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Wing-Mel No.1657 日本精神の復興に向けて(天下の無法松)

2010/02/22

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      天下の無法松「21世紀の未来予測シリーズ」第3弾
             「日本精神の復興に向けて」
                                                  
■転送歓迎■ No.1657 ■ H22.02.22 ■ 9,239 部 ■■■■■■■



 「終焉」のサブテーマが続いて気が滅入った人も多いかと思いま
すが、今回から数回に渡って「日本精神の復興に向けて」と題して
述べたいと思います。

 皆さん、「日本精神」とは何ぞやとお思いですか。言葉を変えて
「武士道精神」とでも言いましょうか。

 ところで今、西洋人達は「日本文化」に憧れて、「武士道精神」
を学ぼうとする若い人々が増えているようです。これは無意識の内
に西洋人達が西洋から無くなってしまった「騎士道精神」を「武士
道精神」に見たいと言う願望から来ているものではないでしょうか。

 そして、それを「武士道精神」どころか「日本の伝統文化」自体
が消え去ろうとしている日本から学ぼうとしている。そしてまた現
在の日本人達はそのような西洋人から西洋化された「日本精神」?
を学ぼうとしている。これが21世紀初頭の世界の姿?でありましょ
うか。

 そこで「武士道精神」とは何ぞや。これは無法松としては一言で
言うならば「忠」だと思います。何も「忠」は日本人だけのもので
は無いことはそれこそ自明なことですが。

 日本では昔、侍集団が形成されていった鎌倉時代に「忠」なる精
神が世に顕れ、「武士道精神」が形成されていきましたが、この「
忠」なる精神は「一所懸命」と言う言葉で象徴されます。今はやり
の「一生懸命」ではありません。(今の大人達の精神がなっていな
いのはこの「一所懸命」がいつの間にかに、それこそ無法松も知ら
ない内に「一生懸命」と言う言葉に置き換えられていることに顕れ
ています。

 それでも無法松は幸せな方で、「一所懸命」を「一生懸命」など
と書くと教師から怒られるどころか、「生まれて死ぬまで頑張らな
くてはいけないのか」と笑われたものでした。若い人にはこれは何
のことか分からない人も多いのではないかと思いますが、今、辞書
に掲載されている「一生懸命」と言う言葉は全くの間違いで、正し
くは「一所懸命」なのです。これは鎌倉時代の武士が、ある一つの
土地(荘園)を命掛けで守ると言うところから来た言葉で、これに
はある田舎の老人の侍の所に鎌倉幕府の将軍様が正体を隠して来た
時に、その侍がその将軍様を招く際に、侍が一番大切にしていた盆
栽の松を焼いて将軍様を接待したと言う、昔の人ならば誰でも知っ
ている昔話があります。この侍の将軍に対する「忠」これこそが、
「侍」精神であり、「武士道精神」なのです。(明治時代にはこの
「忠」が将軍では無く、「天皇」にまで昇華されていったので、日
本の近代化はある程度、完成されていったのです。これを言うと今
の大人達はあまり「天皇」、「天皇」と言うと右翼に間違えられる
よと愚かなことを言いますが、そのようなことを言っている大人達
の方こそ、「左を向けと言われれば左を向いているだけの日本の歴
史を知らない大人達」にしか過ぎなく、また戦前同様に「右になれ
と言われれば右を向いた右翼」そのものでもあるのです。)

 そして一所懸命で象徴される「武士道精神」つまり「忠」の精神
が「信」の精神となり、近代社会を形作っていく精神となっていっ
たのです。

 否、「近代社会」のみならず、人間が社会を構成していくその根
幹となる精神こそが無法松は「信」であると考えております。「信」
が人々の間から無くなっていくと、それは即、社会の崩壊へと繋がっ
ていくのはすでに密告制度を国家に導入した旧ソ連や毛沢東時代?
の北京政府及び、現在の北朝鮮政府などによる社会主義国家で証明
済みです。

 このことは本当に恐ろしいことです。これを経済社会で言うと、
お金の信用が無くなる、つまり、「ハイパーインフレーション」に
なっていくということです。(ある経済学者に言わせると本当に恐
ろしいのは、今起きている「デフレーション」では無く、この「ハ
イパーインフレーション」(北朝鮮で最近行われたデノミは何なの
でしょうか)だそうです。)

 ところで、この「信」の崩壊が21世紀の現在では資本主義社会
でも米国や日本等で起きているのです。この「信」の崩壊、これは
何も国家の大きなところだけで起きているのでは無く、寧ろ、我が
国では個々の人々の周辺で起きているのです。(国家的意識で言え
ば、国会議員達への大多数の日本国民達の失望と不信があり、今や
その不信は戦前に議会政治が行き詰っていったのと同様なものがあ
ります。今の国会議員を信じている人がおれば、そのような人はお
金で繋がっているだけだと世間から思われるのは必定でしょう。

 失礼しました、中には本当にお国の為に頑張っておられる国会議
員も数人程度はおられるでしょうが。)

 そこで皆さん、裏切られた経験はお持ちではありませんか。これ
が「信」の崩壊なのです。言葉が言葉の意味を失っているのです。

 ある人の言葉を信じた筈が、実はその実体が言葉とは正反対のと
ころにあり、裏切られ、もう二度とその人を信用しない。こう言う
ことが人から人へと続いていくと即、社会の崩壊となっていくので
す。これは本当に恐ろしいことに、親子の間でも起きているのです。
今の日本は密告制度が導入されていないにも関わらず、親子の間に
まで、この「信」が無くなっていっているのです。

 それは今の家庭を見ると良く分かります。子供のことに本当の意
味で関心の在る親が少なくなり、家族と言う人間社会にとって最も
大切な基本単位、否、絆が断ち切られ、日本国家どころか、日本社
会そのものが、日本民族そのものが崩壊しようとしているのです。

 その例が、今はやりの「個食」(子供が夕食まで一人で取って済
ませると言う「孤食」とも言える、今、日本で問題になっている家
庭での一大問題)です。家族と言うのは家庭においてただ所属して
いるひとりひとりの集まりではありません。幼稚な大人達の中には、
「家族なんて幻想さ」などと言って、したり顔で済ましている人も
おられるようですが、その人間でも、その「幻想」にしか過ぎない
と言っている家族によって、生まれ、育てられているのです。

 話しを「個食」に戻しますが、例え父親が居なくとも、母親が居
なくとも、誰か大人が子供と共に食事をする。これは家庭において
絶対に必要なことです。(佐賀の「がばい婆ちゃん」は親が身近に
居ない洋平を本当に豊かな愛情で包みながら、育て上げました。そ
こに家族から「愛」を失ってしまった戦後の日本人達が哀愁の声を
上げて賞賛しているのが現在の日本の、ある一つの姿でしょう。)

 それが愚かなことに、父親が居て、母親が居るにも関わらず、一
人で食事をする子供が増えているのです。

 今の大人達は家庭に居ながら自ら家族を捨て、家族に対する関心
を失おうとしているところまでいっているのです。これをただ単に
困ったことだと済ましていることはできないのです。今こそ、我が
国の大人達はそのことに早く気付き、反省し、そうなってしまった
原因を探り、一刻も早く、家庭に父性を復活させなければならない
のです。最近では父性どころか、母性までもが人間の本能ではない、
社会的に育てられてこそ、母性が確立するものであるとさえ言われ
ています。ですから、父性は尚更です。

 話が「忠」から「信」、そして「個食」へといつも通りに飛んで
いってしまい申し訳ありません。話しをこれ以上進めると、また長
くなりますので、今日はこれで尻切れトンボの如く話しを終わりた
いと思います。(皆で、「一生懸命」と言う言葉を消し去り、「一
所懸命」と言う言葉を復活させましょう。)

■天下の無法松より一言■

 昭和11年2月26日の日本で何が起きたか、皆さんはご存じで
しょうか。そうです。2・26事件と言われている日本史の残る大
事件が起きたのです。

 この事件に触れるとまた話しが長くなりますので、今回はこの事
件が今から74年前に我が国で起きたことを紹介する程度で終わり
ますが、この時の青年将校達の祖国への恨み(特に、美輪明宏が三
島由紀夫の背後霊として見えたと言っているあの磯部浅一の恨み(
昭和天皇へのルサンチマン)が大東亜戦争の結末と我が国の戦後体
制を生んでいったとも日本の精神史上では言えるのではないかと無
法松は今、考えております。

 そして、この磯部浅一の恨みが三島由紀夫を通じて、「英霊の声」
なる小説を世に生み出したものと無法松は考えております。

 兎も角、2・26事件の歴史に対する評価は取り敢えずここでは
横に置いておくとして、まずは、今週、やってくる2月26日の日
にはただ、合掌したいと思います。
                            合掌


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