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一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!

1994年に大前研一を創設者として開塾したネクストリーダー養成のNPO法人一新塾。社会起業家、政治家を目指す方、仕事をしながら市民プロジェクトを立ち上げたい方へ最先端の市民の知恵をお届けします。「あなたの市民力で社会を一新」しませんか?

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【一新塾ニュース】第511号『宮古諸島つかさ応援プロジェクト』

2012/12/18


 ■ 塾生活動レポート

         『宮古諸島つかさ応援プロジェクト』
   
                 一新塾第27期・29期 本科 橋本弥生

 ■一新塾第32期(2013年5月開講)のお知らせ

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  → http://www.facebook.com/isshinjuku

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 メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
 今回は、一新塾第27期と第29期で『宮古諸島つかさ応援プロジェクト』
で奮闘された橋本弥生さんのメッセージをお届けします。

 東京から約2000kmに位置する宮古諸島。
 この島との出会いによって、橋本さんの気持ちに変化が起こり、現場主義
での行動を促された歩みがありました。宮古島の問題を日本全体の問題と受
け止めたうえで、よそ者である自らに何ができるのか、正面から真摯に向き
合われた橋本さんの思いと挑戦がまっすぐ胸に響くメッセージです。

 卒塾後も橋本さんのチャレンジは続いています。
 ぜひとも、じっくりご覧ください。
 
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   塾生活動レポート

          『宮古諸島つかさ応援プロジェクト』
   
                 一新塾第27期・29期 本科 橋本弥生

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 先月の11月4日(日)は一新塾第29期の卒塾式でした。第27期で
プロジェクトを立ち上げ、29期ではOBOGコンサルティングコースにて
アドバイザーとしてお越しいただいた卒塾生や講師の方々に支えられつつ
地道にやってきたことを、当日は2分間という短い時間ではありますが、
塾生や理事の前でプレゼンさせていただきました。自分の可能性をひっぱり
だして下さった森嶋さんと、一新塾という今の日本に最も必要だと思える
学びと実践の場に心から感謝と敬意を表します。


●伊良部島との出会い

 私のような全くのよそ者が、何故沖縄の離島の問題に関わることになっかを
説明させて頂きます。

 このプロジェクトの現場である伊良部島を初めて訪れたのは、リーマンショック
で世界経済が打撃を受け、日本もその影響を免れない状況だった2008年です。
同じお金を使うなら、海外ではなく、日本だ!と思い、海が大好きな私は、
透明度が高いと言われる沖縄の離島を選びました。白い砂、透き通ったような
青い海、波打ち際からすぐの所から色とりどりの熱帯魚が泳ぎまわり、食べ物
は力強く、空気はおいしく、正直いって期待以上でした。

 その後1年に1度しか取れない1週間休暇なのに、2年3年と、迷わず宮古
に行こうとしている自分に、なんでこんなに惹きつけられるんだろう?と思い、
色々調べてみることにしました。すると、伊良部島が聖地だということがわかり
ました。


●伊良部島の問題は日本全体の問題

 私は日本人として、日本の文化を身につけたいという思いから、「道」の
つく華道(師範)・茶道(8年)・合気道(1年)・空手道(3年)など修業
しました。そして、あらためて、こんなすごい文化を育む日本に生まれてきた
ことを、誇りに思う様になりました。

 3年目に伊良部島に行った時に、地元の人から、聖地や御嶽を守っている
「つかさ」が後継者不足の問題に直面しているが、どうしたらいいだろうか、
と尋ねられました。この時、自然や祖先に感謝を捧げる宮古諸島の文化、
「つかさ」のこの問題解決は、宮古島だけの問題ではなく、日本全体の問題
だと受けとめました。地元の文化への敬意や自信が薄れている社会は、過疎を
始め様々な社会問題の原因の様な気がしたからです。

 自分の生活もままならないのに、地域の為に奉仕している「つかさ」は、
地域の「和を尊び」「自然に感謝する」心を守り続けています。私は、
「つかさ」の文化は、日本人が忘れかけている大切なものだと思っています。


●御嶽(うたき)存続の危機

 沖縄県宮古諸島では、「御嶽(うたき)」といって、本土でいう神社のよう
な場所、祖先神を祀る場で、地域の祭事の中心施設があります。ここで神事を
行う「つかさ」という役割の人達がいて、島の中にある聖地(パワースポット)
や、「御獄」を守っています。ただ、つかさの役割は、厳しい制約や、長時間
の拘束などがあり、かなりの負担が本人・家族にかかります。例えば、髪を3年
切ってはいけないとか、島を3年出ては行けない(親類に不幸があってもダメ)
とか、5日間御嶽にこもりっぱなしでなくてはならない神事もあります。一方、
わずかながらでる補助金も、神事に必要なお線香やお神酒を購入して終わって
しまいます(逆に足りないくらい!)。

 こうして、徐々に後継者になる人が減ってきて、地域によっては神事ができ
なくなって、閉じてしまった御嶽もあるそうです。いったん閉じてしまうと、
掘り起こしから始めなくてはならないので、今以上に大変な作業になってしま
います。


●よそ者に何ができるのか?

 では、よそ者の自分達に一体何ができるのか? プロジェクトは「まず現場!」
という一新塾のポリシーのもと、とにかくみんなで現場に行きました。現場では、
御嶽と聖地の視察、つかさとの対談、そして、チームから御嶽でお線香をあげさ
せていただく機会をもつこともできました。

 伊良部島が初めてのメンバーの一人が、「確かに宮古諸島はバカンスでくると
ころじゃないですね」という感想をもらしていたのが、(1回目の自分と比べて
も)すごく印象的でした。 

 あくまでも、我々は応援、という後方支援に徹しようということが視察をとお
して導き出したことだったので、解決策は、島内と全国での「つかさに関する
情報」の共有と、「金銭面の援助」を目指す事にしました。 

 情報の共有は、島民サイド向けに、伊良部島の素晴らしさを外部の声を通じて
伝えることと、つかさの大切さを呼び掛けることを、これをラジオや新聞、HP
ブログを通じて伝えていきます。また現場では、「つかさお茶会」を開催し、
つかさ同士の意見交換を行っています。

 首都圏サイドには、自分自身、宮古諸島が聖地だとは知らなかったこともあっ
たので、情報を載せたHP・ブログを作成することにしました。

 ◎ホームページ  http://irabujima3.jimdo.com/    
 ◎ブログ     http://d.hatena.ne.jp/irabujima/

 金銭面では、ふるさと納税がつかさの援助に直接繋がるような枠組み作りを
地元の人と作っているところです。また、都内では「つかさ応援お茶会」を
開催して、宮古諸島の文化を知ってもらい、寄付金も募っています。

 今月12月22日(土曜)には「つかさ応援クリスマスパーティ」を開催し、
伊良部島出身の方に東京に来て頂き、初めて島の外部の人に公開される伊良部島
の豊年祭(ゆーくい)の写真を見てもらいながら、解説してもらうことになって
います。


●文化への敬意と自信があふれている社会へ

 人々が仕事や生活に追われ余裕になくなった社会は、高度経済成長がもたらし
た成果主義の負の一面ですが、日本にはお金では評価されないでいるものの、
根っこで多くのボランティアの人達が日本を支えています。尊いものに再び日
があたるような、例えば陰で支えているボランティアの人が正当に評価され、
報われるような社会になるよう、自分ができる目の前の問題解決を地道に続け
ていきたいと思います。


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      一新塾 第32期(2013年5月開講)のお知らせ
     
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■一新塾体験ワークショップ&説明会
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2013年5月に一新塾第32期が開講予定です。
2013年3月より「一新塾体験ワークショップ&説明会」がスタートします。
2013年1月より説明会のご予約をホームページで受付させていただく予定です。
→ http://www.isshinjuku.com

なお、個別の説明会のご希望は随時、ご相談にのらせていただきますので
お気軽にお問い合わせください。


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