国際情勢

JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイル

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JOG Wing No.0167 by CLICK INCOME

2000/05/12

 _/          _/  _/                       杉原千畝をめぐる三題
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 _/  _/  _/    _/  _/    _/  _/    _/      H12.05.12 3,144部
  _/  _/      _/  _/    _/    _/_/_/        JOG Wing No.0167
                                 _/     国際派日本人の情報ファイル
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     第2次大戦中リトアニアで6千人ものユダヤ人難民に日本通
    過のビザを与えて、ナチスの虐殺から命を救った外交官杉原千
    畝氏の顕彰が進んでいる。

■杉原千畝の特別展 ワシントンで開催 
                                 “命のビザ”に感謝を込めて

     杉原千畝(ちうね)氏らの行為をたたえる特別展が4日から、
    ワシントンのホロコースト・ミュージアムで始まる。

     前日の3日夜、同ミュージアムで故杉原氏の妻、幸子さんら
    家族を招いて開会式が行われ、ユダヤ人難民たちが杉原氏の
    “命のビザ”でシベリアを経由して神戸にたどり着き、そこか
    らさらに上海に渡って米国などに逃れられた状況を記録したド
    キュメンタリー・フィルムが上映された。

     また、そのビザのおかげで生き延びてシカゴの先物取引市場
    創設などに携わった米経済人が講演し、杉原氏への感謝を改め
    て表明した。
                                           産経新聞、H12.5.5

■杉原氏の国を知ろう 「日本学研究センター」領事館跡に開設

     杉原氏が勤務したリトアニア・カウナスの領事館跡に、日本
    語講座や日本関係のビデオ上映施設を備えた日本学研究センタ
    ーが開設される。発起人の一人、ビタウタスマグヌス大学のア
    リシャウカス教授によると、センターは大学の施設として設置、
    杉原氏関連の資料も展示する。教授は「杉原氏の人道的行為を
    通じ、国民の日本に関する知識を深めていきたい」と話してい
    る。
                                         毎日新聞、H12.04.21

■ ユダヤ人救出は日本の国策: ボストン大学レビン教授

     ボストン大学教授で、杉原千畝氏に関する研究書"In Search
    of Sugihara”(邦訳「千畝」、清水書院)を著したヒレル・レ
    ビン氏は、杉原氏の行為は個人的なものではなく、「陸軍省と
    外務省レベルの国策であった」との結論を出している。氏によ
    れば:
    
     杉原氏以外にも、ウィーン、ハンブルグ、ストックホルムな
    ど、欧州12カ所の日本領事館でユダヤ人避難民への数百件の
    ビザが発行されていることが分かっている。
    
     また日本での入獄管理者のチェックは大変寛大で、最終目的
    地のビザも、金もなく、途方に暮れていた難民達が、ごく普通
    の日本人によって、手厚く遇されたという記録も次第に明らか
    になっている。
    
     日本政府の対応は、国際社会へのPRを含んでいたとしても
    好意的に評価すべきだろう。
    
     私の著書「千畝」は、そう遠くない将来、ハリウッドで映画
    化されることになっている。この映画が公開されれば、世界中
    の人が「スギハラ」という日本人を知ることになる。世界中の
    人々が、彼の精神や行動を育んだ日本の風土と文化に強い関心
    を持つことになるだろう。そして、これまで以上に日本人に対
    してさらに深い尊敬の念を抱くだろうことを私は期待している。

    「『ユダヤ人救出作戦』こそ日本の誇り」、SAPIO、H12.03.08

■編集長・伊勢雅臣より■

     先人の遺業を顕彰することは、単なる自慢話ではありません。
    後に続くものとしての使命感、志を伸ばすことです。この視点
    が今の青少年教育に欠けていることではないでしょうか。
    
     また外国の偉人を学ぶことは、その偉人を生みだした文化を
    理解することでもあります。お互いにそのような異文化理解を
    図ることが、それぞれの自国の文化を豊かにすることにつなが
    ります。アリシャウカス教授や、レビン教授のコメントから、
    このことがよく分かるでしょう。したがって、我が国の生みだ
    した偉人を国際社会でPRすることには、大きな文化的価値が
    あると思います。

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創刊日:1999-03-10  
最終発行日:  
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