マネー雑誌・経済誌記事、新聞の生保記事などを辛口批評。そんな記事を読み過ぎて、わざわざ生命保険を複雑に考えて、にっちもさっちもいかなくなったアナタ。
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あんしん配達通信マガジンNo.404[生保決算 2011年9月期 個別項目についての感想]
発行日:2/7
前回の[週刊東洋経済「安全・安心ランキング」への疑問]の続きです。
http://anshintaro.blog14.fc2.com/blog-entry-302.html
<個別項目についての感想>
■2011年9月期決算一覧
http://www4.plala.or.jp/anshin/2011.09_kessan_WEB.pdf
[SM(ソルベンシー・マージン)比率 新基準]
繰り返しになるが、SM比率は大きければ安心、という数値ではない。
もちろん、200%を超えていなければ健全性が毀損していることになる。
が、大きさのみが生保の健全性の表象ではない。
■新基準によるソルベンシー・マージン比率
http://www4.plala.or.jp/anshin/2011.09_sm_sort_WEB.pdf
SM比率は、その生保が抱えているリスクの大きさを加味してこそ、意味のある数
値となる。
なぜなら、SM比率は、保有契約高が大きくなれば、原則として低下してくるから
である。
したがって、開業間もない生保より、歴史の古い(保有契約高の多い)生保の方が
SM比率が小さくなるのは、当然である(前表を見ると、上位にある開業間もない
生保のSM比率は順調に低下していることが分かる)。
かといって、SM比率が小さくていいことにもならない。
そこで、保有契約高の大きさごとのSM比率を表したものが、次の一覧である。
■ソルベンシー・マージン比率と保有契約高の関連
http://www4.plala.or.jp/anshin/2011.09_sm_WEB_.pdf
この表では、右上ほど健全であるということを表している(青の網掛け)。
一方、左下へいくほど、健全性の低い生保となる(赤の網掛け)。
ちなみに、かんぽのSM比率は一見大きく見えるが、おそらく民営化後の契約に対
するSM比率と思われる(民営化前の契約まで含んだ場合、大きく低下するものと
考えられる)。
それはさておき、赤の網掛けに含まれている生保は、次の通りである。
・ピーシーエー
・マスミューチュアル
・オリックス
・T&D
・三井住友海上プライマリー
・フコクしんらい
・朝日
とくに、オリックスと朝日生命は300%台であり、健全性の面からは著しく劣っ
ていると考えられる。
自称プロが、雑誌やネットで盛んに勧めている生保もここに含まれているが、本当
のプロなら、健全性も含めて商品を勧めるべきである。
逆からいえば、このような生保の商品を商品性のみで勧めているFPは、本当の意
味のプロではなく、単に売ることが上手いプロでしかない。
また、新基準は現行基準より、一様にSM比率は低下しているが、新基準と現行基
準の乖離が著しい生保があることにも注意が必要だ。
新基準が現行基準の50%に満たない生保は、以下の通り4生保あるが、これは現
行基準のSM比率が水増しされていたことを意味している。
特に甚だしいのは、オリックス生命で、現行基準は新基準の4倍近くに水増しされ
ていたと見られてもしかなたい数値となっている。
その意味でも、SM比率を確認する場合、新基準で確認する必要があるといえる。
・オリックス(27.4%)
・第一フロンティア(43.3%)
・メディケア(37.7%)
・富士(45.4%)
なお、保有契約高が減っているのに、SM比率も減っている生保は次の通り。
・日本
・第一
・富国
・アイエヌジー
・ピーシーエー
・アクサ
・ハートフォード
・T&D
・DIY
・プライマリー
・フィナンシャル
・アイリオ
赤の網掛けの生保と両方に含まれている生保は3社。
・ピーシーエー
・T&D
・プライマリー
これを見てもピーシーエー生命の現状が、非常に苦しいことが見て取れる。
続きは、ブログからどうぞ。
→ http://anshintaro.blog14.fc2.com/blog-entry-305.html
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