国際情勢

JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイル

政治・経済・外交・社会・文化などの分野において「元気な日本」を作るためのオピニオン誌です。

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JOG Wing No.0306 by melma!

2001/03/19

 _/          _/  _/                      リーダーを支え、育てる知恵
 _/          _/      _/_/_/      _/_/_/                   YoJirou
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 _/  _/  _/    _/  _/    _/  _/    _/      H13.03.19 4,140部
 _/  _/      _/  _/    _/    _/_/_/         JOG Wing No.306
                                _/     国際派日本人の情報ファイル
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     「人間通」谷沢永一氏は言う、「日本人の国民性をかたちづ
    くっている要素として、私は三箇条を挙げる。すなわち、勤勉、
    嫉妬、卑屈、これらである」。

     「我が国民における嫉妬心の強さは、国家の繁栄を妬(ねた)
    み、社会の安定を憎み、国民の精励を妬み、国力の充実を貶
    (おとし)め、首相の苦労を嘲笑し、それを以て、ひとかどの見
    識と心得ている、現今の実情がその証拠である。お互いに足の
    引っ張り合いばかりしているから、世論によって政治を動かす
    エネルギーが生じない」。
                                  (産経新聞 2.18 『正論』)

     今の国会のていたらくを見れば、本当に「お互いの足の引っ
    張り合いばかり」で他に何もない末期的状況だ。自民党の堕落
    はもはや目を覆うばかりになっているが、さりとて民主党をは
    じめとする野党はただ相手の足を引っ張るのみで、何もできな
    い、何もしない木偶(でく)の坊である。逆に何かすれば他国
    隣国に媚びを売るばかりで危なっかしくて見ていられない。選
    挙で投票に行くような人は仕方なく自民党に入れる(今や政治
    に愛想を尽かして投票に行かない者の方が多数を占めかねない
    勢いである)の連続で、結局野党はいつになっても与党になれ
    ない。また本気で与党になって責任をとる気概がない。

     最近では、中国、韓国から教科書問題、在日外国人参政権問
    題などで独立国と思えない内政干渉を受けているのに、国会は
    ほとんど反応しない。こういう問題に対処せずして何のための
    国会議員か。国民の生命、財産、国の安全、国益をいかに守る
    かが国会議員の最優先事項のはずだ(こういうことを言うのが
    何か空しいのが現実だ)。

     「えひめ丸」沈没事故に対しても野党は森首相の行動、人格
    の批判ばかりの内向き議論で、肝心の「えひめ丸」のことは雲
    散状態だ。北朝鮮の拉致問題もしかり。国民の安全が実体的に
    脅かされているのに、何とかしなければという空気さえない。
    被拉致家族とその支援者は業を煮やして、アメリカお代官様何
    とかしてくださいと、直訴の旅をする惨めさである。

     ここで思い出すのが、以前シンガポールで起こった小さな事
    件のことである。アメリカの高校生がスーパーマーケットの駐
    車場にある複数の車に釘で傷をつけているところを現行犯で捕
    まり、裁判の結果、同国の刑法によってむち打ちの刑(尻叩き
    の刑?)の有罪になった。これに対しクリントン大統領はシン
    ガポールの当時のリー・クァンユー首相にアメリカ人の人権を
    盾に厳重に抗議し、結果として刑は軽減された。一人の自国の
    少年のために大統領が立ち上がる国、アメリカ、というイメー
    ジを世界に強く印象付けた。

     これはもちろん、むち打ちの刑という物珍しさからマスコミ
    がこぞって取り上げ、大きな話題性があったということが一番
    の理由である。マスコミが大統領を立ち上がらせたのであって、
    大統領がマスコミを立ち上がらせたのではない。アメリカ国民
    はこの事件を知ってどんなに安心したことだろう。我々の大統
    領はどこの国へ行っても我々を助けてくれると。

     それに引き換え我が日本国はどうだろう。

     自国の首相をあざ笑い、馬鹿にし、虚仮にし、本人は辞任し
    ないと言っているのに勝手に辞めることにしてしまう国民(と
    いうかマスコミなのだが)になり下がってしまった。このまま
    では政治の機能はマヒし、混乱を続けるだけだろう。一人の拉
    致された少女のために首相が立ち上がるどころではない。日本
    国自体が危ない。

     日本はというか、日本のマスコミは政治を貶(おとし)めな
    がら、実態は政治に寄りかかっている。もっと自国を愛し、リ
    ーダーを支え、育てる知恵が必要だろう。ささやかでも国のた
    めにできることを実践し、政治家に指導力を発揮するチャンス
    を与えるような国民(マスコミ?)になることが、日本人とし
    ての良識ある態度だと思うのだが、今はこういうことを言うこ
    とさえも空しい、気力のない時代になっている。

     中西輝政京大教授は「私は一つの国家が崩壊していく過程に
    は4段階あると考えている。第1段階は、表面上の変化はない
    が、政治や経済が内部的に崩壊した状態である。第2段階では、
    社会機能に影響が出始め、犯罪が激増し」「治安と教育のシス
    テムが機能しなくなる状態である」。(第3、第4段階省略)
    「この分け方でいえば、日本はすでに第1段階を終え、第2段
    階にはいるところといえる。しかし、その緊急性に気づいてい
    る日本人は非常に少ない」と警告している。

     日本国は大丈夫ではない!?

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