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JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイル

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JOG Wing No.0326 by melma!

2001/04/23

 _/          _/  _/                      李登輝氏 ビザ発給問題
 _/          _/      _/_/_/      _/_/_/   国家の汚点 魂まで売るな
_/    _/    _/  _/  _/    _/  _/    _/                 YoJirou
 _/  _/  _/    _/  _/    _/  _/    _/      H13.04.23 1,676部
 _/  _/      _/  _/    _/    _/_/_/         JOG Wing No.326
                                _/     国際派日本人の情報ファイル
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     この問題(李登輝氏へのビザ発給)では正面から森政権と外
    務省を批判しなければならない。

     4月15日、台湾前総統の李登輝氏は事務所で記者会見をし
    て、「訪日ビザ申請は間違いなく今月10日に行った」と述べ
    ている。

     しかし、福田内閣官房長官と外務省は、公式の場で、訊かれ
    る度に、訪日ビザ申請をまだ受理していないと答えて、ビザ発
    給の是非を論じる前提が無いという態度をとって来た。自民党
    総裁選四候補に対する新聞の質問に対しても、ビザ発給賛成の
    人ははっきり発言しているが、橋本元総理などは、同じ論理で、
    ビザ発給の是非について論じることを回避している。

     今回の場合、敢えて解釈すれば、最高の政治的判断によって
    受理の義務を回避したという事−それが法律上、そして憲法上
    適法であるか極めて疑わしく、それ自体大きな問題となり得る
    行為であるが−であろう。

     この責任問題こそ徹底的に究明する事を期待する。あるいは、
    行政府内で真相の究明が不可能な状況ならば、国会の国政調査
    権の発動があってもおかしくない事態である。

     行政府が、法律の手段によらず、恣意的にかつ不透明な方法
    で、個人の権利を侵害して良いかという問題であり、日本とい
    う国と政府の国際的信用に関する問題である事を考えれば当然
    であろう。

     李登輝氏は、現代の偉人の一人である。数千年間、自由と民
    主主義というものと全く異なる政治的原則の下に生きて来た中
    国人の社会に初めて自由と民主主義をもたらしたのである。

     これだけの人物から「ウソつき」と言われて日本政府はどう
    する気なのだ。もとより森内閣の最大の汚点となろうが、それ
    だけでなく日本の国家の汚点となる問題である。

                (産経新聞 4.17 岡崎久彦氏『正論』より抜粋)

■ 編集者・YoJirouより ■

     台湾の李登輝・前総統が申請した来日ビザの発給を巡って、
    日本政府の対応が無様に混乱し続けていたが、長い時間をかけ
    てやっと治療目的で倉敷に行くだけというまったくケチな結論
    を出した。高齢の李登輝氏が楽しみにしていた京大の同窓会な
    ど一切を禁じるむごい仕打ちである。

     森首相は、本人から申請があれば査証(ビザ)発給に踏み切
    る意向を固め、早い時期に外務省に指示をしていた。河野外相
    は「改めて協議したい」と例のごとく煮え切らない。これに対
    して森首相は「これ以上協議するつもりはない。これは私の命
    令だ」と強く述べたという。しかし、死に体首相だからだろう
    か、河野外相は平然とのらりくらり。こんな外務大臣の首を切
    ることさえできない日本国の首相の哀れさ。河野洋平外相は最
    後まで抵抗を続けた。どこの国の外相かという行動であった。
    これもひとえに、最後まで頑張ったとチャイナに見せるための
    パフォーマンスだったのだろう。氏はチャイナ行けば「我が友
    河野」と歓迎されるチャイナのお気に入りらしいから、精一杯
    頑張ったのだろう。河野がASEANか何かの会議に専用機で行く
    途中、台風に遭って台湾に緊急避難をしたとき、機内から一歩
    も出ず、後で「ボクちゃん、台湾に降りなかったよ。エライで
    チョー」とチャイナの要人に話したというバカぶりは有名な話
    だ。今回も同じ行動だ。

     李登輝氏のビザをどう扱うかについて外務省は真二つに割れ
    たようだ。通常の人道的判断に基づいて「入国させるべきだ」
    という川島裕事務次官に対して槙田邦彦アジア太洋州局長が強
    硬に反対、台北の交流協会に「申請を正式に受け取るな」「李
    氏に再度会って諦めさせろ」と訓令した。

     閣内も二つの派に分かれている。森首相を筆頭に阿部官房副
    長官、衛藤外務副大臣、亀井政調会長などビザ発給推進派に対
    して、福田官房長官、河野外務大臣など慎重・反対派である。
    総裁選に立候補している日本を暗くする橋本龍太郎氏なども腰
    が引けている方のグループだ。閣内ではないが、神崎公明党も
    強硬に反対している。

     慎重・反対派が怯えているのは中国の陰である。いや陰では
    ない、露骨な圧力である。

    「李登輝は『二つの中国』を唱え、台湾独立派の黒幕であり、
    平民ではありえない」
    「李の訪日は中日の政治関係の基礎を損ない、中国人民の感情
    を著しく傷つける」

     こうした主張を中国側が繰り返すのは、日本は圧力をかけれ
    ば、言いなりになるとの読みもある。

     李登輝氏は、訪米も併せて計画していると伝えられ、中国は
    米国に対しても入国を認めないよう申し入れた。しかし、李氏
    の入国を拒否することはできないとする米政府に、中国が「圧
    力」をかけ続けたとはついぞ聞かない。日本には、中国の意に
    沿わない行動を取る資格はない、といわんばかりに干渉してく
    る。李氏訪日問題の底には、米中の戦略的対立があるともいえ
    る。中国外交当局には、「訪日阻止」の至上命令が下っている
    と言われている。(産経新聞4.18)

     ビザ発給は日本の主権にかかわる問題である。日本政府が法
    令に定められた入国許可の基準に照らして判断する事項である。
    外国政府からの圧力に屈して決めるようなことがあってはなら
    ないはずである。

     槙田邦彦アジア太洋州局長、河野外相、福田官房長官などは
    何を恐れて、李登輝氏のビザ申請を断ろうとするのだろうか。
    ただひたすら背後の中国を恐れ、「何もなかった」で済まそう
    とする姑息な態度は許せない。中国の一方的な価値に合わせて、
    戦々兢々と生きていくとすれば、日本はもはや独立国とは言え
    ない。中国の属国となるのは彼らの望むところなのかもしれな
    いが…。

     槙田局長といえば、中国、韓国が日本の特定の教科書を「不
    合格にしろ」と強硬な申し入れをしてきたのは内政干渉ではな
    いと、弁護して有名になったガリガリの親中派の御仁である。

     だったら、「日本を「敵性国家」と規定している韓国や、日
    本の蛮行ばかりを並べ立てた中国の教科書を「直してくれ」と
    いっても内政干渉には当たるまい。中国の外交官になった方が
    ふさわしい槙田氏を「教科書訂正特使」に任命して中国に派遣
    したらどうか」。(産経新聞 4.12 屋山太郎氏『正論』)

     こういう政治家、官僚たちは中国の陰を恐れているとという
    よりは、自分たちの利権のために魂を売っているのかもしれな
    い。「日本の政治家は1億円も握らせればいくらでも転ぶ」と
    北朝鮮のさる組織が言っている、というような話がインターネ
    ット上では読める。軍事大国の中国に際限なくODA(政府開
    発援助)が出ていくのは、結局、利権屋、政治家にキックバッ
    ク(リベート)がある仕組みができているからだ、というよう
    なことも言われている。それが継続するためには日本に罪悪感
    を持たせ、謝罪体質にしておかなければならないということも
    あるだろう(こう見れば教科書問題、南京大虐殺、慰安婦問題
    等が読めてくる)。外務省の一課長が外交機密費として十数億
    円も好き勝手に利用し、懐に入れられたという現実を見ると、
    さもありなんと納得してしまう。マスコミ、ジャーナリストの
    本当に追及すべきはこういう巨悪であろうが・・・・・ 某マ
    スコミなどにもキックバックがあるのじゃないか? 日本人で
    中韓北朝鮮側に立って騒いでいる連中もまんまとこの手先にな
    っている自覚があるのだろうか?

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