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Wing-Mel No.2897 1分で読む日本の名歌(13) 聖徳太子 〜 しなてる 片岡山に 飯に飢て

2019/08/26

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   1分で読む日本の名歌(13) 聖徳太子 〜 しなてる 片岡山に 飯に飢て

■■ 転送歓迎 ■■ No.2897 ■■ R01.08.26 ■■ 7,761部■■

しなてる 片岡山に 飯に飢て 臥せる その旅人(たびと)あはれ 親無しに汝(なれ)生(な)りけめや さす竹の君はや無き 飯に飢て 臥せる その旅人あはれ


 この歌は太子が斑鳩(現在の法隆寺の地)の西南、片岡山においでになったとき、道のほとりに倒れていた飢えびとに呼びかけられたお歌。太子がその名前をお聞きになっても答えないので、食べ物を与え、御身にまとっておられた衣を脱いでお掛けになり、「安く臥せ(安らかに体みなさじ」とおっしゃって、この歌をお詠みになったという。『日本書紀』の伝えるところである。

「しなてる」は「片岡」にかかる枕詞、その片岡山に飢えて行き倒れになっている旅人よ、「親無しに 汝生りけめや」おまえは親がいなくて生まれてきたのではあるまい。「さす竹の 君はや無き」、「さす竹の」は「君」の枕詞、「君」は諸説があるが、ここでは「妻もいないのか」ととるべきか。
「親無しに」以下の切々たるお言葉、「その旅人あはれ」の繰り返しが人々の心をどんなに強く打ったか。人々はお歌の中にお詠みになったみ心を、太子を偲ぶこの上もないよすがとして、若千の言葉を替えつつも『万葉集』をはじめ、後世までこの歌を語り伝えている。

[1] 小柳陽太郎『名歌でたどる日本の心―スサノオノミコトから昭和天皇まで』草思社、H17
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/479421426X/japanonthegl0-22/

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