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Wing-Mel No.2878 1分で読む日本の思想(6) 法然 − 専修念仏の教え

2019/07/12

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      1分で読む日本の思想(6) 法然 − 専修念仏の教え


■■ 転送歓迎 ■■ No.2878 ■■ R01.07.12 ■■ 7,761部■■


 法然は日本仏教史を二分したと言われる。法然までを前期、以後を後期仏教という。前期仏教は、聖徳太子が示した仏教の内的受容の精神を忘れ、内容の伴わない外形の盛大さと、知的理解による論理の追究とに走った。しかし法然は、仏教の基本である戒定恵の三学、すなわち戒律を守り、心を一つに定め、教えの真理を得ることのできない凡夫は、どうすれば救われるかを歎いた(原文?)。これが法然仏教の出発点であり、後期仏教の始まりといえる。


およそ仏教おほしといへども、詮ずるところ戒定恵の三学をば過ぎず(略)。しかるにわがこの身は、戒行において一戒をもたもたず、禅定において一もこれをえず。智恵において、断惑証果の正智をえず(略)。こゝにわがごときは、すでに戒定恵の三学のうつは
物にあらず、この三学のほかに、わが心に相応する法門ありや。わが身にたへたる修行やある。(翁聖光上人伝説の詞)

【訳】およそ仏の教えはたくさんあるといっても、結局のところ戒定恵の三学を守れということで、それを出るものではない(略)。そうであるのにこの身は、戒律の行においても一戒も保つことができず、禅で心を定める行において一つもこれを得ず。智恵においても、迷いを断ち悟りに達する正智は得られない(略)。こうみると私のようなものは、もともと戒定恵の三学を守れる器量ではないということが分かる。この三学のほかに、わが身にふさわしい教えがあるのであろうか、わが身が行えるような修行があるのであろうか。


1. 國武忠彦『語り継ごう 日本の思想』、明成社、H27
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/479421426X/japanonthegl0-22/

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