国際情勢

JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイル

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JOG Wing No.0234 by melma!

2000/10/16

 _/          _/  _/                      真の策略家はどちら? 〜
 _/          _/      _/_/_/      _/_/_/   金大中大統領ノーベル平和賞受賞
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 _/  _/  _/    _/  _/    _/  _/    _/      H12.10.16 3,662部
  _/  _/      _/  _/    _/    _/_/_/        JOG Wing No.0234
                                 _/     国際派日本人の情報ファイル
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     怖い!体制の優劣があからさまになる再会

     韓国と北朝鮮の離散家族再会は当事者はもちろん、テレビを
    通じてその場面を見つめる多くの韓国民ももらい泣きした。半
    世紀ぶりの再会は涙なしにはいられない。ソウル、平壌の面会
    場は一時、号泣に包まれた。

     それにしてもなぜ朝鮮戦争以来半世紀−50年ぶりなのか。
    北朝鮮当局が自らの社会の動揺を恐れて許さなかったからだ。
    北朝鮮はこれまで南北離散家族について生死を含めた消息確認
    も手紙の交換も許さなかった。「人間中心の社会主義」「人間
    中心の主体思想」が看板の体制が、逆にいかに非人間的である
    かをあらためて確認させる場面である。

     ソウルを訪れた北側の離散家族は、朝鮮戦争当時に北の軍隊
    に入ったり、左翼青年だった人たちが多い。北で成功し選ばれ
    た人たちという印象が強く、血族再会の涙の後は、向けられた
    マイクに「偉大な金正日将軍の配慮」や「南北統一」を語って
    いた。全員、胸には「金日成バッジ」をつけていた。

     金浦空港で待機していた韓国の金ウォンチャンさん(77)は、
    到着した北朝鮮の離散家族を見て、「顔色がいい。選ばれた人
    のようだ。同じようなネクタイをしているところをみると、韓
    国訪問教育を徹底的に受けた感じ」と語った。

     これに対して韓国側離散家族は、政府当局から「苦労しただ
    ろう、とか食糧問題は話題に出さないよう」事前の注意を受け
    ている。

     金正日総書記としては親北政策で北支援を進める金大中政権
    に対するお返しである。これで金大中政権の韓国内での支持基
    盤が固まれば、さらなる親北政策が期待できるというわけだ。

     離散家族問題には体制の優劣がかかっている。だから北朝鮮
    は問題解決を恐れ、拒否し続けてきた。

     金正日総書記は韓国マスコミ代表団との会見で、家族再会は
    今後も続けるとしても、「準備なしでは違った方向に行ってし
    まう。片付けるべき歴史がある。あまりに人間的に同胞愛のみ
    強調してはいけない」と含みを残しているのもそのせいだ。

                                      (産経新聞 8.16 より)

■編集者・YoJirouより■

    「自分の力の源泉は軍事力だ。外国との関係でも力は軍事力か
    ら生まれる」と普通なら口が裂けても言わないことを平然とう
    そぶく軍事独裁体制の首領が一番恐れるのは国家がオープンに
    なることだ。北は謀略でまんまと南や自由陣営を操っているい
    ると思っていたら、いつの間にか足下を掘られていたというよ
    うなことにならないか。とすれば、どちらが真の策略家だった
    かということにもなる。
    
     今回、韓国・金大中大統領がノーベル平和賞受賞を受賞した
    が、これが果たして南北関係にどういう効果をもたらすか。見
    物である。

     南の金さんが脚光を浴びれば、北の金さんははますます閉じ
    こもろうとする。アメリカと韓国がそれを何とか開けさせよう
    とする。それにつけ込んでいろいろ脅し、要求を出し物資をむ
    しり取ろうとする。日本は協力を強要される、という図式にな
    るのではなかろうか、というのが編集子YoJirouの予想です。

     その後どういう経緯をたどることになるか、今後のJog 
    Wingをご期待下さい。

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