飲食店ガイド

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福岡の本当においしいお店だけを本音で紹介するサイト「福岡えせグルメ」から新規紹介店の情報等を毎週お届けします。

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2013/06/19

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                     φ(・_・;) ESE グルメール
                          2013/6/20  第635号
                    http://www.s-harvest.com/ese/
                    http://www.s-harvest.com/ese/i

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台風が近づいてますね。去年の大雨で八女や星野は大変な被害がでましたが、
その時の補修工事はまだそれほどはかどってないようなので心配です。
しかしあれから1年近くなるのにどうして遅々として進まないのか不思議で
す。行政は何より優先して取り組んで欲しいなと思います。

…… 蔵書 今週のオススメ ……………………………………………………

宇野浩二 「蔵の中」

これは宇野浩二の出世作です。この作品を機に文壇での地位を徐々に固めて
いくわけですが、これを書いた当時は貧乏のどん底だったそうです・・・

…… 新規紹介店 …………………………………………………………………

「リストランテ ファンタジスタ」

イタリア料理というのは明らかに他の国の料理より日本人に受け入れられや
すいのではないかと個人的に思っています。その理由はおそらく日本・・・

…… 連載小説「吉雄君行状記」 ………………………………………………

http://novel.fc2.com/novel.php?mode=tc&nid=62961
(年内休載します。再会は来年1月からになります。)

…… えせ蔵日記 …………………………………………………………………

(日本時間)4月30日(火)ローマ快晴/オルヴィエート快晴

ローマ最終日。観光客の攻勢が始まる前に地の利を生かして「サンピエトロ
大聖堂」に行くことにした。

「サンピエトロ大聖堂」は世界に12億人の信者を持つキリスト教最大宗派カ
トリックの総本山。ここを見ずしてローマを去るわけにはいかない。もとも
とはペテロの墓があった場所でそこへ巡礼に来る人のために建てられた教会
堂がその始まりであるという説がある。世界最大の教会堂建築で、現在の聖
堂が完成したのが1626年。総面積は49,737m2。とにかくでかい。圧倒される。
この覆いかぶさるような迫力に負けてカトリックに帰依する人もいるかもし
れない。
中にはミケランジェロの「ピエタ」があるがこれだけでも来る価値はある。
そして祭壇のところにそびえる「大天蓋(バルダッキーノ)」はお約束のジ
ャン・ロレンツォ・ベルニーニの作品。他にもいろいろと。あぁどういう順
番で見ようかと迷っていた時、入口の扉が開いて朝の光を背にしたミサの行
列が入ってきた。なんと幻想的な光景!動画にバッチリおさめることができ
た。なんという素晴らしいタイミング。

その後、クーポラの中に入れるというのを聞いて上まで登ってみた。途中ま
でエレベーターであとは狭い階段をぐるぐる登っていく。そしてクーポラの
内側に出ることができた。ミサの様子が上からすっかり見えた。更に上に続
く階段があったので登ってみると、クーポラの頂上の外側にある展望台に出
ることができた。なんという素晴らしい眺め!サン・ピエトロ広場がきれい
に見下ろせた。ローマの最後の思い出がクーポラから見たローマなんて最高
ではないか!

お土産を購入した後ホテルをチェックアウトして電車でオルヴィエートへと
向かった。
オルヴィエートは高い台地の上に作られた要塞都市で、まるでそこだけを残
して周囲全てが地盤沈下して天空にとり残されているように見える不思議な
街だ。駅からケーブルカーに乗って街まで上がった。
かつてエトルリア人が住んでいたらしいがローマ帝国に攻め落とされたそう
な。16世紀のローマ略奪の際に教皇クレメンス7世が避難した場所がここだ。
オルヴィエートは白ワインの産地でもある。オルヴィエートクラシコはワシ
の好きなワインの一つだが、これからも飲むたびに思い出すことだろう。

街はまさに中世そのままという印象を受けた。街を歩く人間の衣裳だけ昔の
ものに変えて、車やバイクを隠してしまえばいつでも中世に戻れる。なんと
いうか極めて文学的だ。街のシンボルであるドゥーモは群を抜いて背が高い。
街の象徴である「モーロの塔」も聳えているが、あとはせいぜい3階建程度
の建物ばかり。和やかさが漂う街だ。

今日の宿は中世からある建物の内部をセンスよく改装したB&Bで、きれい
快適だった。窓を開けると鳥と子どもの声しか聞こえなかった。まるで夢の
ような穏やかさだった。 
カフェでお茶したり、ジェラートを食べたりした後、観光客向けの洞窟ツア
ーに参加してみた。オルヴィエートの地下はかつて凝灰岩を採掘した洞窟が
迷路のように広がっている。どの時代にどういう用途があったかをガイドさ
んが詳しく説明してくれた。

夜は街一番のレストランで食事。もちろんオルヴィエートクラシコも飲んだ。
食後に淡いオレンジ色の街燈に照らされた街をふらふらと散歩した。角から
今にも中世の衣裳を着た人が出てきそうだった。不思議な夜だった。

「オルヴィエート」

鳥の声 寝そべる猫と 石畳
オルヴィエートの 時は流れず




(日本時間)5月1日(水)フィレンツェ曇り

オルヴィエートの朝は鳥の声で起された。徐々に様々な鳥の声が混ざってい
った。たまに聞こえる教会の鐘の音。窓から見える古い屋根、遠い山なみ。
極めて美しい朝だった。
少し散歩した後、朝食を済ませてチェックアウト。次はフィレンツェへ移動。

昼前にフィレンツェに到着したが、その人の多さには驚いた。お祭りがある
せいだろうか?それともいつもこうなのだろうか?
今回の宿はB&Bとは思えないゴージャスなもので、ブッキングミスだろうか1
日目はスイートのような部屋に通されて2人ともご機嫌。寝室2つに広いリビ
ングダイニング、洗濯機、冷蔵庫、食器一揃いあってそのまま生活できる状
態だった。ひと月ぐらい滞在するか。
荷物を置いたら早速街へと繰り出した。

「ウフィッツィ美術館」はフィレンツェで始まったルネッサンスを象徴する
美術館で、メディチ家のコレクションである収蔵品の量と質は大変なものだ。
建物はジョルジョ・バザーリの設計で1580年に竣工した。ローマの建築物は
ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの名前を何度も聞くが、フィレンツェの街
ではそれがジョルジョ・バザーリになる。
ちなみにこのウフィッツィという言葉はこの建物がもとは庁舎だったことか
らそれを意味する。これは英語のオフィスの語源なのだ。言葉の起源という
のは面白い。
ここでの一番の感動は何と言ってもサンドロ・ボッティチェッリの「ヴィー
ナスの誕生」と「プリマヴェーラ」、そしてレオナルド・ダ・ヴィンチの
「受胎告知」の本物を見れたこと。観覧者が多かったがかなり長いことこれ
らの絵の前から離れられなかった。
ここは写真撮影禁止なので写真がないのが残念。

昼食は近くのお店で済ませたがここのおじさんが傑作だった。顔も声もアル
・パチーノにそっくりのかっこいいおじさんでてきぱきと仕事をこなしてい
たがBGMがノリのいいロックになると仕事の手を止めて踊りだしていた。
基本的にイタリアの飲食店で働く人はみんな楽しそうだ。客のほうまでウキ
ウキしてしまう。

「ヴェッキオ橋」はフィレンツェのお約束スポットの一つ。アルノ川にかか
るフィレンツェ最古の橋で、「ウフィッツィ美術館」と「ピッティ宮殿」を
結んでいる。橋そのものが建物になっており、なぜか宝飾店がたくさん入っ
ている。2階部分はジョルジョ・バザーリの設計による「バザーリの回廊」。
メディチ家の人はこの回廊を通って通勤していたらしい。今は肖像画コレク
ションが陳列してある。

「パラティーナ美術館」には1500〜1600年代の絵画が1000点以上ある。それ
を28の間に分けて展示してあるのだが どの間にどういうものがあるかのコン
セプトがいまいち見えずに混乱してしまった。とりあえずは、ラファエロや
ティッツィアーノを見つけては鑑賞するという感じだった。

夕食は惣菜とフォカッチャとワインを買って宿のダイニングルームで食べた。
なんだかフィレンツェに住んでるような気分になれた。窓から街並みが見え
たが今夜はお祭りということで賑やかだった。
その楽しそうな雰囲気を味わうために食後のほろ酔い状態で再び街へ。ベッ
キオ橋のライトアップが美しかった。あっちもこっちもみんな楽しそう。明
日はメーデーで休みなので今日はみんなオールナイトで遊ぶらしい。お店も
深夜まで開いてるそうな。なんと楽しい日に来合わせたことか!素晴らしい
思い出になった。

「美」

中世の 美は守られて ここにあり
古きはつねに 新しきかな



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