飲食店ガイド

ESEグルメール

福岡の本当においしいお店だけを本音で紹介するサイト「福岡えせグルメ」から新規紹介店の情報等を毎週お届けします。

全て表示する >

ESEグルメール

2009/08/12

☆★------------------------------------------------------------☆★

                     φ(・_・;) ESE グルメール
                          2009/8/13 第475号
                    http://www.s-harvest.com/ese/
                    http://www.s-harvest.com/ese/i

☆★------------------------------------------------------------☆★

皆さんお盆休みはどう過されますか?ようやく夏らしくなったらもうお盆
ですからね。早いですね。今年は夏が短いような気がします。
ちなみにお盆というのは、サンスクリット語の「ullambana」(ウラムバナ)
からきているそうです。それが「盂蘭盆」(うらぼん)になり、その略が
盆だそうです。
故郷対馬ではひな壇にお供え物を飾ったり、門のところで迎え火をしたり、
海で精霊流しをしたりしていました。なんでも略式の世の中ですが、今思
えばそういう風習の一つ一つが懐かしいです。
お盆過ぎたらいよいよ秋に近づいていきます。今年はなんだか名残惜しい
ものがありますね。

……  蔵書 今週のオススメ ……………………………………………………

太宰治 「駆込み訴え」

太宰治は坂口安吾、織田作之助、石川淳とともに「無頼派」、「新戯作派」
と言われる作家で、退廃的な作品が多いことは皆さんご存知のことと思いま
す・・・・・・

…… 新規紹介店 …………………………………………………………………

和食 「路舞庵」

こういう労働者の味方的大衆食堂大好きです。労働者の味方だからスタミナ
補充の目的もあるのでしょうが、大衆食堂はおおざっぱで濃い味付けの店が
多いですがここはさにあらず・・・・・・

…… えせ蔵日記 …………………………………………………………………

7月16日(木)曇り

Queen

今日は曇り。見るからに重苦しい灰色の雲がワシに覆いかぶさってきそうな
不気味な空。生きろ生きろ。いろいろあるくさ。いいこともあるって。そん
な声が時々聞こえてくる。
30枚の短編を最後まで書き終えた。だがまだ料理は鍋に入っている。これか
ら盛り付けだ。意外に大事な工程だ。慎重に慎重に。
今回初めて少し手応えを感じた。確立できなかったワシのスタイルが見えて
きたように思う。何流でも誰風でもない、ワシのスタイル。要するに大事な
のはそこだ。受け入れられないならそれまでの話だ。
 
今日は一人晩飯。壱岐の麦焼酎を飲みながらケーブルテレビのシャーロック
ホームズを見る。意外にシャーロキアンだったりする。あぁジェレミーブレ
ットは最高だった。この人以上にうまく演じきれる人はいないだろう。
 
「性(さが)」
 
愚かなり あぁ愚かなり 人の性(さが)
 


7月17日(金)曇り

なし

(宮尾登美子先生風)
 
えしぇ蔵はここ数ヶ月、諸事うまくはかどらぬ身の周りのことを悩み続けて
疲れ果てた心理状態を引き摺って今日も仕事に向かった。午前中は「ウイル
ホーム」さん、午後には「Rプランニング」さんと「シューポート」さんを
周り、夕方からの「雷山千如寺」さんが終わって和尚さんと次回酒を酌み交
わす日程を決めて雷山の長く曲がりくねった道を下り始めた時には19時をま
わっていた。
仕事の疲れは万全でない心理状態のせいか常よりも多く感じたが、明日から
の京都の旅をひかえているのでそのことを考えれば多少は軽くなるような気
がした。詰まるところ心晴れれば体力も戻るわけで、今はそれをただ黙して
待つしか術はなかった。
 
「雷山千如寺」さんにお邪魔している時に奥さんがお茶を持って来た。奥さ
んは見事にダイエットに成功し、今でもそれを維持し続けていた。実に見事
な変身ぶりだった。「ずっと維持されててすごいですね」と声をかけたら奥
さんは奈良時代から続く由緒格式ある寺の住職の妻に相応しい気品を帯びた
はにかみを見せながら、「いいえ、もうだいぶ戻ったんですよ」と言って笑
った。えしぇ蔵が「次は和尚さんの番ですね」と水を向けると和尚さんはち
ょっと慌てた様子を見せて「はははは」と笑ってごまかしていた。和尚さん
の健啖ぶりはえしぇ蔵も何度も同席して承知のことなので多少過酷な提案か
なと思い、それ以上は話題にしなかった。自分などはこの心理状態が続く限
りダイエットなど不要なものだとえしぇ蔵は心の中で苦笑した。
  
宮尾登美子先生と呼ばせて頂こう。ワシ思うに真の日本文学を受け継いで来
た最後の大物作家。もしお会いできればその膝下に平伏し、最大限の敬意を
表したい。非常に素晴らしい人だ。作品の質は今時の本屋の店頭に並ぶ売れ
っ子作家たちが束になっても勝ち目がないほど孤高の位置にある。自分が20
代で独身だったら全てを賭けてその門をたたいていたかもしれない。あぁ偉
大なる宮尾先生、遠い九州からご尊敬申上げます。
 
「京」
 
ふとおもふ 明日はいづれの 京にあり
 


7月18日(土)曇り

なし

「12ヶ月全ての京都を楽しむ」企画の3回目。今回は7月の京都。テーマは
「古の森〜古都ふたり」。今回は奈良にも足を伸ばす。
 
今回はJRの特別パスの関係で大阪で一度乗り換えた。大阪に因んだ姫のボケ
一つ。
「いつかUFJにも行きたいね」
「それは銀行や」
 
京都に昼前に到着し、去年も泊まった宿「布屋」にまずは荷物を預け、京の
味を求める胃を宥めるべく、近くの京料理の店「光安」の暖簾をくぐった。
ワシと姫にとって京都ほど味覚を刺激する街はないが、またしてもここで感
動にうちふるえることになった。小さい町屋を品よくシンプルに改装した居
心地のいい空間で味わった料理の数々は、まさに完成された一瞬の芸術を感
じさせた。味つけはいかなる称賛の言葉もおいつかないほどの完成度であっ
た。さぞかし長年の包丁修業で磨きぬかれた燻し銀の腕を持つ年配の板前が
作っているかと思いきや、まだ若さあふれる人あたりのいい板前が挨拶に出
てきたから驚いた。これほどの味を出す店ならば伝統格式の高いものが多く
それに比例して敷居も高くなるのが常だが、なんと気さくなことか。恐縮す
ることなく高い水準の味が楽しめるなら、京都の魅力はさらにワシらをひき
つけることになりそうだ。
 
今回のスケジュールは緩い。ぷらぷらと散策しながら姫セレクトの店を覗い
た。醤油の「澤井醤油本店」、味噌の「本田味噌本店」。「本店味噌本店」
に因んだ姫のボケ一つ。
ワシいわく
「あの店は元治年間から禁裡御用達やったんやね。すごいね」
「金利御用達?」
 
「宝泉」で散策の足を休めた。蕨餅と冷たい番茶でホッと一息。回り縁の外
に広がる日本庭園にまだらに射す西陽に見とれる一時は身も心も癒してくれ
た。
 
夕方は糺の森を散策。そして下賀茂神社へ。世界遺産の糺の森に国宝の下賀
茂神社。まったく見所に苦労しない街だ。今日はみたらし祭の日。裸足にな
り200円を払って冷たい地下水をためた池を歩くという行事に参加したが、
その冷たさは結構強烈で、それまでの蒸し暑さを一気に掠っていった。ワシ
と姫も思わず子どものようにはしゃいでしまった。
 
たそがれの鴨川は涼を求める人で賑わい、その平和な光景をいにしえの歌人
の鴨川のほとりで詩興を探る面影に重ねて、一首ひねりたいと思ったが、才
の薄さはいかんともしがたく、ただ姫と二人へらへらとボケ倒しながら歩く
だけだった。
 
今日は昼がメインだったので夜は軽くうどんにして宿に戻った。さすがの姫
も歩きすぎたか宿に着いた時はへろへろだった。
 
さて、明日はいにしえの都が待っている。
 
「みたらし祭」
 
裾持ちて 小股に歩む 足つけの
水さそふかな 君の微笑み
 

 
7月19日(日)曇りのち雨

なし

布屋の朝は正しい日本の朝食で始まる。小さい釜できらきらと光るご飯をの
誘惑に負け、常にないおかわりをしてしまう。まぁワシらの旅はとことん歩
くから昼にはすっかり消えてはいるのだが。
 
今夜泊まる宿に荷物を預け、10時過ぎのみやこ路快速で奈良へ向かう。昔で
言うなら山城から大和へ。馬や籠ならどれほどの道程か。今は電車で一時間。
 
まずは外せぬ東大寺。群れ寄る鹿を避けつつ歩む参道。あれ?姫がいない、
と探すと鹿の写真を撮ろうと必死だった。ここではお約束の光景。
 
世界最大の木造建築の中に静かに座る大仏の威容は圧巻で、とてもカメラな
どで捉えられるものではない。存在感という言葉をそのまま捧げたい。
 
二月堂から眺める奈良にしばし見とれた。多くの観光客で賑わう中から聞こ
えて来るのは英語、フランス語、スペイン語・・・自分もおそらく外国人な
ら京都奈良には必ず来たに違いない。このご時世、日本を感じる日本の街は
容易には見つからない。  
昼食は「絵馬堂茶屋」で茶粥をすすった。故郷対馬では茶粥も食べれば奈良
漬けも食べる。何か因果があるのだろうか?かつて親父が「祖先は防人かも
しれない」と言っていたのを思い出す。あるいはそうかもしれない。ワシは
今祖先の土地にいるのだろうかとおもいは一人いにしえの都を駆け巡る・・。
 
春日大社はその鬱蒼たる森自体が荘厳な空気に満ちていた。志賀直哉も散策
したささやきの小路を歩く時はなぜか二人とも会話がひそひそ・・・だが姫
が小路を写真に撮る時に先を歩くワシが邪魔だったらしく後ろから「はよ行
ってよー!」と怒鳴った時はささやきの路は雄叫びの路になった。
 
ワシにとって正直一番楽しみだったのが志賀直哉邸。情緒もあり、機能的で
もあり、広くて快適な屋敷はさすがブルジョア。奥から今にも文豪が迎えに
出てきそうな錯覚を感じた。唯一の長編「暗夜行路」を校了したという二階
の書斎を見た時にはワシの感性はフル稼動だった。あぁここで書き終わった
んだ、あの「暗夜行路」を書き終わったんだと思うと感動するなというほう
が無理だ。お隣りはサロンには作家や画家が多く集まったという。その庭の
木陰でお茶してしばし休憩。
 
お約束の五重塔。近くで見るとさすがに圧巻だった。現代の建築技術が先人
たちの仕事と較べてどれほどの差があるというのだろう?現代では五十年そ
こらでほとんどの建物が姿を消しているというのにこっちは千年だ。ワシら
はもっといにしえに学ぶべきではないのだろうか。
 
奈良屋町は奈良の下町。小さい店をあちこち覗いているとなかなか町を抜け
きれない。ここでは目当ての店を決める必要はない。気の向くままにこの店
、あの店。ふと見つけたお茶屋さんで茶粥用の茶を買ったが、そこでさっき
のワシの祖先の話をしたら店のおばちゃんは真剣な様子で聞いていた。ワシ
としてもやはり気にはなる。何か調べる方法はないものか?
 
日本一の品質を誇る絶品の奈良漬けを買った後は電車とタクシーを乗りつい
で「秋篠の森」へ。ちなみにこの時乗ったタクシーの運転手さんが長年福岡
に住んでいたということで話が弾んで楽しかった。運転手さんは途中の路か
ら見える古墳などを細かに解説してくれて、何か得したような気分になった。
 
「秋篠の森」はイタリアンと和食を融合させた繊細な創作料理で全品感動の
ため息。歩き回って足が疲れていたが、いつしかそれも忘れてひたすら舌鼓
。なんとも素晴らしい夜になった。
 
「奈良」
 
今さらに 奈良の都に 魅されしも
うかぶ歌など 拙きものかな
 

 
7月20日(月)曇り

なし

緩い朝。荷物をホテルに預けてパン屋を二軒まわり、ホテルで朝飯は食べた
というのに御苑のベンチでかじるワシら。
 
ホテルに戻り荷物を持ってまずは京都駅。ロッカーに荷物を預け身軽になっ
て今日のメインの三十三間堂へ。ワシはあの居並ぶ1001体の千手千眼観世音
菩薩像を目の当たりにして、口を半開きにした阿呆顔でただ呆然としてしま
った。一体ですら精緻を極めた仏像がいづれ劣らぬ美しさで1001も整然と並
べられてしまうと、美というものの力の前にただ降参するしかなかった。実
に衝撃的な体験だった。
 
錦市場の「ヤマキ」で親子丼を食べた後は最終日のお決まりでぶらぶらと買
い物。古本屋、漬物屋、金物屋、だし屋、八百屋・・・最後は京都駅で弁当
買って全行程終了。
 
今回は天気に恵まれた。梅雨の京都、奈良なので雨を覚悟していたが、結局
降ったのはちょうど何かの交通機関に乗っていた間だけ。しかも二日目に京
都で強く降った時にはワシらは奈良にいて後からそれを知った。かといって
青空できつい直射日光を浴びたわけでもなく、名高い京都の猛暑も避けるこ
とができた。なんの不都合もない二泊三日で実に満足の旅だった。
 
さて四回目は何月に行くか?
 
「鴨川」
 
去り難き 忘れ難きは 鴨川の
さそふがごとき せせらぎの音
 

 
7月22日(水)曇りのち晴れ

Aerosmith

「新郷商会」さんでは源太さんがなにやらそわそわ・・・日食が気になって
何度も外に出て上を見上げていた。ワシもつられて外に出ると源太さんが日
食を見るのに使っていたのがこれ(写真はホームページ参照)
  
溶接の時に使うやつ。後で聞くと「太田自動車鈑金」さんでも従業員の人た
ちがこれで見たそうな。これだとバッチリ見えた。薄い雲がかかっていたが
欠けていくのがはっきりわかった。源太さんが、「今頃多分学校の授業で見
よるよね・・・・・・あ!夏休みか」と言って奥さんにあきれられていた。
ワシはバカウケしてしまった。
 
あんまり見すぎてしばらく目が変な感じだった。行く先々で日食の話題。果
たして次回までワシは生きているのか?生きていたら「あぁ前回は源太さん
と見たっけなぁ」と思い出すのだろうか?その頃ワシは66歳。
 
「日食」
 
日食や コンビニのレジに 人はなし
 


7月23日(木)曇り

10cc

「アルファホーム」さんでちょっとビックリなことがあった。先日、社長が
娘さんと対馬に旅行した際に娘さんの西南学院大学時代の同級生の人が案内
役だったそうな。その人はブラスバンドをやってて、卒業後はスチュワーデ
スになって、実家は厳原で・・・・・・あれ?それってワシの同級生でしか
も遠い親戚のTやんか!そのことを話したら社長もビックリ!そんなことも
あるんやなぁ。社長に聞いた話ではえらい玉の輿に乗って裕福な暮らしをし
ているらしい。いいなぁ・・・。
高校の同級生は結構出世してる。医者になったり、社長になったり・・・み
んなあんまり勉強してなかったけどなぁ(笑)。つくづく思うけどのちの幸
せというものは全く学歴とは関係ないな。本当にたくさんそういう例を見て
きたからこの日記を読む学生に声を大にして言いたい。もっと遊びなさい!
点数とるより思い出作るほうを頑張りなさい。
 
「二度となき日」
 
老いて知る 二度となき日の おもさかな
 


--------------------------------------------------------------------
このメールマガジンは、
『まぐまぐ(http://www.mag2.com)
『melma!(http://www.melma.com)
を利用して発行しています。
--------------------------------------------------------------------

☆★------------------------------------------------------------☆★
                     φ(・_・;) ESE グルメール
                          2009/8/13 第475号
                         発行責任者:神宮吉昌
                    http://www.s-harvest.com/ese/
                    http://www.s-harvest.com/ese/i
                     福岡県粕屋郡新宮町夜臼1-4-24
☆★------------------------------------------------------------☆★

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2000-12-13  
最終発行日:  
発行周期:週刊  
Score!: 100 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。