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Wing-Mel No.2867 1分で読む日本の名歌(3) みつみつし久米(くめ)の子らが

2019/06/17

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   1分で読む日本の名歌(3) みつみつし久米(くめ)の子らが

■■ 転送歓迎 ■■ No.2867 ■■ R01.06.17 ■■ 7,832部■■


 久米歌(くめうた)

みつみつし 久米(くめ)の子らが 粟生(あはふ)には 韮(からみ)一茎(ひともと)そねが茎(もと) そね芽繋ぎて 撃ちてし止まむ

みつみつし 久米の子らが 垣下(かきもと)に 植ゑし山椒(はじかみ) 口疼(ひひ)く 吾は忘れじ 撃ちてし止まむ

 神倭伊波礼毘古命(かんやまといわれひこのみこと、神武天皇)は九州、日向の地から大和(奈良県)へご東征になり、瀬戸内海を経て浪速に上陸、大和の国、登実に蟠踞していた豪族、登実毘古(とみびこ)と戦われたが、兄君、五瀬の命はこの戦いで傷を負って戦死。命はその後、紀伊半島を迂回、熊野を経て南から大和に入り、ふたたび登実昆古と戦ったときに、命の親衛隊久米部が歌ったのがこの「久米歌」である。
「みつみつし」は「久米」の枕詞、天皇のご威光に輝く久米部の兵士の意味であろう。一首目の「粟生(あはふ)」は粟畑、「韮一茎」はその粟畑に生えている一本の韮、その韮を「そね芽繋ぎて」根こそぎに引き抜くように、「撃ちてしやまむ」撃ち滅ぼさずにはおくものかの意。

 二首目では、自分たち、久米部の屯営の垣根に植えた山椒の実を口にすれば、「口疼(ひひ)く」ひりひりと痛み痺れるように、敵から受けた恨みの忘れがたいことを激しい言葉で述べている。いずれも強敵を前にして撃滅せずんばやまじという強烈な決意の歌である。


[1] 小柳陽太郎『名歌でたどる日本の心―スサノオノミコトから昭和天皇まで』草思社、H17
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/479421426X/japanonthegl0-22/

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