国際情勢

JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイル

政治・経済・外交・社会・文化などの分野において「元気な日本」を作るためのオピニオン誌です。

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JOG Wing No.0302 by melma!

2001/03/12

 _/          _/  _/                      朝日・中・韓連携 
 _/          _/      _/_/_/      _/_/_/     日本教科書検閲網
_/    _/    _/  _/  _/    _/  _/    _/                 YoJirou
 _/  _/  _/    _/  _/    _/  _/    _/      H13.03.12 4,123部
 _/  _/      _/  _/    _/    _/_/_/         JOG Wing No.302
                                _/     国際派日本人の情報ファイル
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/   _/_/     _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 

     ロシアのプーチン大統領が先ごろ、初めて韓国を訪れた。な
    かなかの歓迎ぶりだったが、韓国とロシア(旧ソ連)との間の
    「清算されざる過去史」については今回も触れられないままだ
    った。過去史とは、朝鮮戦争時の旧ソ連の北朝鮮支援や198
    3年のサハリン上空での大韓航空機撃墜事件である。とくに後
    者は、衝撃的な事件で今も記憶は生々しい。

     韓国政府は1990年の国交正常化に際して取り上げようと
    したが相手にされず、そのままになっている。ロシア(旧ソ連)
    側は昔の政権時代のことだから知らんというのだ。その結果、
    韓国政府もマスコミもあきらめたのか、その後は一切、触れな
    くなった。中国についても同じで、朝鮮戦争の際の百万の大軍
    による軍事介入の責任問題はだれも取り上げない。

     だから「過去史」をめぐって謝罪とか反省とかが問題になる
    のは、日本についてだけということのようだ。最近も、日本の
    歴史教科書検定問題で日本との過去のことがまたひとしきり問
    題にされている。

     また最近は金正日総書記のソウル訪問を前に、北朝鮮につい
    ても過去は棚上げにしようという動きが出ている。だから日本
    についてだけ基準が違うのだ。
                               (産経新聞 3.3 黒田勝弘記者)

■ 編集者・YoJirouより ■

    JOG Wing No.0281『本当は恐ろしい教科書問題』(H13.01.29)
    http://www.melma.com/mag/56/m00000256/a00000287.html
    で取り上げたが、教科書問題は今本当に危険な恐ろしい状況に
    なっている。

     中国外務省は2月22日の記者会見で、この教科書の「阻止
    (不合格)」を求める公式見解を発表した。韓国政府は28日、
    駐韓日本大使を呼び、「検定を通過した場合、両国関係に悪影
    響を与える」と懸念を表明した。中国はさらに3月3日、北京
    駐在の日本臨時代理大使を呼び、検定不合格を正式に要請した。
    また、韓国の金鍾泌連立与党自由民主連合名誉総裁(韓日議員
    連盟会長)が7日、事実上の韓国政府特使として訪日し、歴史
    教科書検定問題に関する韓国の立場を日本側に伝える。金氏は
    森喜朗首相らと会談、検定問題をめぐる韓国側の憂慮を表明す
    るとともに、是正を求める。

     元駐タイ大使の外交評論家 岡崎久彦氏によると「戦争にお
    いては、お互いが正義は我にありと主張して戦う。とくに近代
    総力戦では、そう言わないかぎり、国民がついて来てくれない。
    そして戦争が終ると、勝者の正義だけが残る時代が来て、勝者
    はそれを、対敗者外交にあるいは自らの国民教育に十分に利用
    する利を得る。これが勝者の特権であるが永久に使えるもので
    もない。やがて時間の経過で -- 通常は一世代三十年 -- 歴史
    家が過去の恩怨(おんえん)を超えて事実だけを記述する時代が
    来る」ものだと言う。

     しかし、日本の場合は戦後五十年以上を経てまだこれが論じ
    られているという異常な事態である。この直接の原因は、日本
    の左翼、マスコミが、1980年代に入ってから主として反体
    制的な意図の下に、証拠の信憑性を問わず、日本の戦時中の行
    為を暴き立てて、近隣諸国の批判的反響を引き出そうと努めて
    来た事に端を発している、とやはり岡崎氏は言っている。すべ
    ては1982年の教科書問題 -- それも誤報 -- から発してい
    る。

     教科書問題や謝罪問題は日本政府や外務省、文部省が毅然と
    していれば大方は片が付くことである。「毅然として」という
    ほどカッコよくなくても、国益を守る立場を堅持し、厚かまし
    く、厚顔であればほとんど片づくことであるのは、先に引用し
    たロシアや中国の例を見れば分かることである。彼らは難問を
    ほとんどこれで解決していると言ってもいいくらいである。彼
    らに言ってもしょうがないということで通してしまう厚かまし
    さを持っている。これで好感を持たれることはないが、国益は
    守られる(少なくとも短期的には)。しかし、日本にこれがで
    きないのは国民性ということもあるが、マスコミ、知識人の異
    常さ(彼らはこれこそが正義・正常と思って活躍しているのだ
    が)ということが大きく影響している。

     その典型が今回の教科書問題での朝日新聞の動きである。家
    永教科書裁判などを強力に支援し、教科書検定に猛烈に反発し
    ているはずの朝日新聞が、今、文部科学省、日本政府に対して
    ある教科書への検定を強引にやれ、いや、検定、検閲どころか
    焚書にしろと猛然と圧力をかけている。ところがさすがの朝日
    新聞でも検定に反対している立場上、政治介入をしろ、検閲を
    しろ、焚書にしろとは言えない(気に入らないものに対しては
    本当はそれが言いたいのだが)。そこでいつもの御注進である。
    こんな教科書ができそうですよ、中韓様いかがですか、という
    手法だ。焚きつけるというやつだ。朝日がいつもやる手である。
    本多勝一とか松井やよりなど過激派の元朝日記者に言わせて相
    手(それは大抵いわゆる“保守的”日本や日本政府、天皇など
    であるが)を攻撃、撃破しようとするのと同じ手口である。万
    一困った立場になっても自分(朝日)が言っているのではない
    と逃げられる。卑劣、卑怯なやり方だ。

     今回の日本の教科書検定への中韓からの内政干渉ももとはと
    いえば、朝日新聞の先月21日付「中韓懸念の『つくる会』教
    科書」 「政府『政治介入せず』」(まるで、政府が政治介入
    しないのが問題だというがごとき書き方だ。気にくわないもの
    は政治介入で潰せという、朝日の正体見たり全体主義である)
     「中韓など反発必至」という朝刊一面トップ記事がきっかけ
    であった。その後、さまざまな外圧が日本にもたらされた。中
    韓両国はほぼ朝日の思惑通りに動いた。日本政府は今のところ、
    軽々には動いていない。しかし、野中総理大臣でも誕生しよう
    ものなら(この可能性大)どんな悲惨な結果になるか知れたも
    のではない。願わくばもう死に体といわれる森首相にこの問題
    と刺し違えて死んでもらい歴史に名を残してもらいたいものだ。
    しかし、そこまで腹の据わった政治家がいないから今の日本の
    混迷があるのだから、森氏に期待するのも無駄だろう。

     河野現外務大臣は、かつて村山首相の後見人として、村山首
    相&土井衆議院議長の東南アジア謝罪の旅をしたときの二の舞
    はよもやしないだろうが、まったく信頼できないのが河野大臣
    の持ち味である(皮肉にも中国からは信頼というか可愛がられ
    ているようだ!これは外交政治家としては最低ということだ)。

     あの時、村山首相ご一行は、50年前の戦争を持ち出して頭
    を下げ回り、東南アジア首脳の失笑を買い、稚拙な日本外交と
    いうレッテルまで貼られたのである。

     「日本が戦争をして白人を追い出して見せた結果、我々にも
    独立の志が生じた。今の我が国の独立は、日本のお陰と言って
    も過言ではない。なぜ、今さら昔の戦争を持ち出すのか、理解
    することができない。もう少し、未来について語るべきではな
    いのか」と、とある国で、首相一行は諭されたというのは有名
    な話である。

        「これ(教科書問題への内政干渉)にどう対処するか。ま
        もなく外務省が中国の出先機関か、日本の国民を代弁する
        役所なのかわかる。同時に河野外相がどういう“ご見識”
        の政治家であるかもはっきりする」
                                     (産経新聞 3.5 産経抄)

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