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JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイル

政治・経済・外交・社会・文化などの分野において「元気な日本」を作るためのオピニオン誌です。

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JOG Wing No.0236 by melma!

2000/10/19

 _/          _/  _/                      外国人参政権問題
 _/          _/      _/_/_/      _/_/_/    〜カナダでは
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 _/  _/  _/    _/  _/    _/  _/    _/      H12.10.19 3,662部
  _/  _/      _/  _/    _/    _/_/_/        JOG Wing No.0236
                                 _/     国際派日本人の情報ファイル
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                                 Rickさん(カナダ在住)より
                    http://rickkiuchi.hoops.ne.jp/ より抜粋

          税金を払っているから、参政権を認めるべき?!

     私はご存知のとおり、カナダに在住している、「外国人」と
    して生活しています。そのカナダを例に取り、外国人が立派な
    (!?)カナディアンとなるまでのお話をしてみたいと思いま
    す。まず、「外国人」は労働ビザを取得します。(その出身国、
    または、申請者の職業によっては、いきなり移民になることも
    できる。)そして数年間働いた後、カナダという土地を気に入
    った人は、「移民権」を取得します。そして、一般的にはそれ
    から5年働いた後、初めて「市民権」を申請する権利が与えら
    れるのです。市民権取得にはそれなりの経歴と、カナディアン
    としての基本的な知識を問うテストもあるそうです。

     さて、それではみんながみんな市民になっているかというと、
    そうでもありません。10年、20年とカナダに生活している
    人でも、移民のままで生活している人たちがたくさんいます。
    それぞれに理由を聞くと、「俺はどこまで行っても日本人だか
    らさ。」という人もいれば、「ただ、面倒くさいから。」とい
    う人まで理由はさまざまです。ただ、共通しているのは、移民
    者が市民とほとんど同等の権利と保護を国家から受けており、
    あえて費用を出してまで申請する必要ないという、実際的な理
    由があるようです。では、その、ほとんどない「市民」と「移
    民」の決定的な違いはどこにあるのでしょうか。

     移民者は市民と同じように労働し、国家に納税をしています。
    その代わりに、彼らの国家における権利は認められ、保護を受
    けることができるのです。彼らの生活は法律によって守られま
    す。各種さまざまな公共機関を利用でき、必要があるときは生
    活保障を受けることができます。そして、各種扶助も市民同様
    に与えられます。例えば、もし、移民が子供をもうけるような
    ことがあれば、市民と同等の教育費を国家が負担します。ただ、
    決定的に、両者が違うのは、参政権があるかないか、というこ
    とです。

     外国で生活をし、商売をして、さらに国家から相応の保護を
    受けているのならば、(この保護というのが、平素空気のよう
    なもので、はっきりと認識しづらいもの。しかし、確実にあり
    ますよね?)税金を納めるのは当然の義務なのです。この私で
    さえ、わずかな期間でしたけど、土産物屋で働いていた時は税
    金を払っていましたよ。
    
     ここカナダは、福祉政策(まぁ、近年縮小傾向にあるようで
    すが)が発達している分、税金は割高で、結構がっぽりとられ
    ていたような印象があります。・・・ましてや、「永住外国
    人」というほどに住み着いている外国人はその住んでいる国家
    に対して税金を払うのは至極当然のことなのです。ですから、
    それを参政権とリンクして考えるのは筋違いというものです。

     日本国憲法の条文は中学生の公民(今は学制が変わって、別
    の呼称になっているでしょうね)で習いますが、その第十五条
    には、「公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固
    有の権利である。」とあります。この条文における「国民固有
    の権利」とは無論、参政権です。いくら永住していようが、税
    金を払っていようが、参政権は国民でない人たちの権利ではあ
    りません。

■編集者・伊勢雅臣より■

     移民の国籍取得は認めるが、自ら国籍をとらない、すなわち、
    国家の一員としての自覚を持たない人には、参政権、すなわち
    舵取りの権利は与えない、という移民大国カナダの実例でした。

■JOG Link■
a. JOG(155) Common Sense: We are on the same boat.
     国家とは国民が力を合わせて運行する船だ。国籍は、その船
    の一員となるという意思表示である。
   http://www.melma.com/mag/15/m00000115/a00000084.html
    
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