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Wing-Mel No.2872 1分で読む日本の思想(4) 万葉集−「言霊の幸はふ国」の大歌集

2019/06/28

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 1分で読む日本の思想(4) 万葉集−「言霊の幸はふ国」の大歌集


■■ 転送歓迎 ■■ No.2872 ■■ R01.06.28 ■■ 7,832部■■


文書がほぼすべて漢文で書かれていた時代に、古代の人々の「大和ことば」(日本語)を漢字の音訓(音読みと訓読み)をもって書き表すという奇跡的ともいうべき発想により、私たちの祖先のあるがままの感動が千三百年の時を越えて今日に伝えられている。まさに日本人の魂の響きともいうべき民族の大歌集である。

『万葉集』の主体をなす時代は、我が国における古代国家建設の苦闘の時期に相当する。聖徳太子亡きあと、乱れていた国内が「大化の改新」(六四五)によって統一される一方で、朝鮮半島での白村江の戦いに敗れ、海外からの脅威が高まっていた。
そのような時代の運命を担いながら、万葉の人々たちはこの世に享けた生を精一杯に生きぬき、喜びをまた悲しみを力強く大らかに歌い上げたのである。

 防人の歌(巻二十におきめられた国防のため東国より九州に赴いた兵士の歌)

忘らむと野行き山行き我来れど我が父母は忘れせぬかも

【訳】忘れよう、忘れようと思って、野を行き山を行き、はるばると来たけれど、私を育ててくれた父母のことは、どうしても忘れることはできないのだ。

今日よりは顧みなくて大君の醜の御楯と出で立つ我は

【訳】(今までは住み慣れた土地で平穏な日々を暮らしていた)しかし今日からは、後ろをふりかえることなく、天皇をお守りする頑健な楯として、出征して行くのだ。この我こそは。

1. 國武忠彦『語り継ごう 日本の思想』、明成社、H27
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/479421426X/japanonthegl0-22/

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