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Wing-Mel No.2864 1分で読む日本の名歌(2) 赤玉は緒さへ光れど白玉の君が装(よそひ)し貴くありけり

2019/06/10

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   1分で読む日本の名歌(2) 
  赤玉は緒さへ光れど白玉の君が装(よそひ)し貴くありけり

■■ 転送歓迎 ■■ No.2864 ■■ R01.06.10 ■■ 7,832部■■

 豊玉比売命(とよたまひめのみこと)
赤玉は緒さへ光れど白玉の君が装(よそひ)し貴くありけり

 日子穂々出見命(ひこほほでみのみこと)
奥つ鳥鴨(かも)著(と)く島に我が率寝(ゐね)し妹(いも)は忘れじ世の尽(ことごと)に

(日子穂々出見命は高天原から天降られた迩迩藝之命(ににぎのみこと)の皇子。山幸彦として、海神の娘、豊玉比売命と結婚。)

 その後、豊玉比売はみ子をお産みになるために、夫、日子穂々出見命のもとに来られたが、命が約束を破ったため、比売はお産みになったみ子を置いて、「海坂を塞ぎて」海と陸との界を閉ざして、海神の宮にお帰りになってしまう。

 だが比売は夫が約束を破ったことは恨みながらも「恋ふる心に忍びず」恋しさを抑えきれないで、お詠みになったのが一首目の歌である。「赤い珠玉は美しく、それを貫いている緒までも光輝いているが、自い玉のようなあなたの装いはそれにもまして貴く美しく忘れられない」の意。

 二首目はそれをうけて日子穂々出見命がお詠みになったもの。「奥つ鳥」は鴨の枕詞(まくらことば)。「あの鴨が降り着く海神の島で契りを結んだ妻のことはこの世の終わりまで忘れない」という、いずれもはるかな海原を背景にした激しい相間の歌である。こうしてお生まれになったみ子が鵜葺草葺不合命、日本初代の天皇、神武天皇の父君であった。


[1] 小柳陽太郎『名歌でたどる日本の心―スサノオノミコトから昭和天皇まで』草思社、H17
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/479421426X/japanonthegl0-22/

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