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Wing-Mel No.2862 1分で読む日本の偉人(1) 昭和を代表する日本画家 東山魁夷

2019/06/05

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 1分で読む日本の偉人(1) 昭和を代表する日本画家 東山魁夷
                                                  
■■ 転送歓迎 ■■ No.2862 ■■ R01.06.05 ■■ 7,832部■■

(ドイツ留学からの)帰国後、東山は貧困の中で懸命に絵を描きましたが、一向に世に認められませんでした。家庭的にも、兄の死に続き、事業に失敗した父が失意のうちに世を去るという不幸に見舞われました。

 悲しみを抱えた東山は、大東亜戦争末期の昭和20年(1945)7月、熊本で入営(兵士となるために兵営に入ること)します。絵を描くことを断念し死をも意識したこの時期、東山はある景色と出合い、強い衝撃を受けます。それは、行軍(こうぐん、軍隊が、ある地から他の地へ行進すること)で赴(おもむ)いた熊本城の天守閣(てんしゅかく)から見た景色でした。

「熊本城からの眺めは(中略)雄大な風景ではあるが、いつも旅をしていた私には、特に珍しい眺めというわけではない。なぜ、今日、私は涙が落ちそうになるほど感動したのだろう。なぜ、あんなにも空が遠く澄んで、連なる山並みが落ちついた威厳に充ち、平野の緑は生き生きと輝き、森の樹々が充実した、たたずまいを示したのだろう。・・・」

「あの風景が輝いて見えたのは、私に絵を描く望みも、生きる望みも無くなったからである。私の心が、この上もなく純粋になっていたからである。死を身近に、はっきりと意識するときに、生の姿が強く心に映ったのにちがいない」

 すべてをなくした絶望の中で、自然の一コマ一コマが今までになく、生命に輝き、こよなく美しいと、東山には感じられたのでした。このときこそが、東山の風景への開眼であったのです。

寺子屋モデル『日本の偉人100人(上)』、致知出版社、H24
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