国際情勢

JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイル

政治・経済・外交・社会・文化などの分野において「元気な日本」を作るためのオピニオン誌です。

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JOG Wing No.0135 by CLICK INCOME

2000/02/28


 _/          _/  _/                      モンゴルに親日感情を
 _/          _/      _/_/_/      _/_/_/    植えた人
_/    _/    _/  _/  _/    _/  _/    _/    
 _/  _/  _/    _/  _/    _/  _/    _/      H12.02.28 3,028部
  _/  _/      _/  _/    _/    _/_/_/        JOG Wing No.0135
                                 _/     国際派日本人の情報ファイル
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    「モンゴルの人が一番頼りに思っているのが日本人です」

                      「明日への選択」から


    「日本はアジアの誇りであり、世界に対して大きな役割を果た
    しています。モンゴル国民に対する援助は世界一、モンゴルの
    人が一番頼りに思っているのが日本です」

      こんなふうに日本を評価するのは、司馬遼太郎の小説『草
     原の記』のモデルになったモンゴル人女性、パルダンギン・
     ツェべクマさん。ソ連の十月革命、日本の敗戦、中国の政治
     動乱からの脱出など、激動東アジアの歴史そのままに波乱万
     丈の人生を送ってきた。そんな彼女が「先生との出会いが、
     その後の私の生き方を方向づけ、また心の支えになりました。
     先生との出会いがなければ、私の人主は全く違ったものにな
     ったと思います」という一人の日本人がいる。戦前、満州の
     ハイラルでモンゴルの女子のために教鞭を執った高塚繁さん
     だ。高塚さんとはどんな人物だつたのか〈毎日新聞11月12
     日〉。

      ツェべクマさんはこう振り返る。「お行儀と勉強はとても
     厳しいものでした。特に日本語の敬語とアクセントをやかま
     しく注意されました…『です、ではぞんぎいです。ございま
     す、と言いなさい』と直されました。…『世の中で笑われな
     い人になりなさい』『勉強するのは日本のためでも、日本人
     になるためでもありません。モンゴルのために、あなたたち
     は勉強しているのです』というのが、先生の口癖でした。
     『小さいことの積み重ねが大切なのです。そして祖国の発展
     に尽くす人間になるように』とおっしゃいました」
     
     ツェべクマさんはその後、職に就き、高塚さんと別れたが、
    日本の敗戦後、高塚さんの消息を尋ね回って聞いたのはこんな
    話だった。
    
    「先生は『あなた方はモンゴル人ですから、ここに残りなさい。
    私は日本人ですから、日本軍について行きます』と言われ、生
    徒たちに指輪や時計、パッグなどを形見として分け与え、退却
    する日本軍と共にハイラルを去ったそうです。ずっと後になっ
    て、祖国に帰り着くことなく途中で悲惨な最後を遂げたことを
    知りました」。
    
     かくのごとき先人の献身が、今日の親日感惰を作っているこ
    とを忘れてはならない。 
    
■編集長・伊勢雅臣■

     本誌11年7月16日号(44号)でも、台湾で今も尊敬さ
    れている日本人教師を紹介しました。戦前、外地に出た教育者
    の中には、使命感に燃えた立派な人々がたくさんいたのですね。

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創刊日:1999-03-10  
最終発行日:  
発行周期:3回/週  
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