政治・経済

一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!

1994年に大前研一を創設者として開塾したネクストリーダー養成のNPO法人一新塾。社会起業家、政治家を目指す方、仕事をしながら市民プロジェクトを立ち上げたい方へ最先端の市民の知恵をお届けします。「あなたの市民力で社会を一新」しませんか?

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【一新塾ニュース】第512号『シニアの生涯現役コミュニティ』

2012/12/27


 ■ 塾生活動レポート

         『シニアの生涯現役コミュニティ』
   
                   一新塾第29期 本科 藤井千津子

 ■一新塾第32期(2013年5月開講)のお知らせ

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 メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
 2011年11月に一新塾第29期に入塾された藤井千津子さん。2012年2月に
一新塾の仲間と共に「シニアの生涯現役コミュニティ」プロジェクトを
立ち上げました。

 チームメンバーとともに現場に何度も足を運びました。真剣に議論を
重ねるたびにメンバーとの絆が深まりました。プロジェクト立ち上げの
原点には藤井さんご自身のかけがえのない経験があります。
志を生きる藤井さんの熱きメッセージをお届けさせていただきます。

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   塾生活動レポート

         『シニアの生涯現役コミュニティ』
   
                 一新塾第29期 本科 藤井千津子

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●一新塾へ

 29期生の藤井です。この1年間、大変お世話になり、ありがとうございました。
入塾させていただいたころは、還暦を過ぎておりましたが、再就職して、元気
で働いていました。あの3.11から8か月、強い怒りと悲しみの中で、何か自分
にできることはないかと思っていました。

「この歳で、また何をやろうとしているんだろう。ゆっくり暮らせばいいのに…」
と自問自答をしながら、反原発のボランティアをしていました。そこで、偶然
一新塾の『「根っこ力」が社会を変える』の本に出会い、入塾させていただきました。

 毎回、各方面の第一線で活躍されている先生方の講義は新鮮で、いつも新しい
発見がありました。いろいろ現場を訪れるうち、昔のように自然に、興味の赴く
ところに足が向き、本を読み始めていました。同時に自分への振り返りが始まり
ました。


●これまでの自分

 いつも生活に追われながらも仕事と子育てと社会貢献と多忙な生活を送ってい
ました。

 当時3歳の息子がアトピーと喘息で、困っていました。そこで同じ悩みを持つ
主婦3人と一緒に、「無謀だ」コールの中で共同購入会を立ち上げました。いつ
の間にか多くの人たちが集まり、1年も経たないうちに数千人の「生協」になり
ました。

 また、20年前、タンカーの事故や公害問題多発の中「美しい地球を、次代を担
う子供たちに託したい」と命と地球環境をテーマに、皆と任意団体を立ち上げ
(後にNPO)、隔年「世界自然・野生生物映像祭」を開催しました。毎回4日間で
国内外から3万人が参加し、その準備・運営に追われる日々でした。


●1年間、閉じこもる

 6年前にNPOを辞職し、ハローワークへ通うも、まったく仕事がなく、高齢とい
うことで面接もされず、履歴書も全て返され、その都度存在を否定されていると
感じ、経済的・精神的不安のスパイラルに陥っていきました。友人を避け、家に
閉じこもり、自ら孤立していきました。また、外に出ればよく転倒し、何度も通
院するようになっていました。

 失業からちょうど一年目に、キャリアを生かした職に就くことができ、現在は
企画を提案し、渉外・制作に多忙な日々を送っています。いつの間にか健康も回
復していました。「労働」は社会への接点、健康への窓口だったと気がつきまし
た。


●シニアの生涯現役、そしてコミュニティを

 これから日本は世界に先駆けて、寿命80年の超高齢化社会を迎えます。2030年
(18年後)には65歳以上は人口の3分の1になり、その4割は独り暮らし(80〜90
歳代)です。多くのシニアは働かなければ生活できない時代を迎えます。定年後
の20年間をどのように生活するのか…。

 会社を離れると急に心身共に老い、居場所がなく、今日一日の時間を埋めるこ
とが仕事になる人も多くなります。同時に、生涯現役で働きたいシニアが22%以
上といいます。

 主要な経済活動からリタイヤしたけれども、社会貢献や労働を通じて、生きが
い、やりがいを求めて、体力に応じて働ける仕組みを考え、経験と知恵生かして、
新たなコミュニティを作り、活力ある高齢社会でのシニアの出番を探っていきた
い。

 まずは、自分の職場と、住んでいる港区のシニアを対象に活動をしていきたい
と思っています。


●バイタニードル社的ワークシェアリング

 シニアの働くしくみを教えてくれたのが、バイタニードル社(アメリカ)でし
た。1932年設立された特殊針製造会社で、社長は三代目。社員40人、平均年齢75
歳、最高96歳。若い社員もいます。

 仕事を教える人、教わる人、チェックする人がフラットで働き、ワークシェア
リングで高い生産性を維持しています。高齢者が自分のリズムで仕事をし、やり
がい、生きがい、プライド、達成感、健康を得、何より話し合える仲間がいるの
です。

 私自身、零細出版社に勤務し、その会社でバイタニードル的考え方の提案をし
ています。社長を含め皆でCDを見ることから始めました。


●現場視察を繰り返す

 一新塾の仲間と「高齢者の職を通じたコミュニティの創造」プロジェクトを
立ち上げました。現場主義での学習が始まり、チームメンバーで7月からは毎週
(月4回)ミーティングを開催。イベントは、8〜10月に、毎月1回開催し、チラシ
やセミナーで呼び掛けました。

(1)全体を俯瞰する:経済産業省 地域経済産業グループへ取材。

(2)現場視察へ:足立区シルバーセンター、非電化工房見学(藤村靖之氏)、
   ミニ太陽光発電(藤野電力)見学、港区コミュニティビジネスセミナー
   参加(ワークショップ、地域課題発見バスツアー他、3カ月間)。

(3)セミナー等に参加:「還暦は社会貢献のスタート地点」堀池喜一郎氏、
   (株)高齢社「高齢者が働くということ」みなと無料職業紹介所。
  「超高齢社会におけるこの国のあり方を考え、産業を実現する」『ASIAN
  AGING SUMMIT 2012』国立長寿医療研究センター、…。

 皆、同じテーマで模索しているのを知りました。チームメンバーが共有できる
テーマの一つとして「3.11、福島原発事故への思い」が根底にありました。


●シェーナウ(ドイツ)の主婦たちが発電所を作った

 26年前、チェルノブイリの事故後、ドイツのシェーナウ村の主婦や市民グルー
プが、子ども(命)と生活を守ろうと動き始めました。
 そして、エネルギー経済の地域分散化と民主化を求めて電力会社を作りました。
電力の自由化によって、発電・小売・送電業務を主にしています。
 太陽パネル、風力発電、コジェネレーションなどを組み合わせて「市民的な会
社のほうが、人間的で、持続可能で、環境への負担が少ない」を信条にしていま
す。

 夢のような話ですが、この事例を知り、強い意志を持つ市民が集まれば思いは
可能になるのだと、改めて思いました。


●首都圏で発電所を作れないか

 現在、仲間作りは、遊びから環境問題などを考え、楽しんで参加できるものを
始めています。

「太陽光発電キット組立て、わくわく ワークショップで楽しもう!」
 〜マンション/アパートの、ベランダで電気をつくる!?震災に会ったときも効力を発揮!〜

 「電気って、こんなに簡単に作れるんだ」から始めていきたいと思っています。
 シニアが中心の講師グループを結成し、まずは環境やエネルギーに関心の高い
人達に向けたワークショップを開催し、。そこから、シニアの人と人、若い人た
ちとのコミュニティの輪を広げていきたいです。トライ&トライで歩きながら、
あれこれ考えながら進めていきたいと思っています。


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      一新塾 第32期(2013年5月開講)のお知らせ
     
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■一新塾体験ワークショップ&説明会
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2013年5月に一新塾第32期が開講予定です。
2013年3月より「一新塾体験ワークショップ&説明会」がスタートします。
2013年1月より説明会のご予約をホームページで受付させていただく予定です。
→ http://www.isshinjuku.com

なお、個別の説明会のご希望は随時、ご相談にのらせていただきますので
お気軽にお問い合わせください。


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ご紹介させていただきますので、今後も、ぜひ、ご期待ください!

第32期の説明会スケジュールもメールマガジンでご案内させていただきます。
→ http://www.isshinjuku.com/04i_hassin/merumaga.html

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