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Wing-Mel No.2875 1分で読む日本の思想(5) 菅原道真 ― 東風(こち)ふかばにほひおこせよ梅の花

2019/07/05

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   1分で読む日本の思想(5)
    菅原道真 ― 東風(こち)ふかばにほひおこせよ梅の花

■■ 転送歓迎 ■■ No.2875 ■■ R01.07.03 ■■ 7,761部■■

 仁和三年(八八七)に即位された宇多天皇は、当時権勢をほしいままにしていた藤原氏に対して積極的に政治の刷新をめざされたが、既に十年以上にわたり実権を握っていた摂政藤原基経との間での政治的な紛糾(阿衡事件)によって半年にわたって政務が空転した。

それは基経を関白に任ずる勅書の文言をめぐる事件であったが、道真は時の権力者藤原基経に対し、意見書を送って諄々とその非を説き、これを諌めた。これによって道真は宇多天皇の厚い信頼を得ることになる。寛平三年(八九一)基経の死後、宇多天皇は摂政関白を置かず、後に「寛平の治」と呼ばれる親政を開始されたが、道真は蔵人頭となり随時累進して政治的に活躍し、宇多天皇のご治政を補佐した。・・・

 延喜元年(九〇一、宇多上皇の第三皇子で道真の娘婿である斉世(ときよ)親王を皇太弟にしようとしているという時平らの讒言(事実を偽った告げ口)によって突如として太宰権帥(だざいのごんのそち)に左遷され、同三年配所の筑紫(福岡県)大宰府に歿した。享年五十九。

 歿後、朝廷や藤原氏に不幸が続く中で、それが道真の霊威によるものと考えられて、村上天皇の天暦元年(九四七)にその御霊を京都・北野に祭った。その後「学問の神」として全国の天満宮(天神)の御祭神として信仰された。最期まで純忠の心を貫いた忠臣の模範として仰がれてきた。

こちふかばにほひおこせよ梅のはなあるじなしとて春なわすれそ
【訳】春を告げる東風が吹いたら香りを届けてくれ梅の花よ、主人がいなくなったからといって花を開くべき春を忘れるな。

(注)左大臣藤原時平らの讒言により道真は大宰権帥に左遷されたが、親子も方々へ離散させられる。あれやこれやと悲しく思う心にうつる庭前の梅の花を詠んだ歌。


1. 國武忠彦『語り継ごう 日本の思想』、明成社、H27
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/479421426X/japanonthegl0-22/

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