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Wing-Mel No.2879 1分で読む日本の名歌(7) 尾張に直に向へる

2019/07/15

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          1分で読む日本の名歌(7) 尾張に直に向へる

■■ 転送歓迎 ■■ No.2879 ■■ R01.07.15 ■■ 7,761部■■

 倭建命(やまとたけるのみこと)

尾張に直に向へる 尾津(おつ)の崎(さき)なる 一つ松 あせを 一つ松 人にありせば 大刀(たち)佩けましを 衣(きぬ)着せましを 一つ松 あせを

 東征を終えられた倭建命は大和へ戻られる途中、尾張(愛知県)の美夜受比売(命のお妃)のもとに身をよせられた。その後、神剣、草薙の剣を美夜受比売のもとに置いたまま、北方伊吹山の神を退治しようとなさったが、その驕りのためか山の神に惑わされて、戦い破れ憔悴の御身のまま、尾張にお帰りになることなく直接大和へ向かわれる。
これはその途上、桑名公二重県)の尾津の岬で海のかなたに尾張の方を偲びながらお詠みになったお歌である。
「直に」は、まっすぐに。尾張の方にまっすぐに向いている尾津の崎の一つ松よ、「あせを」は「吾兄(あせ)よ」でお前よの意。もしお前が人ならば「大刀佩けましを 衣着せましを」太刀も佩かせたいのに、衣も着せたいのにと、肉親のような親しみをこめて呼びかけられたお歌である。
尾張に残した美夜受比売への思慕と草薙の剣を残してきた痛恨の思いが、「一つ松」への愛情と重なって読む人の心を打つ。


[1] 小柳陽太郎『名歌でたどる日本の心―スサノオノミコトから昭和天皇まで』草思社、H17
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/479421426X/japanonthegl0-22/

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