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Wing-Mel No.1732 トルコ航空のイラン在留邦人救出の舞台裏(丸山公紀)

2010/08/27


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           トルコ航空のイラン在留邦人救出の舞台裏

                                                  丸山公紀
■■転送歓迎■■ No.1732 ■■ H22.08.27 ■■ 9,195 部 ■■


8月15日、65回目の終戦記念日を迎え、午後に住之江会館において日本会議大阪・英霊にこたえる会大阪府本部が主催して、平成22年度戦没者追悼祈念講演会「危機一杯!イラン在留日本人を救出させたトルコ航空」講師・森永堯先生(元 伊藤忠商事イスタンブル支店長)が開催された。

講演会に先立って護國神社本殿で正午より英霊感謝祭が斉行された。参列者は約250名位だろうか。朝から少しばかり曇り空で今日は少し暑さが和らぐのではないかと思っていたが、11時位に日差しが強くなり、蒸し返すような熱気が境内をたち込めた。講演会の準備をひととり終え、30名程の実行委員メンバーも極力、参列させて頂いた。

じっとしていても熱気で身体中が汗ばみ、正装している参列者が整然と並ぶ中で、本殿内の気温は日差しを遮っているとはいえ、蒸し暑さは言葉で形容できない。

本殿の下にも多くの参拝者がお祭りの進行をじっと見つめている。始まってからも喪服に身を包んだ御婦人の方々が階段をゆっくりと上がって来るので、小生も典儀の方の傍で議員の方々の参列状況を知らせながら、空いている几帳にご案内する。ご年配の方だけなく、若い人達も目立つのが今年の感謝祭の特徴だ。これは恐らく直前の菅談話の影響があり、返って英霊への関心を持っている層が増えた結果ではないかと思う。

1分間の黙祷。静寂なひとときに参列者全員が御鏡に向かって、戦没者に対して追悼と感謝の誠を捧げる。英霊の方々が今わの際に後世に願いを託そうとされたその思いが参列者の脳裏に一気に感応するとともに、その願いを受けとめて、これからもその願いに沿う生き方をしたい誓う貴重な一瞬である。

続いて午後からの講演会でも4名の地方議員はじめ約250名の参加者が集まった。講師の森永堯先生の御講演を聞きたい方や、たまたま護國神社に参拝して会場に来られた方、そしてここでも若い人も参加されていて、例年に比べて雰囲気的に活気を感じた。

国歌斉唱に続いて、黙祷、衞藤恭・日本会議大阪運営委員長が主催者の挨拶を述べ、吉田利幸・府会議員から来賓の挨拶の後、「海ゆかば」唱和したが、心を込めた歌声は戦没者への鎮魂の祈りに似て、自ずと襟が正され、厳粛であった。

続いて、講演に先立ってイラン在留邦人を脱出させたトルコ航空の救出劇を取り扱ったNHK「プロジェクトX」(平成16年1/26放映分)のダイジェスト版(これも実行委員の方が多忙の中、編集してもらった)を上映、参加者にイメージを持ってもらった後、講師の森永堯先生(元 伊藤忠商事イスタンブル支店長)が「危機一杯!イラン在留日本人を救出させたトルコ航空」と題して、約1時間お話された。

1985年(昭和60年)、激化するイラン・イラク戦争の最中、イランにとり残さようとしていた日本人救出のためにトルコ航空がテヘラン空港に飛来することになった。

その時にトルコに駐在していた森永先生に東京本社から依頼で、直接、親交のあつかったオザル首相に電話をすることによって実現した舞台裏が、首相と緊迫したやりとりを実に克明に再現した内容は、聞く者を釘づけにする臨場感があった。

この救出劇が、一商社マンとはいえ、かの国のリーダーと肝胆相照らす仲であったからこそ、緊急性が高い困難なことも乗り越える力があり、これが本当の外交ではないかとさえ思った。

救出劇のあと、トルコ航空にその理由を尋ねると、その回答がまた興味の尽きないものであった。トルコの国と航空は、在留邦人がイラクの民間機であっても無差別で撃墜されるという危険があったからこそ、救出することになったといい、なんとイラクに在留していたトルコ人は陸路で帰国したとのエピソードを紹介。

一方、日本政府と日本航空は危険だから救出することをしなかったことを挙げ、日本の場合には本当に日本人の安全生命を考えていないのではないかと言われ、残念ながら今日まで、その状態は続いているのではないかと思った。

さらにトルコは世界一の親日国であると指摘、その理由として、以下を挙げられた。

120年前のエルトゥールル号が遭難した時に大島島民が懸命に救援活動を行ったことを、トルコは子供たちに教えており、トルコの人々はそのことをしっかりと学んでいること(ただし、日本の場合は教えられることは希であることにも触れられる)。

日露戦争で大国ロシアに小国日本が勝利したことも我がことのように熱狂したこと。

「トルコの父」たるアタチュルク大統領が明治天皇を尊敬し、事あるごとに国民に明治維新や日本の話をした結果、国民が日本へ熱い眼差しを向けていること。

トルコの軍人達が朝鮮戦争の岐路立ち寄った日本に好感を持ったこと。

今日では技術立国、輸出立国日本に対する敬意をもっている

 などを挙げられたが、わが国の先人達のおかげで、今自分達があることを実感した思いだった。

歴史的にもトルコは日本と同様にサムライ精神や高い倫理観を共有することができるからこそ、トルコを知れば知るほど日本人が忘れてしまったものを取り戻すことができるはずであり、是非、興味のある人はトルコに行ってほしいと結ばれた。

ときおりユーモアを交えながらのご講演、その後の参加者からの質問に対する丁寧なご回答にも感動した。参加者が静かな感動を持ったことは、先生の御著書「トルコ 世界一の親日国」が91冊も購入されたことでも明らかであった。

続いて浦田悦明・英霊にこたえる会大阪府本部会長より閉会の挨拶があり、講演会は盛り上がりの中、終了した。

その後、森永先生を囲んで、お手伝いを頂いた日本協議会、あさなぎ(靖國神社崇敬会奉賛会青年部)約30名で懇親会を開催したが、先生にいろいろと会話の機会を頂き、充実した時間を過ごすことができた。

小生は実行委員メンバー以外に英霊感謝祭、講演会で少しずつ、次の世代の青年層が目立ってきたことを記したが、8月15日はその受け皿足り得ることを改めて確信している。

お手伝いの皆さん、ありがとうございました。

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