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Wing-Mel No.1639 「近代化」とは?(天下の無法松)

2010/01/11

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          天下の無法松「国家再建シリーズ」第6弾
                     「近代化」とは?
                                                  
■転送歓迎■ No.1639 ■ H22.01.11 ■ 9,225 部 ■■■■■■■


 皆様、明けましておめでとうございます。本年も「国際派日本人
要請講座」並びに「天下の無法松」を宜しくお願い申し上げます。

 新年第一号は旧年最後の「江戸時代の精神」に引き続いて、「近
代化」というもの自体について考えたいと思います。

 昨年最後のメルマガで無法松は「近代国家とは法によって治めら
れた国家のことであり、そのような国家を作っていくにはまず「公」
の精神(背私奉公の精神)が絶対に必要である。」と言うようなこ
とを述べましたが、その前に皆さん、「近代化」とは何でありましょ
うか。「近代化」とは単に科学技術が発展することを言うのであり
ましょうか。

 無法松は「近代化」とは一言で言うと「精神の自立化」とここで
定義したいと思います。そして誰からの自立化かと言うと、「神」
からの「自立化」と述べたいと思います。つまり、「近代化」とは
「人間の精神の神からの自立化」そのものであると言う事です。
 このように言うと無法松は何を言っているのか分からないと言う
方もおられるかもしれませんが、「神」からの「自立化」とは人間
が自分自身の人間そのものを自覚して人間が人間としてのアイデェ
ンティティを確立することを言います。

 それには、人間の精神を理性と言うもので客観的に見つめ直す作
業も必要でありましたでしょうし、その理性によって科学技術が発
展し、人類は20世紀には原子爆弾までも作ってしまい、21世紀
に向けて「クローン人間」までをも作ることができるような段階に
まで人類は進化?してしまいました。
 この理性と言われる人間の一部の精神?は哲学者カントや物理学
者ニュートン等によってそれまでの中世の時代やルネサンスの時代
の後に発見?され発展していき、産業革命が英国で始まって科学技
術が発達していき「西欧による近代化」が始まったのです。

 そこで、考えなければならないことは、20世紀後半頃から言わ
れている「科学技術の暴走」です。
 そして、「科学技術の暴走」とはつまるところ、「理性の暴走」
であり、「科学技術の暴走」とは「理性の暴走」であることにまだ
人類は十分に気付いていないのです。
 その典型的人物が「坂の上の雲」や「龍馬が行く」の著者、司馬
遼太郎なのです。司馬氏の「この国」と言う言葉遣いには自分は歴
史をあくまでも客観的に冷静に、つまり理性的に眺めることができ
るのだと言う「思い上がり」と、あくまでも理性的でなければなら
ないのだと言う、「思い込み」があるのです。

 またも、正月早々、司馬遼太郎について言及してしまいましたが、
この言葉遣いは昨年無法松が述べたように今や、左翼人のみならず、
保守業界にまで浸透しており、新年の産経新聞には「戦後の幼稚な
日本人」について記事を投稿した東京都知事でさえ、「この国」と
言う言葉遣いを用い、失礼ながらご自分自身が既に幼稚化している
ことを曝け出されました。(やはり、あの鳩山総理も新年の記者会
見ではあの虚ろな目で「この国」を連発されました。)

 では、ここで、「この国」と言う言葉遣いが「現在の近代化」に
どう関わっているかを考えてみましょう。
 「近代化」とは「人間の精神の神からの自立化」であると無法松
は先に述べましたが、「現在の近代化」は「西欧による近代化」で
あり、「西欧による近代化」は「理性の暴走」を許しており、「こ
の国」と言う言葉遣いは「理性の暴走」を象徴しているのです。

 勿論、人間には「理性」が必要です。「理性」を発見?して初め
て人間は神から自立して「近代化」を果たせたのでしょうし、無法
松はクリスチャンではありませんが、アダムとイブが林檎を食べて
林檎に毒が無いことを発見して以来、人類は「理性」を発見するよ
うに作られているのでしょう。つまり、アダムとイブが食べた林檎
は「理性」の象徴なのです。

 そこで人類にとっての大問題は、「理性の暴走」なのです。「理性」
を暴走させてはならないのです。
 「この国」と言う言葉遣いを何時までも許しておくと、我が国か
ら、主体性が無くなり、一億総評論家となるのです。これが「理性
の暴走」なのです。
 戦後、外国からは良く、日本人は顔が見えないと言われています
が、その理由の一つに「この国」と言う言葉遣いがあるのではない
でしょうか。日本から主体性が無くなり、どこに総理大臣がいるの
か分からない、日本に政府があるのか無いのか分からない、これが
平成22年正月の我が国の実態ではないでしょうか。これは何も総
理大臣だけでなく、一般社会にしてそうです。どこに父親がいるの
か、どこに母親がいるのか、分からない。どこに教師がいるのか分
からない。どこに社長がいるのか分からない。そして、どこに自民
党総裁がいるのか分からない。つまり、現在の日本国からは責任の
主体が無くなり、一億総白痴化ならぬ一億総評論家となっているの
です。かく言う無法松もその一員です。ですから、評論家ならば本
当の評論家であり得るように無法松は頑張って参る所存であります。

 またもや話が長くなりましたので、新年第一号は途中ですが、こ
れで終わりたいと思います。来週はこの「近代化」についてもう少
し深く掘り下げて、「ポストモダン」と言われている「脱近代化」
についても触れて、「我々人類はどこから生まれ、どこへ行こうと
しているのか」と言う、人類にとっての最大の問題について言及し
ていきたいと思っております。

■天下の無法松より一言■

 今年は勝負の年です。何の勝負かと言うと、政治と経済の勝敗の
年です。政治について言うと、参議院選挙で左翼幼稚政党が勝つか、
保守幼稚政党が勝つか、経済ではいよいよデフレーションが高じて
大恐慌が来るのか来ないのか。(財務大臣が交代、それも菅さんが
財務大臣で早速、言ってはならないことを発言されてどうなること
やら。やはり、今年こそ大恐慌が来るのでしょうか。)
 そして、もっと大きな政治問題として、「日本国とアメリカ合衆
国との間の安全保障条約(旧安保条約)」が改定され、「日本国と
アメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約」と言う通称、
日米安全保障条約が締結されて50周年となる今年にして、ついに
戦後の日米同盟に大きなひびが入るかどうか、本当に今年は我が国
にとって、これからの未来への大きな勝負の年となるのは間違いの
ないことでありましよう。

 このような世の中で、真に我が国の将来を憂う人々は、憂うだけ
でなく、行動に出なければなりません。その行動とは何も「サヨ宅」
さんや「ウヨ宅」さん達のように、町に出て、署名活動やマイクで
叫ぶと言うよりも、まず、自分を磨き、自分の仕事を責任を持って
成し遂げていくと言うことです。

 新年のNHKの世界遺産の番組の中で、ある佛教僧がたった一人
で五台山の完全に廃墟となった寺を再建しようとしている話があり
ましたが、その話を聞くだけでは全く荒唐無稽な話で、何と世の中
には馬鹿な人がいるものだと思われた人も居たでしょう。
 しかし、人はまず最初に、「志を持つ」ことが第一なのです。「志
を持つ」とは、信念と責任感を持って行動すると言うことです。
 残念ながら、鳩山総理のように総理大臣としての信念と責任感を
持たずに仕事をするのではなく、このメルマガを読まれた人々は
「この国」病と言う伝染病を克服して、「天気晴朗なれど、波高し、
各自奮闘努力せよ。」の精神で行動していかなければなりません。

 では、これで無法松より皆様へ新年第一号の言葉として次の言葉
をお送りして終わります。

『志を持ち、感性を磨き、教養を積み、そして、世の為、人の為、
お国の為に尽くせよ』


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  • 名無しさん2010/01/11

    「この国」なる表現に問題ありせば、如何なるものに代替されるべきか?その提示なき限り、面白味はゼロ!