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Wing-Mel No.1750 「ザ ラストメッセージ 海猿」を見て(丸山公紀)

2010/10/08


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            「ザ ラストメッセージ 海猿」を見て
         
                                                    丸山公紀
■■ 転送歓迎 ■■ No.1750 ■■ H22.10.08 ■■ 9,234 部 ■■


 3日、家族と一緒にTOHOシネマズで「ザ ラストメッセージ 海猿」を見た。伊藤英明扮する海上保安庁の潜水士の仙崎大輔が主人公で、これまで数々の海難現場の中で、大変危険な人命救助作業を通じて、何故、海保にとって守るものは一体何かを鋭く訴えてきた作品であり、封切されてからまだ日が浅いこともあり、チケットを購入するまでに長蛇の列を並ぶこととなった。

 それでも3Dの上映には何とか席をとることができてほっとした。画面一杯に広がる対馬沖の海難事故の様子は画面から本当に飛び出るようで迫力満点であった。

 内容は博多港沖に建っている日本と韓国、ロシアの共同の天然ガスプロジェクトプラントである「レガリア」に海底のガス田と結びついたタンカーの塔が倒壊し、、さらに台風が接近する中で、プラントの乗務員を救助するのが仙崎をはじめとする海上保安庁第10管区の仕事であったが、結局、潜水士はじめ5人が取り残されることとなる。

 ところが台風接近のため保安庁の救助船は一旦、その場所が離れた際に、プラント内の天然ガスに火が出、大火事となり、プラントを沈没させることによって隣のタンカーに移動するという、一歩間違えれば残された全員が命を落とす場面に遭遇し、プラント沈没のために底のパルプを開口し、脱出する際に骨折した仙崎はもう一人の潜水士に残された3人を救助せよと命じる・・・という、見る者をして手に汗に握る場面が続く。

 その間、1500億という巨大プロジェクトを守ることを人命救助より優先させようとする政府高官と全員の人命救助はお金などには返られないとする海上保安庁幹部の行き詰まるやりとり、また加藤あい扮する仙崎の妻が夫とのつながりを豊かな演技で確認しつつ、苦しみやつらさなど残された家族の気持ちをよく表現しており、何回も目頭を押さえた。

 しかし、最後はお互い潜水士はじめとする海上保安庁のメンバーは心がしっかりとつながり、潜水士全員が沈没したプラントから仙崎を救い出す感動的なラストシーンに結びついていく。

 小生には映画ではあるがこんな海上保安庁のメンバーの活躍を見ると先日の尖閣諸島沖の中国漁船衝突の中で、停船させ、船長はじめ船員を拘束させた苦労は大変なものであったことが容易に想像できる思いだった。

 中国漁船衝突事件では、船長釈放だけが話題となっているが、その前に漁船を停船させ船長、船員を拘束した保安庁職員の職務遂行の大変さこそ、もっと話題にしなければならないことを痛感した。


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  • 名無しさん2010/10/09

    読書大好きと申します。初めて書き込みします。



    丸山さんは、私とは大学の同窓生になります。

    昭和45年卒です。よろしくお願いいたします。



    丸山さんの情報ファイルは、毎回欠かさず目を通して、その内容を自分の専用ファイルにコピーして綴じています。



    丸山さんの考え方には、共感を覚え、このような硬派の人物が、我が母校にもいたのだ!と意を強くしています。



    沿岸警備また国境警備を任務とする海上保安庁の役割は、中国の無法なやり方が、ますます露骨になるであろうこれからは、極めて重要なものがあると思っています。



    しかし、一国平和主義に毒されている政府・国会議員・官僚や世相など、国防を蔑ろにする雰囲気の中、極めて限られた予算で、苦労しながら海上警備活動に従事している、海上保安官の皆様の努力には頭の下がる思いです。



    私は、常々考えているのですが、海上保安庁は、沿岸警備任務を強化することと、自衛隊との連携強化の意味も兼ねて、国土交通省から分離させ、防衛省を、その本来の位置付けから「国防省」として、海上保安庁を吸収、国防任務の観点から、沿岸警備を強化させる。



    そのためには、軍艦を偽装した中国の「漁業監視船」などに対抗するため、商船の延長線上の儀装しかしていない、巡視船を護衛艦並みの装甲にすべきだと思っています。



    そのためには、関連する法案の改正、また新たな法律施行も必要になると思います。



    しかし、国家観がなく、歴史認識がお粗末で、国境意識も国防意識にも欠ける、現在の反日極左民主党官政権(実質 仙谷政権)ですから、このようなことは夢もまた夢ですが・・

  • 名無しさん2010/10/08

    映画の粗筋こんなに事細かく言ってしまったら、まだ観てないのに・・・と思います。

    でも海保の方々は本当に頑張っておられるのに、政府はビデオを公開しないことを早々に決めた、とのこと。せめてフジタの社員を早く解放しなければビデオを公開するぞ!くらいのことを交渉しても良かったのではないかと思うのですが・・・。