国際情勢

JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイル

政治・経済・外交・社会・文化などの分野において「元気な日本」を作るためのオピニオン誌です。

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JOG Wing No.0243 by melma!

2000/11/03

 _/          _/  _/                      傭兵ラリーの
 _/          _/      _/_/_/      _/_/_/    アフリカ体験
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 _/  _/  _/    _/  _/    _/  _/    _/      H12.11.03 3,816部
 _/  _/      _/  _/    _/    _/_/_/        JOG Wing No.0243
                                _/     国際派日本人の情報ファイル
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                                          ラリーさんより投稿

     小生、東京在住の47歳男性です。父は、ドイツ系アメリカ人
    の職業軍人でした。大学時代(1970年代)に、海外(特にアフ
    リカ)で傭兵を5年間経験してまいりました。

     あまりにも唐突な話しで、驚かれる方が多いと思います。”
    傭兵”にリクルートされた過程については、機会が有りました
    らお話しますが今回は省かせていただきます。

     外国、特に第三世界での”価値観”や”道徳感”に付いては、
    日本とはあまりにも違うことを認識するべきでしょう。私が居
    たナミビア(当時は”南アフリカ連邦共和国国際連盟信託統治
    領旧ドイツ領南西アフリカ、と呼ばれておりました)は、宗主
    国の南アが厳しく管理しており(評判の悪いと、言われてい
    る”アパルト政策”の一環で)道路や公共施設や犯罪の規制な
    ど、かなり行き届いておりました。

     我々の戦争対象は、隣国の旧ポルトガル領アンゴラからの難
    民をリクルートして兵隊に仕立て上げ、アンゴラに送り込み
    (組織名はUNITAです)ソ連が送り込んで来たキューバ兵と戦
    わせることでした。

     前言の通り、ナミビアではモラルが整っていたのですが、一
    歩アンゴラに入ると状況は一変しました。それまでアスファル
    トで舗装されていた道路が所々分断されているのです。近くを
    見ると現地人が道路からはがしたアスファルトで”家”を作っ
    て居るのです。

     アンゴラでは、旧宗主国のポルトガルが”愚民政策”の目的
    で、現地人用の学校や病院などは一ヶ所も有りませんでした。、
    キャソリック教会などが慈善事業?で(と、言うよりは布教活
    動の一環としてですが・・・)かなりの数の学校や病院を建て
    ておりましたが、内戦の影響も有ったとは思いますが、全部2
    〜3年で朽ち果てておりました。結局は、壊して(あるいは盗
    んで)自宅を作ったり、売ったり燃料にしたりしていた ので
    す。

     彼等には、公共の利益とか子孫に対する文化の継承などとい
    った感覚は有りません。聞くところでは、南アから独立したナ
    ミビアでも同じ状態が発生しているそうですし、南アフリカ自
    体の、生活環境が悪化しているそうです。

    「アフリカの子供たちがかわいそうだから、援助しよう!」な
    どと慈善家ぶっている人がたくさん居ますが、送られた金や物
    資の90%は途中で紛失すると聞いております。泥棒は日常茶飯
    事で、捕まえてもヌケヌケと「やってない!」と言い張ります
    し、そもそも、窃盗や破壊についての罪悪感がまったく有りま
    せん。

     全員とは言いませんが、第三世界の住人のほとんどです。意
    外と中東や、北アフリカのモスレムの方が(一部の地域を除い
    てですが)モラルは高いのが印象的ですが、キャソリックのラ
    テン系の国々にも、ブラックアフリカと共通する場合が多い様
    に感じました。

     日本のモラルの高さを否定する報道や教育が多いですが、現
    実に私自身も混血児で子供のころに、差別やいじめにあったこ
    とがありましたが(特に日教組の教師達)、日本人そのものの
    モラルの高さは、格別です。

     外国での”差別”は命に関わります。米ソの冷戦の”代理戦
    争”を体験してきましたが、機会が有りましたら”戦争”につ
     いても僭越ですが、お話をしたいと思っております。
     
■編集者・伊勢雅臣より■

     やはり、社会が発展するには、ラリーさんの言われる「公共
    の利益とか子孫に対する文化の継承」が不可欠なのでしょうね。
    とすると、自分の権利ばかり主張して公の事を考えない、そし
    て、個人生活ばかり重視して、家庭や子供のことを考えない、
    という現代日本の風潮が、わが国の停滞の元凶なのでしょう。

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創刊日:1999-03-10  
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  • 野口ラリーさんの友人2006/12/20

    2006年12月16日 早朝4:07に、心筋梗塞のため野口ラリーさんは他界されました。

    心よりご冥福お祈り申し上げます。