投資

西村信夫の「マネ−・ニュ−ス・コメント」

東京マーケットの頭脳集団が送る屈指のマネー・レポート「サイバノミクス・レポート」のダイジェスト版。株式・為替・金利など主要市場を立体的なアプローチで分析、高精度の相場見通しを提供します!


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西村信夫の「MNC」

2008/09/25

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■不気味な資源高騰/
   秩序の乱れ⇒市場は米ドル・米国債不安を感じ取る?
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米国当局のなりふり構わぬ対応のなかで、先週、金価格が1週間で100ドル
以上の急騰を見せ、原油価格も急反発した。

東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満さんは24日、次から次へと金融
支援を放つ中で、財政負担がどこまで拡大するのか、金融市場における
ルールがどこまで塗り替えられるのか、「市場は秩序の乱れによるドル
不安や米国債不安を感じ取るようになった可能性がある」との見通しを
示した――。

<金融危機対策=早くも合計200兆円近い財政資金を投入>


まず財政負担だが、今回提示した7000億ドルの不良債権買い取りは今年度
の軍事予算全体(5100億ドル)を大きく上回る。これ以外に当局は住宅ローン
債務者支援として最大 3000億ドルを用意し、GSE2社への支援に2000億
ドル、政府系住宅金融会社による住宅ローン担保証券購入に1440億ドル、
そしてAIGの公的管理に850億ドル、MMMF保護に500億ドル、ベアスター
ンズ買収に際し290 億ドルを用意した。

これらだけで、早くも200兆円近い額を投入したことになる。今後の不動産
価格の下げや景気の悪化次第では、更なる追加支援が必要になる可能性
もあり、財政赤字の急拡大、国債の増発で米国債に売り圧力がかかりか
ねない。実際、この1 週間で 米国債の利回りは急騰(相場は急落)した。


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■8月貿易黒字/先行きは貿易相手国の景気に見合った形で減速
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大和総研・経済金融調査部シニアエコノミストの熊谷亮丸さんは今朝、
発表された8月貿易統計について、「対米自動車輸出を中心に悪化」として
クイック・コメントした――。

ポイント!) ヘッドラインは市場予想通りだが内容はネガティヴ

8月の貿易収支は▲3240億円とコンセンサス(▲2900億円)に近い数字で
あったが、中身を見ると輸出金額は前年比+0.3%とコンセンサス(+2.3%)を
下回り、輸入も同+17.3%とコンセンサス(+21.5%)を下回った。内容として
ポジティブに評価できるものではない。ちなみに、8月の貿易収支が赤字に
転落するのは1982年以来である。


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■セイラ・ペイリン副大統領候補の過去
 【Washington Political Report】(有料)特約 (September 13 - 19, 2008) 
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 ワシントンポストとニューヨークタイムズはたまたま同じ14日(日)に共和党
副大統領候補となったセイラ・ペイリンのアラスカ州知事、ワシラ市長としての
仕事に関する長文の取材記事を載せました。ワシントンポストの記事は人口
5500人(ペイリン市長当時)のワシラ市の1996年から2002年までの市長
としての仕事のやり方や人間関係に焦点を当てたもの、ニューヨークタイムズ
の記事は、主にアラスカ州知事としての仕事に焦点を当てたものでした。

 これらを読んでわかるのは、この女性政治家がアメリカ本土の都市部とは
全く別世界の人であること、人口が少なくエネルギー、水産を除いてほとんど
産業がなく人々の生活ぶりも関心も人間関係も全く異なる地で10年足らずの
間にあっという間に州政府のトップに立った、明らかに人並みはずれた政治
的野心に燃えた女性であったこと、ワシラ市でもアラスカ州でも自分に忠誠
でない人はすべて首にすることをいとわず、他方、自分が側近や高官として
雇うのは、小学校時代からよく知っているクラスメートや友人ばかりで広く人
材を求めるような努力は一切した様子がないこと、仕事のやり方は専制的、
独裁的ですべて自分の思ったようにしかやらず他の人の意見を聴く耳をほと
んど持っていないらしいこと、しかしこの綺麗で闊達で改革意欲の旺盛な女性
を慕う人は非常に多いこと、そういうセイラ・ペイリンの世界は如何にも狭く、
アラスカ以外の米国本土の出来事、海外の出来事などには関心も及ばず、
ましてや外交・軍事政策などは彼女とは全く無縁の世界のことであること、
現在ウオールストリートで起こっている金融危機などは、彼女には理解しよう
にもとても理解できるはずがないこと、などでした。

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■中国経済ウォッチ/
 米中対話の素地をもとに実現「2つの米中連携プレー」
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大和総研・投資戦略部の肖敏捷さんは、ポールソン米財務長官が中心とな
って創設した「米中戦略経済対話の成果」として、中国経済の行方について
次のように語った――。

<ポールソン財務長官=就任前の訪中回数が70回を超える“中国通”>

06年7月、ヘンリー・ポールソン氏が財務長官に就任した際、この50年ある
いは100年に1度(グリーンスパン氏)ともいわれる金融危機の処理に追わ
れることになるとは予想できなかっただろう。サブプライムローン問題の処理
手法に対する評価は後世に任せるが、米中間の経済連携強化への貢献と
いう点からみると、就任前の訪中回数が70回を超え、在任中に「米中戦略
経済対話」を創設したポールソン氏の実績を疑う余地はない。

06年12月に初の「米中戦略経済対話」が北京で開催され、両国の主要閣僚
が顔を揃えた。 その後も回を重ねるごとに人民元問題、貿易不均衡の是正
からエネルギー・環境、知的所有権など、議題は広範囲なものとなりつつある。
次の2つの事例は、このスキームを通じて築いてきた対話の素地があったか
らこそ、実現できた米中の連携プレーではないかと考えられる。


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■今日の株価予想/
 12000円挟むもみ合いか、メガバンクに利益確定売り 
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T&Cフィナンシャルリサーチ(代表取締役・吉田恒氏/T&C FINANCIAL
RESEARCH,INC.)は今朝、今日の株式相場の見通しについて、次のように
予想した――。

昨晩の米国市場で金融株が下落していることから、東京市場も金融株中心
にやや売り優勢のスタートとなりそうだ。逆に昨日利益確定売りに押された
主力の国際優良株を中心に押し目買いが期待でき、相場全体としては
12000円を挟んだもみ合いの展開か。

今日は受け渡しベースの下期入りで3、9月期決算銘柄の権利落ち日となる。
日経平均で約85円の配当落ち分を埋め戻すような形となれば、18日の安値
以降のリバウンド継続への期待が強まってくることが予想される。テクニカル
面では昨日同様、日経平均で5日移動平均線をサポートに底堅い動きとなる
かどうかが注目される。

24日NY株式市場ではダウ平均は3日続落、NASDAQは小幅反発となった。
ウォーレン・バフェット氏の投資会社によるゴールドマン・サックスの優先株引
き受けなど、米金融機関の資本増強の動きを好感される場面があったが、
米政府と議会の調整が長引くとの懸念が強まった。発表された8月の中古
住宅販売件数が市場予想を下回ったことも指数の足を引っ張った。 
業種ではテクノロジーや通信が上昇。金融は1.4%下落した。CME225先物は
昨日の大証日中終値と比べ110円安い12010円で終了した。

テクニカル分析

24日の東京市場は小幅続伸。米金融大手への出資でメガバンクや野村が商
いを伴って上昇し相場を牽引。一方で、国際優良株や資源関連株は利益確定
売りに押された。日経平均は売り優勢のスタートとなったが、22日に形成した
マド埋め後は上に切り返す展開となった。上昇転換した5日移動平均線レベル
が下値サポートとなり、下ヒゲの長い高値引けの陽線を形成。18日安値を起
点としたリバウンド相場継続の動きと判断することが出来よう。

今日は日足均衡表では転換線の下落が続くことに加えて、基準線が昨日まで
の12285円から12190円に下落する見込みとなる。短期的な上値のメドとしては、
月足の雲下限レベルとなる12600円前後や心理的節目の13000円前後。
一方、下値メドは日足均衡表の転換線11789円(25日見込み値)や11500円前
後が考えられる。

トレーダーズ・ウエブ: http://www.traders.co.jp/


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■東証IPO銘柄: (株)リニカル (2183)
   http://www.tse.or.jp/listing/new/200810/10lini.html
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当社は、製薬会社の医薬品開発における治験の一部を受託する医薬品開
発業務受託機関(CRO)を営んでおります。当社では、CROとしての企業
価値を高めるため、事業の選択と集中を推し進めることが重要であると考え
ており、医薬品開発の中でも難易度・重要度の高いフェーズ2及びフェーズ3
におけるモニタリング業務とそれに付随する品質管理業務及びコンサルテ
ィング業務に特化することにより、既存のCROを脱却し、100%受託型の
「CDO(Contract Development Organization)」を目指しております。

会社ホームページ: http://www.linical.co.jp/

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■FX投資戦略/今のような膠着相場で出陣すると「道に迷う」
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AIAの堀内昭利社長は今朝、為替相場について概ね次のようにコメントした。

明け方になるとNYはガチャガチャやりたがるが、大勢に影響なしの一人踊り。
市場は疲れているようだ。市場がチンタラしている時は、こちらもチンタラして
いないとならない。こういう膠着相場で出陣するということは、道に迷うという
ことである。それにしてもアメリカの政策当局者たちには猛反省を望みたい。
謝罪要求。散々、「日本のようなザマにはならねえ」と大言壮語だったではな
いか? 謝罪しなければ空母、横須賀寄港反対。あれ、関係ないか。
(9月24日夜中)


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■ドル円投資戦術/値動き荒いなか、105-107円程度のレンジディールか
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マットキャピタルマネジメント代表取締役CEOの今井雅人さんは24日、最近の
FX相場では「方向感が出てきません」として次のように語った――。

値動きは荒いですが、レンジ相場が続くでしょう。ドル円でいえば狭い場合は
105-107円、広めにみれば104-108円あたりを想定して、レンジディールを
やっていくのがよさそうです。ただ、いつも申し上げていますように、値動きが
荒くなっていますので取引の際は十分注意してください。

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■今日の債券相場/大時化のなかの10年利回り安定=下期の縮図
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日興シティグル−プ証券会社・金融商品本部チ−フストラテジストの佐野一彦
さんは今朝、債券相場(長期金利)予想について、概ね次のようにコメントした。

<本日の想定レンジとコメント>
 …もみ合い。「下期は利回り低位安定」がコンセンサスか

決済に伴うロング・ショートや資金調達の問題などを除くと、米国の金融不安
が大きく揺れ動いても、日本国債、特に10 年国債利回りは安定していた。
他市場が荒れる中、上期末を控えていることもあるが、これが下期の縮図と
言えるかもしれない。すなわち、「景気後退期であり、利回りは基本的に上が
らない。米国金融不安も懸念が強まれば、政府が対応して、一旦、不安は収
束する。しかし、我が国の経験から言っても、金融機関のB/S 調整には時間
がかかる(もちろん、我が国よりは短いだろうが)。したがって、当面、利回りは
低位安定」と見る参加者が多いのだろう。

本日も相場もみ合いと予想する。2年債入札は正に、「テールが流れる可能性
はあるが、割安さや絶対水準妙味から無難」と見る。なお、麻生内閣の顔ぶれ
や野田審議委員の講演(10 時30 分、会見は14 時)などへの反応はないだろう。
(AM6:47、佐野さん)

本日の筆者の想定レンジ(長国先物12月限) : 136円78銭〜137円26銭

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■麻生新政権と金利/サミットが開催された年の政局は大変動する!?
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三菱UFJ 証券・デットリサーチ部チ−フ債券ストラテジストの石井純さんは
今朝、長期金利(債券相場)見通しについて、概ね次のようにコメントした。

<予想レンジ>
・  長期金利(#296) 1.470%〜1.495%
・ 債券先物(12月限) 136.75円〜137.25円

<シナリオ+麻生新政権>

長期金利は手掛かり材料を欠いてもみ合い継続。
なお、石井さんは昨日発足した麻生新政権が待ち受ける「3つの敵」に打ち克
つ必要があると言う。第1の敵は、もちろん小沢一郎民主党代表である。
「太郎vs.一郎」ガチンコ対決は、僅差の激戦が必至の情勢と見ている。
第2は、自らの、そして一部閣僚の“失言癖”である。そして第3に、サミット年の
政治的ジンクスだ。これに関して、次のようにコメントしている。「日本でサミット
が開催された年の政局は大変動するという。実際、過去4度とも総選挙が行わ
れ、自民党が過半数を制することができたのは1986年の中曽根康弘首相
<当時>による『寝た振り解散』の1回だけ。これは小沢一郎氏よりはるかに
手強い難敵と言えそうだ。」


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■米欧商品市況/貴金属=反発:特に銀は投機筋の押し目買いで急反発
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投資情報会社オーバルネクスト(社長・坂元修二氏)発行のメルマガ『朝らく!
最速コモディティ情報』(本日号)に掲載された24日の海外商品市況は次のよ
うになった――。

【貴金属=反発、金融不安絡みの買いが上回る】

ニューヨーク金は反発。前日の安値を割ったが、ドル安や原油高でプラスに
切り返した。ドル反発や株価の戻りで転落したが、金融不安絡みの買いで
プラスに浮上した。

ニューヨーク銀は急反発。ドル安・原油高で値を飛ばしたあと、前日の高値に
とどかず反落したが、金の反発をはやして投機筋の押し目買いが入り、地合
いを切り返した。

ニューヨーク・プラチナは反発。株価指数先物の上昇で前日の安値を割った
あと、ドル安や原油高で切り返したが、ドルの反発やFRB議長の議会証言
から上げ幅を縮小。

ニューヨーク・パラジウムは反発。ドル安・原油高で切り返したあと、ドル反発
や原油の急反落、プラチナの押しで値を消したが、金反発をはやしてプラスに
切り返した。

【穀物=大豆は期近が変わらず、コーンは続伸】

シカゴ大豆は期近が変わらず。11月限は、ドル安や原油高をはやして12ドル
を突破したが、ドル反発や原油の反落、FRB議長の景気減速見通しや、早霜
懸念の後退も圧迫要因。ただ、需給ひっ迫や金融市場が不安定なことから、
押し目買いで回復した。

シカゴ・コーンは続伸。12月限は、ドル安や原油高をはやし、7営業日ぶりの
高値に値を飛ばしたあと、ドル反発や原油の急反落を嫌気してマイナスに転落
したが、単収に対する不透明感やテクニカルな押し目買いでプラスサイドに切
り返した。


情報提供:株式会社オーバルネクスト: http://www.ovalnext.co.jp/
メールマガジン登録:http://www.mag2.com/m/0000049479.html


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