政治・経済

一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!

1994年に大前研一を創設者として開塾したネクストリーダー養成のNPO法人一新塾。社会起業家、政治家を目指す方、仕事をしながら市民プロジェクトを立ち上げたい方へ最先端の市民の知恵をお届けします。「あなたの市民力で社会を一新」しませんか?

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塾生活動【一新塾ニュース】第712号『四日市市の図書館を考える会』

2019/07/23

(もくじ)
■ 塾生活動レポート

『四日市市の図書館を考える会』

一新塾40期・42期名古屋地域科 日下由紀子

■参加者募集!「一新塾体験セミナー&説明会」
◎東 京:8月17日(土),21日(水),24日(土),28日(水),9月4日(水),7日(土)
◎大 阪:8月31日(土),9月28日(土)
◎名古屋:9月 1日(日),9月29日(日)
◎仙 台:9月 8日(日)
◎通 信:随時、お電話で個別説明します。
→ https://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html

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『人生と社会を変える「根っこ力」政策提言・社会起業・市民活動』
 詳細・ご購入はこちら→ https://www.isshinjuku.com/03bosu/b_issryku_book.html

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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。

今回は、日下由紀子さんのメッセージをお届けいたします。
日下さんは大学卒業後、科学館で12年お勤めの後、独立。
2009年より三重県四日市市でフィンランド式国語教室を営まれています。
2017年に一新塾名古屋地域科に入塾、そして、地域をフィールドに
『四日市市の図書館を考える会』を発足し、奮闘されていらっしゃいます。

日下さんの志を生きる挑戦をお伝えさせていただきます。

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塾生活動レポート

      『四日市市の図書館を考える会』

        一新塾40期・42期名古屋地域科 日下由紀子

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●四日市、私はこの街で育った。

人口31万人、名古屋から近鉄電車で約35分ほどのところに位置している。
都会と言うには程遠いが、かといってド田舎でもない。数年前三重県は学力
で最下位を取得。県民性か土地柄か、それでもあまり焦燥感はない。
これまで大きな事件もない。のどかな地方都市である。
私はこの街で育った。


●誰かのために、何かのために生きたい

独立してから10年が経ち、現在の仕事が軌道に乗ってきたところで、
これまでを振り返ってみた。すると気づいたのは「自分のためにしか
生きてこなかった」であった。周りは仕事もしながら、子育てもしている
友人、知人が多い。皆、自分以外の誰かのために生きている。私はなんて
薄っぺらい人間なんだろうと愕然とした。そこからは悶々とする日々。
そして、私も誰かのために、何かのために生きなければと思うようになった。
そこで一新塾の門を叩いた。

「主体的市民」という言葉に惹かれたのだ。


●新聞記事を目にし「これだ」と思う

入塾当初は全然別のプロジェクトを考えていた。
しかし、塾生の話を聞いているうちに、「何かが違う」という違和感を覚えた。
塾生の多くは社会問題に取り組んでいたが、私はビジネスで何かを形にしようと
していたのだ。それはそれで別に問題はないのだが、私が取り組みたかったのは
ビジネスではなく、社会貢献であることに気づいたのだ。そこで一旦、自分を
ゼロにした。そんな時、「四日市の図書館をリニューアルする」という新聞記事
を目にする。「これだ」と思った。自分がしている仕事と図書館が自然に結び
ついたのだ。


●本に育ててもらった幼少時代

私は国語教室を主宰している。「考える人を育てる」ことがミッションだ。
幼い頃から本が大好きで、ある面、本に育ててもらったとも言える。
今でも悩むと図書館や本屋に足を運ぶ。そして本に相談を持ちかける。
解決のヒントをもらうのだ。幼い頃からそうしてきた。
おかげで「考える」ことが自然と身についた。考えるためには、知識や語彙、
論理的思考が必要になる。読書によってその土壌が作られたと言っても過言ではない。


●科学館で働いていた会社員時代

独立する前は12年間科学館で働いていた。会社員だった。
社内は「会社がしてくれない」「上司がやってくれない」《してくれない族》が
多かった。「自分で変える」という選択肢だってあるのではないかと思い、
よくいろいろな提案や企画をし、後輩たちには行動で背中を見せるようにした。
当然、上司や先輩方とぶつかることもあった。

一方、お客さまである子どもたちも展示解説を聞くだけ、実験ショーを見るだけ、
工作を体験するだけで、常に受身の姿勢。自らの意見を発することはほとんどな
かった。しかし外国の子どもたちは違った。時折、外国からも団体で子どもたち
が見学にやってきた。同じように実験ショーを見せると「それって、こういうこ
と?」「こうなるのはこうだからじゃない?」など、自由闊達な意見が飛び交う。
演じているこちらも楽しかった。日本の子どもたちは優秀だ。しかし、自分の考
えを述べようとはしない。それでは相手に何も伝わらない。このままではきっと
彼らも将来《してくれない族》になってしまう。もどかしい思いがした。


●フィンランドの教育との出会い、国語教室を立ち上げ

そんな時、たまたま国際交流のボランティアをしている友人から電話があり、
急遽、フィンランドの子どもをホームステイで預かることになった。
「フィンランド?名前は聞いたことがあるけど、どんな国?」。調べてみた。
「人口520万人(当時)、森と湖がたくさんある。学力世界トップ」・・・。
「何?なんでこんな小さな国が学力世界1位なの?」と驚いた。
そこでフィンランドの教育現場を視察しようと思い立った。そこにあったのは
確かな国語力だった。
「相手の言っていることを正確に理解する力」
「自分の言いたいことを明確に伝える力」。
この2つの力を徹底的に養う教育。そして、国を挙げて「考える人」を育ててい
るのだ。日本とはまるで違う教育観。「そうだ!将来を見据えて日本の子ども
たちを育てよう!」という思いに至り、現在の国語教室を立ち上げたのだ。


●「四日市市の図書館を考える会」を発足

10年が経ち、気づいたのは、教室の子どもたちは確かに育っていくだろう。
しかし、私一人が指導できる人数は限られているし、周りを見渡せば
《してくれない族》がたくさんいる。「行政がしてくれない」「会社がしてくれ
ない」「学校の先生がしてくれない」。そういう大人は依然多い。これは街全体
を巻き込んで、「考える市民」を育てないといけないのでないだろうか?

2018年10月、市長と市議にコンタクトを取り、図書館のリニュールアルに
関わりたいと告げた。2018年12月、「四日市市の図書館を考える会」を発足。
現在、8名のメンバーで勉強会やイベントの企画などを行っている。
2019年10月に第1回目の政策提言に向けてのシンポジウムを開催予定。
「あったらいいなぁ、こんな図書館(仮称)」。内容は、20〜30名の市民を
集め、私が見てきた国内外の図書館を紹介。その後、グループ討論&発表。
おまけのミニ工作といった感じだ。こういったシンポジウムを重ね、図書館の
リニューアルを自分ごととして捉えて考える機会を生みだしていく。
2020年秋には多くの市民を巻き込んだシンポジウムでの政策提言にまで
発展させていきたい。


●小布施町のまち図書「テラソ」

会の立ち上げと並行して、国内外の図書館を視察することにした。そんな話を
森嶋さんにしたところ、長野県小布施町の図書館づくりに携わった、一新塾の
OB木下さんに会ってみてはどうかという、ご助言をいただいた。

早速、アポイントメントを取っていただき、小布施町を訪問した。
木下さんは図書館づくりの際、町民委員会の委員長をされていた。委員会で
何度も話し合いを重ねたこと、町民主体の図書館づくりをすることで民度を
高めていったこと、皆のアイデアが随所に活かされた図書館のポイントなど、
初対面の私に本当に親切丁寧にお話くださった。小布施町と四日市市では
人口や規模は違うけれど、市民主体という考え方の土台は一緒だと思った。
主体的町民を生み出した、木下さんの図書館づくりは、小布施の町を見事に
活性化させていた。町全体におもてなしが行き届いている。民度の高い町が
出来上がっていたのだ。「民度を高める」、これは四日市市の図書館を考える会
のキーワードになっている。


●丁寧に話し合いを重ねて

今はまだ初めの一歩の段階。先日、メンバーから「四日市市の図書館を考える会」
のすすめ方についての意見が挙がった。私が皆にきちんとビジョンを語りきれて
いなかったこと、メンバー、一人一人と語り合いの時間を設けていなかったことが
原因だ。今、一人一人とスケジュールを合わせ、面談の機会を設けたところだ。
これから一人ずつと、丁寧に話し合いを重ねていく。

一新塾で学んだ「ビジョンを語る」「一人一人と話す」が全くできていなかったのだ。
プロジェクトを立ち上げる時、この2つは絶対に外せないと身をもって知った。

「四日市市の図書館を考える会」。これからどんな道を辿っていくのか、
予期せぬこともあろうが、図書館がリニューアルされた暁には、メンバーも
市民も大きな笑顔を咲かせている未来が私にははっきりと見えている。



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「体験セミナー&説明会」参加者募集!
 東京・名古屋・大阪・仙台
https://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html

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主な内容:
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●志を生きるロールモデルの30人の講師
●ゼロベースでビジョンを描くには?
●仲間と協働し、現場主義を生きる方法
●20世紀リーダーと21世紀リーダーの違い
●「社会起業」「政策提言」「市民活動(NPO)」で社会を変える方法論
●志のコミュニティから生まれたOBOGのプロジェクト紹介!

講 師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
テーマ:「“根っこ力”が社会を変える!」
参加費:無料
申込み:https://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html

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【東京本科 体験セミナー&説明会】
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日時:
2019年8月17日(土)15:00〜17:45
2019年8月21日(水)19:30〜21:45
2019年8月24日(土)15:00〜17:45
2019年8月28日(水)19:30〜21:45
2019年9月 4日(水)19:30〜21:45
2019年9月 7日(土)15:00〜17:45

※現時点で決定しているスケジュールです。
ご都合あわない方はこの先も予定しています。

会場:一新塾セミナールーム
(住所)東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F
(地図)https://isshinjuku.com/map.html

申込み:https://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html

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【大阪地域科 体験セミナー&説明会】
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日時:
2019年8月31日(土)13:00〜15:45
2019年9月28日(土)13:00〜15:45

会場:難波市民学習センター
(住所)大阪市浪速区湊町1丁目4番1号 OCATビル4階
(地図)https://osakademanabu.com/namba/access

申込み:https://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html

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【名古屋地域科 体験セミナー&説明会】
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日時:
2019年9月 1日(日)13:00〜15:45
2019年9月29日(日)13:00〜15:45

会場:ウィルあいち(愛知県女性総合センター)
(住所)愛知県名古屋市東区上堅杉町1番地
(地図)http://www.will.pref.aichi.jp/frame/f-kotu.html

申込み:https://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html

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【仙台地域科 体験セミナー&説明会】
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日時:
2019年9月8日(日) 13:00〜15:15

会場:トークネットホール仙台(仙台市民会館)
(住所)仙台市青葉区桜ケ岡公園4番1号
(地図)http://www.tohoku-kyoritz.co.jp/shimin/koutu/guide.htm

申込み:https://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html


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【通信科 電話での個別説明 】
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ご多忙な方、上記地域以外の方を対象に通信科をご用意しています。
随時、お電話での個別説明を10〜15分程度させていただきます。
(東京・大阪・名古屋・仙台での説明会へのご参加も大歓迎です)

申込み:https://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html


【講師プロフィール】

森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)

1964年生まれ。1988年慶應義塾大学卒、積水ハウス( 株) に入社。 
「都市開発」「まちづくり」の仕事に携わる中で、一新塾へ入塾。
1997年政策学校一新塾マネジャーへ。大前研一氏の下で薫陶を受ける。
2002年一新塾のNPO化に伴い、代表理事・事務局長就任。22年で5000名の塾生の
“志を生きる挑戦”に立ち会い、人生の転機での相談役。これまでに1100に迫る
市民からの社会変革プロジェクトをインキュベート。 「政策提言」「社会起業」
「市民プロジェクト」立ち上げの独自の方法論と『志を生きる方程式』を確立。
年間100の講座と700回の個別コンサルティング。市民起点の新しい国づくり、
地域づくりの支援に全国を日々奔走。体験セミナーは全国で千回以上開催、
1万人以上が受講。

著書に 『人生と社会を変える根っこ力』(一藝社)、
『根っこ力が社会を変える』(ぎょうせい)、共著に『一新力』(文屋)、
『今のニッポンを変えろ!』、『大前研一の一新塾』(プレジデント社)、
『新しい日本をつくるために私ができることあなたができること』(ダイヤモンド社)



<申込フォーマット宛先:iss@isshinjuku.com>
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 ■「一新塾体験セミナー&説明会」に参加します。

【東京会場】
( )8月17日(土)15:00〜17:45
( )8月21日(水)19:30〜21:45
( )8月24日(土)15:00〜17:45
( )8月28日(水)19:30〜21:45
( )9月 4日(水)19:30〜21:45
( )9月 7日(土)15:00〜17:45

【大阪会場】
( )8月31日(土)13:00〜15:45
( )9月28日(土)13:00〜15:45

【名古屋会場】
( )9月 1日(日)13:00〜15:45
( )9月29日(日)13:00〜15:45

【仙台会場】
( )9月 8日(日)13:00〜15:15


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FAX:
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        一新塾本の最新刊 

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あらゆるフィールドで、0から1をどう創っていったのか?

まちづくり、商店街、観光・旅館、子育て・女性、文化、農業、福祉、
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どのように現場に一歩踏み出したのか?

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≪一新塾書籍≫
『人生と社会を変える「根っこ力」〜政策提言・社会起業・市民活動』(一藝社)

                 NPO法人一新塾/森嶋伸夫 編著

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→ http://www.isshinjuku.com/03bosu/b_issryku_book.html

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(1)アマゾン https://www.amazon.co.jp/dp/4863591306/
(2)一藝社  http://www.ichigeisha.co.jp/
(3)一新塾  https://www.isshinjuku.com/03bosu/b_issryku_book.html


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