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Wing-Mel No.2821 1分で読む日本の名歌(20) 長慶天皇 〜 星うたふ聲にもしるし

2019/10/21

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1分で読む日本の名歌(20) 長慶天皇 〜 星うたふ聲にもしるし


■■ 転送歓迎 ■■ No.2921 ■■ R01.10.21 ■■ 7,741部■■

 第九十八代・長慶天皇

星うたふ聲にもしるし千早ぶる神の鏡はただここにます

うつろはぬ人の心のためしとやこの山路まで残る白菊

 長慶天皇は後村上天皇の第一皇子、み位におつきになったときは、後醍醐天皇が吉野にお入りなってから、すでに三十年を超える月日がたち、南朝はいよいよ苦境に立っていたが、天皇としてのご自覚は微動だにすることなく帝位をお守りになった。この二首はともにその峻烈な思いをお詠みになったもの。

 一首日、「星うたふ馨」とは、いま賀名生の皇居の庭で歌われている神楽歌(宮中で神をまつられるときに奏する歌)「明星」のこと。その「明星」の中に「『今夜の月』はただここにます」という歌詞があるが、
天皇はその「今夜の月」を「神の鏡」と入れ替え、「『神の鏡』はただここにます」として、三種の神器の「八咫鏡」はほかならぬこの賀名生の皇居にまつられている、ここにこそ日本における正統の天皇のみ位がある、ということをあきらかにされた御製である。
天皇は神楽歌の奏されているなか、東の空に輝きはじめた明星を仰ぎながら、このお歌をお詠みになったのであろう。

 二首目はいかなる世にも、「うつろはぬ人の心」色あせることのない操正しい人の心を象徴するもののように、この山の奥まで咲き残っている白菊よ、という凛然たるお歌である。

[1] 小柳陽太郎『名歌でたどる日本の心―スサノオノミコトから昭和天皇まで』草思社、H17
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/479421426X/japanonthegl0-22/

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