急がれている。この流れはあらゆる分野で加速度的に進む
一方、個々人は社会が成熟するに伴い、家庭・職場・趣味やレジャー以外に地
域コミュニティやNPO活動など公共性・文化性の高いものに関心を向け、行
動するようになると考える。すなわち〈共生型社会〉の進展であり〈ライフス
タイル〉の変革である。職場などにおける同質同士のもたれ合いから、異質同
士の積極的な交流が求められるのは必然といえよう。

3.4つの目標設定

 前置きが長くなってしまったが、そういう時代に向かっては自己と他者、自
己と社会の関係を深めるためのスキル・能力がこれまで以上に必要になると考え、
次の4つの目標を設定した。

(1)自分に気づく能力
 最も基本的なスキルで、自分自身をより広くより深く理解できる能力。自然
の自分を表現できる能力。より本来的な自分の能力を発見し、他者との自然な
関わりを可能にする。

(2)対人関係能力
 効果的な対人関係形成能力。コミュニケーションスキル。対人感受性。他者
との葛藤をリアルに受けとめ、それを乗り越えて他者と健全な対人関係を形成
できるスキル。

(3)集団内におけるリーダーシップ能力
 グループの中で起きる諸々のダイナミックスを診断し、効果的な役割行動の
とれる能力。集団に対する感受性。集団に対する診断能力。集団に対する介入
援助能力。意思決定能力。

(4)集団間におけるリーダーシップ能力
 ある目標を指向する2つ以上のグループが関係をもつとき、グループ内やグ
ループ間に起きやすいことを理解し、効果的に〈競争→葛藤→協働〉へもって
いく能力。

4.JOBスタイル変革コースに期待するもの〜協働のための創造的スキル・能力

 4つの目標を打ち立てた時、たまたま〈JOBスタイル変革コース〉に出会っ
た。このコースはワークショップを中心に、ビジネス一般に必要とされる〈ベー
シックなスキル〉と市民活動などに広く応用できる〈実践的な手法〉の両方の体
得を目標とする一新塾ならではのユニークなものである。このカリキュラムなら
4つの目標を同時に追究し、かつ〈協働活動のための創造的スキル・能力〉の向
上に役立つと確信し、今後の展開を楽しみにしている。
 蛇足になるが『なんとか会社を変えてやろう』の著者柴田昌治氏は、日本企業
の欠陥の一つは〈気楽にまじめな話ができる場〉がないことだという。たしかに
〈気楽で非まじめな場〉はあるし〈気楽でなくまじめな場〉も多い(その最たる
ものが会議である)。一新塾は〈気楽にまじめな話ができる場〉として大いに活
用していきたい。

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■編集室より

 JOBスタイル変革コースでは、プロジェクトの目的に向かって個々の知恵
を引き出し、力を結集していく「ファシリテーター」「コーディネーター」
「プロデューサー」のスキルの習得をねらいとしています。
 塾生自らが実践を通じて「場づくり」の力を養っています。

                                            (近藤)
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         [一新塾] 体験講座 開催のお知らせ
                
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 一新塾はグラスルーツで、普通の人たちからの声を社会に発信していく方法論
を探究する場です。一人でも多くの皆さんに、塾の実際の雰囲気を体験していた
だきたいと思い、第9期の講義の一部を「一新塾体験講座」といたします。
 皆さんのご参加をお待ちしています!

< 1月のオープン講座 >
1月28日(月) 19:30〜21:30 中村敦夫氏 (参議院議員)

< 2月のオープン講座 >
2月 1日(金) 19:30〜21:30 山崎 拓氏 (衆議院議員)
2月 4日(月) 19:30〜21:30 加藤紘一氏 (衆議院議員)
2月14日(木) 19:30〜21:30 尾身幸次氏 (衆議院議員)
2月18日(月) 19:30〜21:30 枝野幸男氏 (衆議院議員)
2月20日(水) 19:30〜21:30 伊藤 真氏 (伊藤塾塾長)

< 3月のオープン講座 >
3月18日(月) 19:30〜21:30 保坂展人氏 (衆議院議員)

★参加要項★
 受講料:3000円(当日受付にてお支払いただきます)
 定 員:各講義先着5名様まで
     ※オープン講座の聴講はお一人様一回限りとさせていただきます。
 会 場:一新塾セミナールーム(東京都千代田区六番町1−7)
申込方法:下記フォーマットをコピー・ペーストしてisj@attackers.ne.jp宛
     にお送りください。
     一新塾HP  http://www.isshinjuku.com からもお申込いただけます。

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●「一新塾体験講座」参加申込み書(宛先:isj@attackers.ne.jp) 

希望講義 
      月  日   講師:

 お名前:
 ご住所:
 TEL:

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<編集・発行は>  大前研一の政策学校「一新塾」事務局    森嶋 伸夫
●ご意見・ご感想はこちらへ  >>>  iss@attackers.ne.jp
●一新塾ホームページはこちら >>>  http://www.isshinjuku.com/
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創刊日:2001-01-16  
最終発行日:  
発行周期:月2回  
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