国際情勢

JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイル

政治・経済・外交・社会・文化などの分野において「元気な日本」を作るためのオピニオン誌です。

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JOG Wing No.0293 by melma!

2001/02/19

 _/          _/  _/                      招いて洗脳する中国式“交流”
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 _/  _/  _/    _/  _/    _/  _/    _/      H13.02.19 4,259部
 _/  _/      _/  _/    _/    _/_/_/         JOG Wing No.0293
                                _/     国際派日本人の情報ファイル
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     二千人もの日本人が中国共産党ふうに手をたたく光景はどこ
    か奇異だった。同じ拍手でも手を打ち続けるのではなく、ぽん、
    ぽん、ぽん、と一定の拍子で区切るのである。まして拍手を浴
    びて壇上に登る側の村山富市元首相や平山郁夫画伯が同じよう
    に手で拍子をとり行進する姿は完全に中国スタイルだった。
    舞台が中国だから、郷に入れば郷に従え、なのだろう。だがな
    お集会の主体がこれだけ多数の日本人であるのに徹底した中国
    式拍手というのは同じ日本人にはどうしても違和感を与えた。

     2000年10月21日、北京の人民大会堂だった。日中友
    好協会の創立50周年を記念する祝賀大集会である。日本と中
    国との交流とか接触というと、日本側では伝統的に必ず日中友
    好協会が真っ先に登場してくる。中国との接触で中国側から最
    も重用される日本側のドアであり、窓なのだ。そんな組織がい
    まやスタートから半世紀を迎え、中国の首都で祝いの集いを催
    したのである。

     日中友好協会が日本の各地から募った男女たちが人民大会堂
    の広大なホールに無数の円卓を囲んで座る光景は壮観だった。
    中国側の主賓の胡錦濤国家副主席がまず立って、日中友好の大
    原則を強調した。

     「中日両国が『歴史をかがみとし、未来に目を向ける』精神
    を踏まえて、中日共同声明、中日平和友好条約と中日共同宣言
    の原則を順守さえすれば、中日友好関係は新世紀に必ず一層の
    大きな発展をとげると信じます」

     「歴史をかがみとし」という江沢民国家主席の言葉の引用は、
    中国側が正しいとみなす歴史の認識を忘れるなという日本側へ
    の戒めである。

     その後すぐ日中友好協会の平山郁夫会長が壇上に立って「尊
    敬する胡錦濤副主席!」と呼びかけた。日本語ではぎこちない
    「尊敬する」という表現は中国語の慣用句からの直訳である。
    平山氏はさらに熱をこめ、語った。

     「歴史をかがみとし、未来を志向する日中関係を築くために
    努力します」

     「21世紀にも中国各界の友人と手を携え、日中共同声明と
    日中平和友好条約、そして共同宣言の原則を踏まえながら、両
    国の民間交流を推進します」

     中国側の要求のパスワードをそのまま繰り返したのだ。二国
    間の交流で一国の民間の側が相手国の政府の指針をそのまま復
    唱するというのも奇異である。もし日米両国間の民間交流で
    「日米安保条約の原則を踏まえながら」などと宣言したらどう
    だろう。
                (古森義久=前中国総局長 産経新聞 2.6 より)

■ 編集者・YoJirouより ■

     招いて洗脳する中国式“交流”について
    JOG Wing No.0263「罪悪感強制刷り込み交流事業」H12.12.18
    http://www.melma.com/mag/56/m00000256/a00000269.html
    に書いた。

     あそこで書いた「日本青年交流代表団」は「青年」と看板を
    掲げてはいても、現実には、18歳の少年から、大手新聞社の
    中堅記者氏を含む40歳の中年まで混じっていた。これでは十
    分な洗脳は難しいと感じたのだろう。中国側は、今年さらに、
    高校生ばかり50名を、別個に招く計画をたてているという。
    日教組と現行教科書で教育を受けた高校生だけが相手となれば、
    洗脳工作はもっとうまくゆき、思惑どおり、「南京30万人大虐
    殺」式近代史を事実と信じる若者を日本国内に増殖させること
    に役立つのは確かであろうし、向こうは当然それを狙っている
    だろう。これは、わが国の青少年に対する中国共産党の洗脳工
    作を、日本政府が容認していると言える事態である。

     河野洋平外相が訪中した昨年八月下旬から九月中旬までのわ
    ずか三週間に与党、野党の国会議員51人が大挙して中国詣で
    をしたと言われている。これは国会の日程による都合もあるが、
    中国当局が、衆参両院議員への招待を在日中国大使館などを通
    じて拡大しているためと言われている。これらはほぼすべて中
    国側の招待で、中国共産党や政府の直轄の機関が直接招く。こ
    の種の招待は運賃以外の経費はすべて中国側が負担し、行動ス
    ケジュールもみな中国側が決める。この結果、訪中議員は中国
    側が決めたところだけを回り、自主的な動きはほとんどできな
    いという。当然「日本軍暴行記念館」などもコースに入ってい
    ることだろう。

     日中友好協会が日本政府の意向とは無関係に、むしろ日本政
    府の意向に逆行する形でできた左翼組織であったのに対し、1
    963年に誕生した中日友好協会は中国共産党、中国の政府の
    方針で設立された組織である。同協会自身が五十周年を記念し
    て昨年出版した「日中友好運動五十年」という書でも、協会が
    当時の日本共産党や社会党左派の活動家を中心とし中国との連
    帯を基礎に、日本の政府・与党に闘争を挑む政治的組織だった
    ことが明記されている(小森氏)。

     それが世界情勢とともに政治性も薄れてきて、平山郁夫画伯
    などが会長になったが、中国の意向べったりという体質は変わ
    っていない。平成7年、日中友好協会会長平山郁夫氏が「戦争
    中、日本軍が破壊した城壁を修理しよう」と呼びかけ、NHK
    がチョウチンを持ち日中共同で城壁を修復したという“美談”
    を仕立てた。しかし、修復した城壁は文化大革命時紅衛兵が破
    壊した場所だった。平山会長もNHKもそのことは承知の上で、
    戦時に日本軍などが破壊したと向こうの言うままに、何ら反論
    もせず友好の名の下に協力を申し出た。

    「これは日本軍による破壊ではないが、文化的価値のある城壁
    だから修復に協力する」と言うくらいでなければ、とても対等
    の友好とは言えまい。ついでに言うと、平山氏は、平壌を世界
    遺産に登録するための支援活動もしているようだ。

         中国に三年ほど住み、中国人民大学などで共産党の抗日
        史を研究する日本女子大学博士課程の水谷尚子氏は「中国
        では日本という存在は永遠の罪人に近いといえます」とも
        らす。 (だから、日本を虐(いじ)めるためには理由や
        証拠などはでたらめでも何でもよいのだ。しかし、こちら
        (中国)の言いなりにすり寄ってくれば可愛がってやる
        (可愛がってもらった者はその味が忘れられない)、とい
        ったところか:編集子)

         北京駐在の日本外務省のベテラン中国専門家も、「中国
        共産党の伝統的な教義からすれば日本の位置づけはあくま
        で悪であり、内部的には、たたいておけば安全、逆に好ま
        しげに扱えば危険という対象です。親日志向はすぐ媚日と
        して糾弾されがちです」。 (産経新聞 2.9 古森義久)

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