飲食店ガイド

ESEグルメール

福岡の本当においしいお店だけを本音で紹介するサイト「福岡えせグルメ」から新規紹介店の情報等を毎週お届けします。

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ESEグルメール

2009/10/28

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                     φ(・_・;) ESE グルメール
                          2009/10/29 第484号
                    http://www.s-harvest.com/ese/
                    http://www.s-harvest.com/ese/i

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おいしいお店を厳選しているつもりですが、いつもチェックに行くわけでは
ないので知らないうちに極端に質が低下している場合がたまにあるようです。
判明した範囲ですぐに修正なり削除なりしていますが、思えばESEグルメ
の情報を信じて遠路はるばる訪ねて行ったのにおいしくなくてがっかりした
という人も多いと思います。そういう方たちにこの場を借りてお詫びします。

申し訳ありませんでした・・・。

……  蔵書 今週のオススメ ……………………………………………………

森鴎外 「舞姫」

森鴎外の人生をたどるたびにいつも思うのは、世の中にこんなに才能と環境
に恵まれた人が他にいただろうか?ということです・・・

…… 新規紹介店 …………………………………………………………………

「農園野菜と肉料理 風の邱」

ESEグルメには高級なお店があまり掲載されていませんが、特に避けている
わけではありません。平均的な生活水準で行けるお店を・・・

…… えせ蔵日記 …………………………………………………………………

10月14日(水)晴れ

今日から高野山・京都二泊三日の旅。朝5時起きで支度して空港へ。
雷山千如寺さん主催のツアーに和尚さんのはからいで同行させて頂くことが
できた。誠に恐縮の極み。
参加者は70代以上の人が多く、ものすごい平均年齢!ワシは40にして最年少
。40といえば江戸時代では既に翁の部類に入る。それで最年少だからなんと
も気恥ずかしいものがある。
空港での添乗員さんの話では「バスで飛行機までご案内します」とのこと。
なぜに?搭乗開始すると本当にバスに乗せられ空港の端へ連れて行かれた。
そこに待っていたのはプロペラ機。マジで?対馬に帰るんじゃないんだから
。関西空港まで大丈夫かいな?と思ったが幸い天気がよくてほとんど揺れな
かった。ANAの経費削減も凄まじいな。
関西空港からすぐにバスで移動開始。大阪はほんの一瞬よぎるだけですぐに
和歌山県に入った。
しばらく走ると華岡青洲の生家の近くを通ったが、思えば有吉佐和子は紀州
和歌山の人だ。なるほど。つまりは郷土の偉人を取材したわけだな。休憩は
紀ノ川のほとりの道の駅だったが「紀ノ川」も彼女の代表作だ。
紀ノ川を渡ると高野山への長い山道が続く。くねくねとひたすら登る。こう
やって車で行くにも難儀な道だ。いにしえの参拝者の苦労はいかばかりか。
途中、九度山への分かれ道があった。紀州九度山といえば真田昌幸・幸村親
子が幽閉された山だ。こんな山の中から風雲乱れる時を待ったわけだ。その
心中や如何。しかし幸村はここから大阪城に向けてよく無事に脱出できたも
んだな。
高野山に入るとすっかり観光地と化した街並みがひろがる。かつて弘法大師
が入った頃は民家の一軒もなかった。それが今や観光地。そして世界遺産と
してその名を世界に轟かすわけだ。全くすごいやね。
昼食の後、まずは奥の院へ。ここは古今の墓地の集合体。天を刺すように真
っ直ぐに延びる高野槇の林の中に所狭しと並ぶ歴史上の人物のお墓。その数
には圧倒される。歴史好きの人間にはこたえられない。立花宗茂に始まって
親鸞聖人、平敦盛、熊谷直実、源満仲、武田信玄・勝頼、伊達政宗、石田三
成、明智光秀、法然上人、今井宗久、結城秀康、豊臣秀吉、春日局、島津家
、毛利家、井伊家、片桐家、浅野家、山内家、黒田家、松平家、最上家、
・・・墓以外にも上杉謙信の作った廟や松尾芭蕉の句碑、司馬遼太郎の文学
碑もある。もしワシ一人ならここに三時間くらいいたかもしれない。
その先にあるのが様々な伝説を持つ弘法大師御廟。信仰は伝説を生み、伝説
は浪漫を生む。そこはもはや科学的な証拠やデータなど無意味の世界だ。
それぞれに信じるものに従うというのが人間のひとつの習性なのかもしれな
い。
お次は主役、総本山金剛峯寺。ここは襖絵に魅力されたんだが撮影禁止。だ
が撮影できてもうまくは撮れないだろうな。秀次切腹の間では、あぁこの辺
まで血しぶきが飛んだのだろうか、無念やるかたない眼差しで畳を睨んだだ
ろうかと思うとさすがに胸が詰まる思いだった。
最後の壇上伽藍ではその大きさと美しさにこれまた圧倒された。信仰の力と
はすごいものだ。
高野山の街中を歩く若き修行僧の姿。中にはブロンドのかわいい女性の修行
僧もいた。最近は外国人も修行に来るらしい。これも一つの時代の姿か。
今日のノルマを終えて宿泊先の宿坊の大円院へ。ここも由緒ある寺で歴代住
職の中にはあの滝口入道もいる。名前は立花宗茂の法号からとったそうな。
高野山では何もかもワシの興味をそそる。しばらく滞在してみたいやね。
宿坊というのはどういうものかと興味津々だったが、別に普通の旅館と変わ
らない。働いてるのが僧侶の人たちで、料理が精進というだけ。
部屋は三人一部屋だったがワシと同室のお二人はかなりのご高齢。「私は徴
兵検査は甲種合格だった」「僕は乙種だった」なんて会話をされてる。曾孫
までおられるとのこと。すごくないか?
風呂で汗を流してから精進料理で食事。なんとお酒が出た。いいの?その辺
は厳しくないのかな。
今日はかなり歩いて皆さんお疲れの様子。食事の後同室のお二方はすぐに寝
てしまった。ワシ一人日記を書く高野山の夜・・・。
 
「奥の院」
 
もののふの 御霊集まる 奥の院
因襲越へて 語りあふかな
 

 
10月15日(木)晴れ

昨夜は同室のお二方は9時前に寝てしまうし、ワシもつられて9時半には寝て
しまった。おかげで今朝は5時に起きてもすっきりとした目覚め。
6時からは朝のお勤め。さすがに高野山の朝は早い。冷気は身を引き締め、
境内には読経の声が響く。静寂と荘厳。
外国人のカップルも宿泊しており、朝のお勤めにも参加していた。この空間
が彼らにどう映るのだろうか。
朝食後、8時には出発。早いやね。高速に乗る前に根来寺の横を通った。戦
国時代には鉄砲持った根来衆がこの辺をうろうろしていたんだろうか。
高速に乗ってしばしドライブ。お昼に京都に入った。今日の最初の目的地、
智積院で昼食、そして拝観。
この智積院では日本画の田渕画伯の襖絵の特別拝観ができた。墨の濃淡だけ
で表現した四季には言葉を失った。優れた絵は見る人の想像力が加わって初
めて完成する。ワシが眺めて、ワシの頭で完成するのだ。そのためにはせめ
て30分くらい眺めていたかったがツアーではなかなかそうもいかない。また
いつか見たいものだ。
智積院もそうだがお次の仁和寺でも庭の美しさを堪能した。京都のお寺は庭
が必見。どこもそれぞれに美しい。仁和寺の案内役の僧侶の方はその軽妙な
語り口で楽しませてくれた。
今日の最後のメニューは太秦。昔はよく仕事人が好きで見てたが確かここで
撮影していたと思う。秀さんが走ったのはこの辺か?八丁堀が懐手で歩いた
のはこの辺か?と考えながら歩いた。
京都の日中の陽射しはきつかったが西に傾くと肌寒い。寒暖差があるから紅
葉している木々も見られた。それにしてもいい天気でよかった。夕べは雷雨
だったのに今朝は快晴。今回はついてるな。
今日の宿は湯の花温泉の渓山閣。大きな観光ホテルだが和風な雰囲気をうま
く演出していた。
ワシは和尚さんと同室。まずは二人で温泉にぼーっと浸かって疲れを癒した

宴は昨夜とうって変わり大いに盛り上がった。舞妓さんの挨拶のサービスが
あった。なんとまぁ美しいこと!ちんとんしゃんときた。いいもんだな。舞
台の上は18 歳。舞台の下の平均年齢は・・・う〜ん。
料理が結構よかった。ワシは料理人がいい仕事をしていると思った時にはご
飯粒一つ残さない。これは料理人に対する敬意と感謝を自分なりに表現して
いるわけだが、仲居さんが気付いて「綺麗に食べて貰ってうれしい」と言わ
れた。
この仲居さんがワシはちょっと気に入った。きびきびした動き、酔客の揶揄
に対する当意即妙な受け答え、酌をされればコップ一杯くらいはキュッとあ
けるきっぷのよさ。プロの仕事だなあと思った。
宴もたけなわの時、急に和尚さんがワシをみんなの前に立たせて「私の無二
の親友です」と紹介してくれた。身にあまる光栄・・・対等に口をきくのも
憚れる身分差なんだが。全くこれ以上の恐縮はない。
それにしても今日も腹いっぱいの一日だった。明日は最終日。
 
「墨の桜」
 
襖絵の 墨の桜は 見るほどに
染まりゆくかな 我がおもふまま
 

 
10月16日(金)晴れ

また5時起床。朝食を終えて7時40分出発の強行スケジュール。今日も晴れ!
まずは大覚寺へ。和尚さんのお寺は真言宗大覚寺派。つまりはここが会社で
言えば本社だ。和尚さんの息子さんたちがここで修行したそうな。
ここでワシは初めて写経というものを体験した。筆で字を書くのは好きなの
でチャレンジしてみたがなかなかにおもしろいもんだ。
お庭や寺宝も見せて貰ったりして午前中いっぱい楽しんだ。
嵐山で昼食し、桂川にかかる渡月橋を眺めると心は遠く平安時代へ・・・。
なんか雅な眺めやなぁと一人佇む。
最後の目的地は神護寺。ここは石段が結構きつくて皆さん大変そうだった。
なにせ平均年齢が高いので脱落者もいた。(笑)
拝観した後は時間が押していたので急いで京都駅へ。運転手さんのおかげで
帰りの新幹線にギリギリセーフ。
 
今回は和尚さんのおかげで貴重な経験をさせて頂いた。そして一生の思い出
を頂いた。こうやっていろんな経験をし、いろんな人に会うのは全て意味が
あるわけで、一つとして無駄はないとワシは信じている。経験と出会いは何
にも勝る師だ。今回の機会を与えて下さった和尚さんとお世話になった皆さ
んに感謝の意を表明して今回の旅の記録は終わりとしよう。
 
(和尚さんありがとうございます。添乗員さん、ガイドさん、運転手さんお
世話になりました。同行の皆さんお疲れ様でした。)「桂川」

佇みて 何かおもはん 桂川
我ここにある 意味を探りて
 


10月17日(土)晴れ

今日は3社。南へ、西へ。
 
「星香園」さんでの会話。
 
牛島さん:「どこを通ってきました?」
ワシ:「広川から山越えて来ました」
牛島さん:「あの道は地元の人間しか使いませんよ(笑)」
ワシ:「山道走ってる時は仕事のような気がしませんもん(笑)」
牛島さん:「しんぐさんが来た時に入れ替わりで帰ったとがおったでしょ?」
ワシ:「はい」
牛島さん:「あいつがこないだの夜に車でその道を走りよってイノシシとぶ
つかっとるとです」
ワシ:「えー!」
牛島さん:「それで車がボッコシへこんでですね、イノシシが倒れとったそ
うです」
ワシ:「マジですか(笑)」
牛島さん:「それであいつは警察に電話しとるとですよ。事故証明出ますか
?って」
ワシ:「あはははは!(爆笑)」
牛島さん:「そしたら警察がですね、『そのイノシシの持ち主わかりますか
?』って」
ワシ:「あはははは!(爆笑)」
牛島さん:「『わかりません』て答えたら『じゃぁ出せませんねぇ』げな」
ワシ:「わかるわけないですよね、イノシシの持ち主とか(笑)」
牛島さん:「それであきらめて車に乗ろうとしてふっと見るとイノシシおら
んやったそうです」
ワシ:「あはははは!(爆笑)」
牛島さん:「攻撃されるか思うて急いで車乗ったそうです」

下手なコントより面白いな。しかしまぁ警察もなんちゅうか・・・。
 
「イノシシの持ち主」
 
イノシシの 持ち主きいて いかにせん
頼りがいある 国家権力
 


10月18日(日)晴れ

今日は「志賀島マラソン大会」。あぁなぜにかくも慌しきや我が人生・・・
天は我に暇を与えず。
 
今朝は5時半起き。志賀島へ行くバスの本数が少ないので遅れては大変と早
めのバスに乗ろうと二人でバス停までてくてく・・・。すると車で通りがか
ったおじさんが、「あんたたちもマラソン大会やろ?一緒行きましょう」と
乗せて下さった。なんと親切な!おかげで楽した上にタダで志賀島へ。やっ
ぱ日頃の行いかなぁ。うん。
 
チームハコベジの他のメンバーとゴトー先生とマネージャーさんは船で来て
会場で合流。
開会式の後、いよいよスタートラインへ。40代以上のマラソン大会だが、ど
うも見た感じ日に焼けて脂肪もそぎ落とされたツワモノぞろい。走り慣れて
いるのは一目瞭然。こりゃワシはかなり遅いほうだろうと思い、少しでも稼
いでおこうと一番前のほうにスタンバイ。
号砲とともに一斉にスタート!みんな怒涛の勢いでワシを追い抜いていく。
それもものすごい数に。スタートして最初の500mまでに40代・50代の男性の
ほとんどに抜かれた。そこでワシは思った。「あぁこりゃワシの出る大会じ
ゃなかったんだな」と。まさにセミプロ級の走りの人ばかり。おったまげた。
それでもなんとか自分のペースを探そうとするが、舞い上がってしまってう
まくいかない。ようやく4キロ地点くらいからマラソンらしくなってきた。
心中混乱、ペースはつかめず、息はあがる。こりゃゴールできれば上等だと
いう状態でなんとか身体をひきずってゴールを目指した。
地元の人たちの応援に大いに励まされた。実際に力も湧く。優しい言葉一つ
で冬中暖かいということわざがあるが、まさに応援の声一つでスタミナ充電
という感じか。
天気はよかったが風は強かった。前半は向かい風。海は秋陽はじいてまぶし
いほど輝いていたがじっくり楽しむ余裕などあるわけない。
ゴールが近づいて来てもラストスパートする力は残ってなかった。ほぼ全体
力使い果たしてゴールした時には本当にホッとした。タイムは58分49秒。ま
さにギリギリで1時間を切った。成績表を見てみるとほとんどの人が50分か
かっていない。恐ろしい大会に出てしまったもんだ。
 
ゴールした後はゴトー先生とマネージャーさんの手回しのよさで砂浜で弁当
やらサザエのつぼ焼きやら食べながら昼間からビールで祝宴。走った後の海
の幸はまたこたえられんな。
 
なにはともあれ今回の経験は、もっと速くなりたいという欲求に火をつけて
くれた。来年はもっといいタイムでゴールしてやる!めらめら〜!(また出
るのか?)
 
「島の風」
 
つわものが つどいて島の 風となり
我を残して 過ぎ行きにけり
 


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                     φ(・_・;) ESE グルメール
                          2009/10/29 第484号
                         発行責任者:神宮吉昌
                    http://www.s-harvest.com/ese/
                    http://www.s-harvest.com/ese/i
                     福岡県粕屋郡新宮町夜臼1-4-24
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創刊日:2000-12-13  
最終発行日:  
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