国際情勢

JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイル

政治・経済・外交・社会・文化などの分野において「元気な日本」を作るためのオピニオン誌です。

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JOG Wing No.036 by CLICK INCOME

2000/03/01


 _/          _/  _/                      特攻隊に喝采したフランス人
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 _/  _/  _/    _/  _/    _/  _/    _/      H12.03.01 3,028部
  _/  _/      _/  _/    _/    _/_/_/        JOG Wing No.0136
                                 _/     国際派日本人の情報ファイル
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                    「明日への選択」から

     テレビでもおなじみの学習院大学の篠沢秀夫教授が、文春新
    書から『愛国心の探求』という著書を出版した。異論のある部
    分もあるが、日本とフランスの比較を通じての愛国心の考察は
    興味深い。ここでは特攻隊に関する次のようなエピソードを紹
    介したい。
    
    「航空特攻については感銘深い思い出がある。一九六〇年〈昭
    和三十五〉のパリだ。学生街の映画館で一人、太平洋戦争のド
    キュメンタリー映画を見ていた。沖縄戦で、特攻隊突入のシー
    ンがあった。翼がバラバラになり、海に落ちて行く。対空砲火
    の曳光弾が全画面を覆う。火を噴いて宙返りになって海に突っ
    込む。初めて見るので息を呑んだ。そのとき低空で突っ込んだ
    一機が敵艦の腹に命中、猛烈に爆発した。その瞬間、驚いた。
    全館のフランス人がどっと拍手したのだ。思わず『メルシーI
    メルシー!』と呟いてしまった。…このパリの映画館での反応
    は、理屈で言えば、体当たりされた米国軍艦で死傷者が出るの
    だから『不謹慎だ』とも言えよう。しかし、突っ込んでも突っ
    込んでも落とされる、落とされても落とされても突っ込んで行
    く、という映像が続いたあとでの体当たり成功は、局外の外国
    人からも『悲願達成という感性で受け止められるとは、ありう
    ることだ」
    
     この特攻隊の挺身行為は、戦後の日本人には嘲笑の対象かも
    しれないが、健全な愛国心を持つフランス人には自ずから敬意
    を払うべきものと映ったのであろう。篠沢教授はこう付け加え
    ている。
    
     「今日やっとテレゼ番組などで特攻隊の問題が扱われるが、
     『被害者であった若者たち』として同情されるに止まる。特
     攻そのものを、隊員の心に戻り、そして今の我々の問題とし
     て、自分の言葉で考えることが、歴史観の根幹にかかわる重
     大事であろう。今も我々は、若くして死んだ特攻隊員の我々
     への愛の中で生きているのだ」と。

■編集長・伊勢雅臣■

     特攻とは、日本人だけのものではありません。最近の米映画
    では、「インデペンデンス・デイ」でも、「ディープ・インパ
    クト」でも、人類を救うために自らを犠牲にする人物がヒーロ
    ーとして描かれています。それは日本の武士道でも、ヨーロッ
    パの騎士道でも、またアメリカのフロンティア・スピリットで
    も、崇高な行為と見なされています。

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創刊日:1999-03-10  
最終発行日:  
発行周期:3回/週  
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